8月11日 国際文化観光・学研都市推進対策特別委員会

国際文化観光・学研都市推進対策特別委員会記録
開催日時  平成18年8月11日(金) 13時03分~14時16分
開催場所  第1委員会室
出席議員  9名 
         岩田 国夫 委員長
         吉田 勝亮 副委員長
         井岡 正徳 委員
         森山 賀文 委員
         田中美智子 委員
         粒谷 友示 委員
         高柳 忠夫 委員
         服部 恵竜 委員
         中村  昭  委員
欠席議員  なし
出席理事者  谷川奈良県理事兼平城遷都1300年記念事業推進局長
         中野企画部長兼観光交流局長 ほか、関係職員
傍 聴 者 なし
議  事
(1) 平成18年度主要施策の概要について
     谷川奈良県理事兼平城遷都1300年記念事業推進局長、
     中野企画部長兼観光交流局長、西谷風致保全課長、小島商工労働部次長、
     仲谷土木部次長、影山文化財保存課長、西井交通部長から説明。
(2)その他

<質疑応答>

○岩田委員長 ただいまの説明、またはその他の事項も含めまして、質疑があればご発言をお願いします。

○田中委員 共産党の田中です。時間も余りありませんので、きょうは3点について質問させていただきたいと思うんですが、一つは、高の原駅前の良好な生活環境の保全、これをどうするのかということで質問させていただきます。
 この問題につきましては、高の原駅前に超大型のショッピングセンターができると、間もなく着工をしていくというような段取りになっておりまして、このまま3月にオープンというようなことになりますと、地域の皆さんの不安に思っていらっしゃること、懸念していらっしゃることが解決されないままということになりますので、環境を随分壊していくことになるんじゃないかと、大変心配しております。その点につきまして、県としては責任ある対応をしていただきたいということで質問させていただきたいと思います。
 御存知のように、このショッピングセンターの問題につきましては、関西文化学術研究都市センター株式会社、いわゆる奈良県も出資しているものですけれども、そこが計画をしておりまして、建物を建てて、イオンに経営を任せてその賃貸料というような形で進めていくということです。
 このショッピングセンターの問題につきましては、届出た後、京都側から京都府知事の意見ということで、かなり具体的にこの計画を住民の心配の声、これをしっかり受けとめて解決できるように見直すということを求めて意見を出しています。この意見が出されたにもかかわらず、今、関西文化学術研究都市センター株式会社とイオン側から出されている回答案というものは極めて不十分なものになっています。例えば、住宅内に大量に車が進入して交通渋滞、環境悪化ということになるんじゃないかという心配については、標識などをちゃんと掲げたりするので大丈夫だなどというものでして、これではとても心配が解決するということにはなりませんので、その点について、ぜひ、こういったことも含めまして地元の皆さんの心配に、現時点では応える内容になっていないということを、まず知っていただきたいと思うんですね。
 それで、この7月に高の原ショッピングセンター奈良地区協議会、右京連合自治会、神功連合自治会、朱雀連合自治会、左京連合自治会、つまり奈良側の平城ニュータウンのすべての自治連合会が一致して高の原駅前の良好な生活環境の保持を求める要請書というものを学研センターとイオンに出すべく、署名を皆さんで取ろうということで地域で回っています。
その内容というのは、一つは地元住民の意見に基づいて出された京都府知事意見を無視しないこと。それから2つ目に、交通渋滞、生活道路への車の進入が決して起こらない施設であること。3つ目、自家用車の増加に伴って現在より騒音が増加しない施設であること。今の、2つと3つ目の実現が難しい場合は、確保できる駐車場に見合う規模に店舗を縮小すること。4つは、深夜営業による公害の発生や青少年健全育成に対する悪影響を排除するため、すべての営業時間を遅くとも午後10時に終了すること。こういう要請書を出すべく、今、署名活動をされているんですね。
そもそもこの、こうした皆さんの光公害とか交通公害とか青少年の健全育成に悪影響を及ぼすんではないかというようなさまざまな問題点が出てきた根本的な要因というのは、京都府知事意見にもあるんですけれども、自家用車による多数の来店と、深夜における来店を想定した郊外型大規模店舗運営の考え方を、そのまま平静なニュータウンである当地域に持ち込んだことにあるということなんですね。
ですので、そもそもそういう問題点を行政もかかわって住民に及ぼしてるわけですので、これをきちっと解決して学研都市の良好な住宅地として位置づけられているところでもあるわけですから、より良好になっていくのではなくて、悪影響を及ぼすようなことが決してあってはならないと思います。
その点、前回質問させていただいた以後、この住民の心配や懸念の解決のために、県としてどんな努力をなさったのか、今、どういう取り組みで改善を図ろうとしているのか、この住民の皆さんの意向も含めて、運動も含めてどう思っていらっしゃって、どうしようとしているのか伺っておきたいと思います。
それから、2点目なんですけれども、平城遷都1300年記念事業にかかわって質問させていただきます。
3点目は、京奈和自動車道大和北道路建設問題についてです。この2つにかかわって、とりわけきょうは時間の関係で世界遺産、これをどう保全していくのかということで、県の姿勢を問いたいと思うんですね。
1点目なんですが、実は1300年記念事業につきまして、私たち日本共産党は、これまで何度か県の方に見直し、中止などの要請を見解を示しながらしてきたところです。平城宮跡で、そこをメーン会場にして500万人も人を呼び込んで、パビリオンを幾つも建てていくというようなことは、世界遺産を壊しかねないということがある。そういうことを、そもそも考えていくということ自身に問題があるんではないかということを指摘もさせていただきました。
しかも、350億円という巨額な費用をかけるということでございますし、周りの交通環境などを見ましても、これを実行できるという見通しも今の時点では立たないし、そういうようなことの中でこれを一路推進ということは、問題なんじゃないかということですね。
きょうは、とりわけ文化庁にせんだって私ら日本共産党県議団が行って参りまして懇談してきました。そこで、文化庁は事業協会の実施基本計画に基づいて、平城宮跡でパビリオンをこのように建てていいとか、あるいは平城宮跡の大極殿をどう活用するかということ、あるいは新駅をつくっていくというようなことで、一つも具体的に合意がされているものはないということでございます。
それと、この世界遺産のところで行事を行ったり、それをさわるということは、世界遺産委員会に申請することが必要なわけですが、せんだって、高速道路から平城宮跡を守る会の人たちを中心に我が党の山村幸穂議員も参加したんですが、世界遺産委員会が開かれた折に、オブザーバー参加をさせていただいてきました。そしてそのときに、世界遺産センターアジア太平洋部部長のジョバンニ・オカルディー氏と会談をさせていただいたんです。そのときに、この方は日本政府から申請が出ていないということでございますから、申請が出ていないということは、まだ全く協議がこの事業を進めていくということで具体的に整って、文化庁として何か具体化のために決断したのではないということを示していると思うんですね。
それなのに、先ほどからご説明がありましたように、経済界であるとか、あるいは行政であるとか、関係者の皆さんにどんどん平城宮跡をメーン会場としてもうやることが決まっているかのように、どんどん説明をしておりますね。これは、私は大変問題だと思うんです。その点につきましては、やはり一路推進ということではなしに、別の会場ということも視野に入れて検討を進めるべきだと思います。
私たちは、平城宮跡はこのように半年間もパビリオンを建てて使うべきではないという立場ですけれども、その点ではほかの会場、この平城宮跡をメーン会場にして半年間いろいろやるということは、世界から見ても認めるということにはならない可能性が私は大だと思うんですが、そうなった場合はどうなさろうとしているのか、そういうことも視野に入れて検討なさっているのか、どうもそのようには思えないんですけれども、その点についてお伺いしたいと思います。
それから、これから復元される大極殿を使って何かしようというお考えがありますか、何か検討をしていらっしゃいますか。それもあわせてお伺いしておきたいと思います。
それから、京奈和自動車道大和北道路建設問題についてですが、先ほどお話しいたしました世界遺産委員会に関係者の皆さん、つまり世界遺産を守りたいという立場で参加した、先ほどご紹介した皆さんたちが行って、いろいろ要請を、世界遺産を守るという立場で、世界遺産委員会にいろいろ要請を行ってきたんですけれども、その世界遺産委員会が今回7項目の日本政府に対する決議を挙げられました。これは重大な決議だと思うんですが、7項目ですが、1から4は、これは加盟国へのあいさつですから、これは置いておくとして、5から7について、その内容についてご説明いただきたいことと、それに対する県の見解、これを伺っておきたいと思います。
以上です。

○福谷学研・大学連携室長  田中委員のご質問に回答させていただきたいと思います。
 高の原駅前で出店計画をしておりますイオンに関する件で、地元自治会の方からイオン並びにその事業主体である関西文化学術研究都市センター株式会社に対するいろいろ要望が出されている中で、6月議会におきましても、当委員会におきましても、ご質問をいただきまして、それに対する回答といたしまして、誠意をもって対応するように申し入れますというお答えをさせていただきました。その後の対応状況はどうなっているかというご質問と理解をしております。確か6月16日だったと思いますけれども、その翌日6月17日に地元説明会が開催されたという報告を受けております。その中で、委員ご指摘のように、大規模小売店舗立地法に基づく京都府知事の意見書で指摘された内容、具体的に言いますと、交通安全、夜間における騒音、光公害対策など5点ほどが意見として出されておるわけですけれども、それの指摘された内容を誠実に履行することということ。それとあと、住民との合意が成立するまでは、工事に着工しないこと等、2点の申し入れがなされておるということは、我々としても報告を受けておるところでございます。
 それにかかる対応ということになるんですけれども、基本的に関西文化学術研究都市センター株式会社といたしましては、京都府の府知事からの意見書の方にも周辺住民にも十分理解されるような対応案が示されることが必要であるという意見が付されておりまして、それに対応すべく、それ以降も説明会等開催したというふうなことは聞いておるんですが、いずれにいたしましても、関西文化学術研究都市センター株式会社としては、言葉としては簡単かもわかりませんけれども、誠意をもって対応するという答えを県に対してもいただいておるところでございます。
我々といたしましても引き続きその部分につきましては、非常に大きな問題であるという認識のもとに、再度地元対策、地元住民の皆さん方との協議については十分、協議を行った上で意見書の回答をつくるように、加えてセンターといたしましても、京都府からの意見に対する回答については、事前にお示しをすると、協議会の方にもお示しをするということも聞いておりますので、その中で円滑な議論が図られるように期待をするところでありますし、加えて引き続きその対応方、十分留意するように申し入れを行っていきたいと考えております。
 以上でございます。

○廣野平城遷都1300年記念事業推進局次長 田中委員のご質問にお答えします。
 私ども、前からご説明申し上げておりますように、ことしの2月に実施基本計画を策定いたしました。実施基本計画は、私どもの協会の行動指針ということで策定いたしております。そういう中で、先ほどおっしゃいましたように5月から6月にかけまして記念事業説明会を開催させていただいております。その説明会におきましては、平城遷都1300年記念事業の意義や趣旨を広く理解していただくという広報活動ということで、私どもとしては実施させていただいているところでございます。
 私どもは、今、実施基本計画の実現に向けまして、いろいろと検討している状況でございます。
 以上でございます。

○福嶋平城遷都1300年記念事業推進局施設課長 先ほどの田中委員の世界遺産委員会に報告がない段階で、この記念事業の計画を進めるのはおかしいではないか、問題ではないかということに対してお答えさせていただきたいと思います。
 世界遺産平城宮跡は、国内法である文化財保護法等により守られております。現在、その使用について主務官庁である文化庁と継続的に協議を進めているところでございます。
 平城宮跡を使用するに当たっては、遺跡の保存が大前提と考えておりまして、万全を尽くす所存でございますが、世界遺産委員会の報告については、世界遺産条約の関係なので、日本国政府において判断がなされると理解しております。
 もう1点、大極殿の活用についてでございます。ご承知のとおり、現在、文化庁において2010年までの完成に向けて、大極殿の復原整備がなされております。私どもとしては、2010年には、大極殿の完成の姿を広く国民に披露したいと考えております。
 大極殿の具体的な活用方法については、現在、文化庁とも協議しておるところでございます。
 以上でございます。

○東川道路建設課長 世界遺産委員会における大和北道路の関係のご質問でございますが、第30回の世界遺産委員会がリトアニアで開かれて審査がされたと、古都奈良の文化財について審査がされたと聞いております。
 世界遺産委員会の関係については、対応は国で行っているところでございますけれども、国の方からは、その委員会の中で交通渋滞の解消について大和北道路が果たす役割を明確にしたことや、地下水に対するトンネル建設の影響を分析したことなどについて、日本国政府の努力を評価していただいたと聞いております。
 また、委員ご指摘のように、7月に委員会で決議がされたということで聞いてもおりまして、その決議の内容につきまして現在、国の方で十分に吟味しているところだと県の方は聞いております。

○田中委員 時間がありませんので、もうすぐ終わりますね。
 ただいまの問題からしたいと思うんですけれども、また次回に再度質問することにしまして、5、6、7決議の3点について、お示しいただきたいと申し上げました。お示ししていただけませんでしたので、5は、締約国に対し、高速道路建設計画についての環境影響評価の取りまとめを独立したコンサルタントに委託することを検討するよう促す。
6は、最も有力視されているルートが、奈良の世界遺産への影響を最も少なくできることを証明するため、環境影響評価において、費用便益分析のみならず、高速道路の代替ルートの検討を含むことを確保するよう締約国に対し要請する。
7、2007年の第31回の委員会による審査のために、遅くとも2007年2月1日までに、環境影響評価の結果とその作成のためにとられたプロセスを記述した報告書を、世界遺産センターに提出することを要請する。
この報告書は、環境影響評価の手続が完了次第提出されるべきであり、いかなる場合においても高速道路の建設計画において、翻すことが困難になる決定がとられる前に提出されるべきであるというのが、これは国土交通省近畿地方整備局の仮訳によるものですけれども、これは私たちが指摘してきたことを、世界遺産委員会も考えておられるということだと思います。
先ほど、紹介してくださいと申し上げましたのに、言っていただけなくて残念なんですけれども、国のことということではなくて、世界遺産を守るという責任は奈良県側にもあるわけですので、その点ではちゃんと対応していただきたいと思います。
それから、文化庁に行きましたときには、大極殿そのものの使用ということは、協会としての使用と、事業に使うということは認められないと聞いておりますので、ご承知だと思いますが、いろいろ無理難題を申し上げて、そして何が何でもここでやるのだなどということは、世界遺産を扱うという姿勢、これが私は問題だと思います。世界遺産を本当に保全して大切に扱うと、世界からも批判されるようなことが決してないような対応を求めて、きょうは終わっておきたいと思います。

○岩田委員長 よろしいですか。

○田中委員 時間がない。

○岩田委員長 いやいや、そんなん別に構いません。

○田中委員 そしたら、一つはこの1300年の事業のことですけれども、大極殿の問題については、どのような協議を行っていらっしゃいますか。
 それから、もう1点、高の原駅前の大型ショッピングセンターのことについては、住民の立場に立ってということでございますが、私は、やはり行政ですからね、経営、経済界の方のことを優先するのか、それとも住民本位なのかという点では、やはり住民本位の生活環境をよくしていくという立場で、しっかり対応していただきたいということを改めて求めておきたいと思います。

○一柳平城遷都1300年記念事業推進局次長 大極殿そのものの活用につきましてのご質問でございます。
 大極殿及びまたその院地区ですよね。そういうところを広く平城京の中心的な建物が2010年に向けて、文化庁の方でも完成する予定であるという計画でございます。その完成の姿を見せていくということにつきましては、文化庁もやはり国費を使って完成したものであると、朱雀門、東院庭園も同じ事業でやってまいりましたので、それを占有的にある特定のものだけに見せるということはまかりならんとおっしゃっております。
ですから、大極殿を広く公開していきたいと、見ていただきたいと、その建物自身に価値があるとおっしゃっております。その活用というところまではまだ及んでないということはおっしゃっていますけれども、その前庭を活用して、それを背景といたしまして、そこを歴史文化の発表の場所にさせていただきたいというところをお願いをしております。
 以上でございます。

○田中委員  以前、確か大極殿の、復原された大極殿でいろいろ会議的なものをすることも検討してるかのように伺ったことがありますのでね、そういうことはあり得ないということでございました。
 それから、平城宮跡をメーン会場にするということだけを検討するのではない1300年記念事業のあり方というのを全く考えておられませんか。私は、検討していく必要がると思うんですが、その点はいかがですか。

○一柳平城遷都1300年記念事業推進局次長 以前からお答えしておりますように、象徴的な場所が、やはり平城宮跡であるということは、この平城遷都1300年記念事業の主な目標というんですか、目的でございまして、その場所でやるということが意味があるんではないかと、そこだけで完結するとは考えておりませんが、その場所につきましては、やはり文化庁のご理解もいただいております。認識もいただいておりますので、使うことについてはやぶさかではないということのご返事は、基本的にはいただいていると思っております。

○田中委員  まだ、私たちの疑問に思っていること、心配なことについて払拭されたわけでは全くなく、本当に平城宮跡をあくまでもそこでやろうとしているということに、かたくなになっておられて、本当に世界遺産を守るということを最優先するということになっているのかなということでは、やはり姿勢としては残念な思いでございますが、また引き続き次回、質問させていただきます。

○高柳委員 久しぶりです。相変わらず田中さんも同じ質問をやっておりまして、1年間ごぶさたで、私も同じことを言おうかなと思ってるんですけども、その前に、バッジとかね名刺入れに、こういうふうなんがありますね。これは、「ストップ1300年」と、すごい口コミで広まってますしね、ああそやなって私も思ってるんですよ。ほんまに、今の段階でイベント型のものは、そういう時期なんかなというのを正直思ってます。「ストップ1300年」っておもしろいなという乗りで、そういう私の気持ちを積極的に変えてくれるような、またかかわりしていただいたらなということを、ちょっと入れていただこうと思っております。
滋賀県の方も新幹線の駅をとめましたということでニュースになってました。生駒市の方もその先に、学研都市の第2工区は要りませんと言うて、知事に1回だけあいさつに来て、後なしやと言うて、粒谷委員が6月定例会の一般質問のときに知事が答弁した以降、何か動いてますか。粒谷委員もあの時、ええ質問やったんですよ。すごく知事の本音を引き出して、ああおもしろい質問やなと僕思ってまして、なるほどそうなんですよね。私は、そんな公約で通ったからストップすると言うだけでは済まないと思うんですよ。それは知事の言うてるとおりやけども、それを言う知事は、そんなら何をしてるねんと。国家プロジェクトやと、それに乗っかってる県やでというだけでは、何もならへんと一貫して私は言うてきたし、その突っ込みも含めて、また粒谷委員と含めてやっていきたいなと思ってるんですけども。
 そこでね、やはり県は進めるやったら進めるで、具体的な課題、サードステージでどういう課題が今出てきてるんか。例えば、生産ラインを伴う研究施設に入ってくるとかね、そしたら、今ある研究施設のところは、もうサードステージにそういうこと言うたってことは、もう第一工区で研究施設がもう入ってるんですよね。そこに生産ラインを伴う研究施設の誘致をしているのかどうなのか、というのがすごく疑問になるんです。それ、質問なんですよ。
 もう一つは、私、今、アスベストの問題、非常に興味ありましてというより、それこそそれが、県のやるべき仕事やと思ってかかわってます。やはり一番身近な市町村とか県が、公害の問題に関して寄り添わんで、何でやと思ってますのでね。そのときに、県がアスベストの問題でやりきれない、1年間かかってもほとんど何もできていない状況が、先端科学の場合で、片仮名の公害の問題に関して一つもまた対応できないのとちがうのかと。国家プロジェクトだというて、研究型の工場進出型の施設を誘致するんや、第三ステージやと言うてるんやったら、せめてガイドラインを県がつくるとか、条例をつくるとかというところまで入れへんのかなと思ったりしてるんですよ。その辺のところを、ほんまに1年たっても同じことばっかり言うてるんで、恥ずかしいんですけども、ちょっとその辺のところウォーミングアップということで、一遍言ってもらったら、もうそれで質問ありませんから、再質問。これで終わりますけども、答えてください。
 以上です。だれでもいいですよ。

○中野企画部長兼観光交流局長 高山第二工区の関係でございますけども、6月議会の際に、粒谷委員からご質問いただきました。
 ちょっと我々と認識が違うのは、確かに現市長は、高山第二工区反対とおっしゃって、それを公約に掲げて当選されたということも事実でございます。それから、当選された後に県庁に来られまして、白紙撤回というお話でございました。
 ただ、やっぱり過去にさかのぼると、平成5年からいろいろ市も県も国へ要望してやってきた経緯がございます。平成6年に都市再生機構も含めて協定を結んで進めてきたということでございます。
 ただ、その間に、都市計画決定の変更なり、用地買収がどんどん進んでおると。やっぱりマニフェストに掲げて別のことの思いの分もおっしゃっておられたんですね。そしたら、公の市長として、当然、そのことを進めていくべき責任もあるんではないかと、私はかように思っています。
 ただ、その後、進んでないのも事実でございます。ただ、一方でサードステージプランを受けて国の基本方針の見直しでありますとか、都市再生機構につきましては、事業認可を受けるための手続を今、年々進めておるというところでございます。
 以上でございます。

○岩田委員長 よろしいか。

○高柳委員 もっと具体的なところで質問しているでしょう。そういうガイドラインとかつくるかどうかと。

○中野企画部長兼観光交流局長 ガイドラインと言いますと。

○高柳委員 再質問します。そういう答え返ってくるやろなと思って、そうなんですけども、やはり市も市の立場で動いてますしね、県も県で動いてるんですよ。両者が全く違う立場で動いてたときに、何事も一番そのはざまで偉い目に遭うのは県民やと、どっちが悪いというのは、また選挙して決めましょうかという話じゃないと思うんでね。だから、首長は首長のあの若さで、歩いたら前の人がよけてくれるという思いで、動いてるかもわからんけども、そういうのは一つの手法なんですよね。
 また、県は県で、そういう首長に対するかかわり方というのも、こんなかかわり方して、具体的な数字を県民に知らせながら、「市長さんあんた考え方違うんやで」と、「ここやで」ということを言わなんだら、今までの三者で合意して国に陳情してたというのは、かつての話ですわ。これだけ膨大な赤字をという話が、ほんまやったら市長さんの方に、市民は、県民は向くと思うんですよね。その辺のところの、もう、自分の立場に、穴に入って発言するのはやめて、もっと踏み込んだ話をするためには、やっぱり数字、情報、県は具体的な数字をもって、僕らにもきちっと説明して、ほんまに国家プロジェクトとして必要あったら必要やということを、言うてもらわんと、今までの説明というんか、今までの国の進めてきた流れやからそのまま進めまっせという話は、多分、県民も市民も要らんと思いますよ。やっぱり若いエネルギーの方の言い方の方が、せやせやと言うかもわからへん。せやけど、それだけでは、粗削りで非常に問題だと私も思ってますんでね。
 もう一つは、国に三者が要求してたのはいいです。そやけども、第一工区で生産を伴う研究施設の誘致に、もう具体的に入ってるのかどうなのか。第三ステージで、もうそういう論議が進んで答申ももらって、転がってるわけでしょう。それで、第一工区のところでも空き家がいっぱいあります。そしたら、そこの募集かけてるのは、生産ラインを伴う研究施設いいですよと、今まで研究だけやったら、もう逃げられたわけですやんか。キャノンはどっか行ってしまったわけです。だから、生産ラインを伴う先端科学の企業が入ってきたと、入ってきてほしいということ言うてるんかどうなんか。そしたら、それで片仮名の先端科学の、例えば、バイオとかそういう少数の、漏れたらすごい公害になるようなことに関して、県独自の公害防止の条例をつくることを、やはりそういうのをするんやったらつくらなあかんの違うかと言ってるんですよ。
 大阪府でも、京都府でも、兵庫県でも、滋賀県でもつくってるん違いますの。近畿では。ないのはどこの県だけですの。そういう先端科学の条例なりガイドラインがないのは。そやけど、口だけは先端科学を誘致するというのは、こすいと僕ら思いますよ。やはり、それだけの努力をして、先端科学の企業を呼ぶんやったら呼ぶだけの準備したらんと、企業の責任で解決して入ってきなさい、公害起こしたら企業の責任で、責任取りなさいという話と同じです。そういうのを整えてはじめて先端科学の誘致の話になるのと違いますの。今の、一次の開発してるところに、空いてますやんか。生産ラインを伴う研究施設を誘致しようとしてるのか。いやいや、もう一番最初の話の通りやな、研究施設だけを誘致しようとしてるんかというのと、どっちだと聞いてるんです。

○中野企画部長兼観光交流局長 まず、第1点目でございますけども、具体的な国といいますか、事業主体であります都市再生機構、県、市の役割分担については、細部にわたっての役割は決まっているわけではございません。ただ、いつ決まるのかという話につきましては、都市再生機構が都市区画整備事業の事業認可を受ける際に、最終的な詰めを行うというのが基本でございますから、その辺はご理解をいただきたいと思います。
 それから、生産ラインの見直しの関係でございますけども、京都、大阪が一部そういうことで、そういった施設も受け入れるということで見直しをされたのも承知をしております。ただ、奈良につきましては、今後、サードステージプランも含めまして、県の建設計画の見直し、当然やるべきことになっておりますんで、その中で検討していくということにご理解いただきたい。

○岩田委員長 ほかにございませんか。

○服部委員 田中委員、あるいは高柳委員から平城遷都1300年記念事業についてのご意見がございました。
 高柳さんからは、ストップ1300年記念事業ということでしたが、あれは私は、いいデザインだと思ってますよ。仏さんの手ですからね。
私たちは、自民党に所属しておるわけでございますけれども、議会でも、この記念事業をしっかりやろうという意見書を決議をしたわけでございました。大いにこれは進めてほしい。問題点はいろいろあろうかと思います、田中委員のおっしゃるように、世界遺産の平城宮跡を使うということにも、しかし、そこでやることに、私たちはやっぱり意義があると思っております。文化庁とよく相談をしながら、この事業を前向きに行くようにしっかりと頑張っていただきたい。そして、私たちは、議会の立場でしっかりと支えたい。黙っていますと、高柳委員と田中委員の発言だけで、きょう初めての委員会でございますので、それが委員会のすべての意見だと誤解をされてはいけないと思いまして、あえて発言をさせていただきました。

○岩田委員長 ほかにございませんか。
     (「なし」と呼ぶ者あり)
 ほかになければ、これで質疑を終わります。
 それでは、これをもちまして、本日の委員会を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。