********************************************* 県政公開ニュース
発表日 : 平成18年9月21日
所属 : 総務部  市町村課
担当 : 財政グループ
電話 : 0742-27-8421
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平成17年度市町村普通会計決算見込(速報)

1.平成17年度の県内市町村の普通会計決算状況については、現在集計中ですが、決算収支及び決算規模に関して、速報版としてとりまとめましたので、公表します。

2.決算規模

□平成17年度の歳入歳出決算額(見込み)は以下の通り。

  歳入  5,018億35百万円   (前年度5,146億26百万円  対前年度比 ▲2.5%)

  歳出  4,957億46百万円   (前年度5,074億48百万円  対前年度比 ▲2.3%)

□歳入総額は、個人所得の伸びによる市町村税の増加や税源移譲に伴う地方譲与税の増加があったものの、依然として続いている地方財政計画の総額抑制に伴う地方交付税及び臨時財政対策債の減少や、人件費の抑制等行革努力による歳出削減に伴う基金繰入金の減少等により、対前年度比2.5%減少している。

□歳出総額は、扶助費や老人保健医療会計・介護保険会計への繰出金等社会保障関係経費の増加、合併基金の造成による繰出金の増加があったものの、普通建設事業や人件費等の抑制により、対前年度比2.3%減少している。

〈決算額の伸び率の推移〉

(単位:%)
年  度 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
歳  入 2.2 ▲ 1.5 ▲ 1.7 ▲ 3.9 ▲ 0.2 ▲ 6.1 ▲ 2.5
歳  出 2.0 ▲ 1.6 ▲ 1.3 ▲ 3.3 0.1 ▲ 5.6 ▲ 2.3


3.決算収支

□      形式収支 

歳入歳出差引額(形式収支)は、6,088百万円となり、前年度と比べ減少した(▲15.2%)。

□      実質収支 

形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は、2,270百万円となり、前年度と比べて減少した( ▲34.0%)。

□      単年度収支 

単年度収支は、680百万円の赤字となっており、13年度以降5年連続赤字となったが、前年度と比べて改善した(+80.4%)。

□      実質単年度収支 

実質単年度収支は、2,458百万円の赤字となっているが、単年度収支同様、前年度と比べて改善した(+59.0%)。

<平成17年度決算収支の概要>

(単位:百万円、%)
   H17 H16 増減額 増減率
形  式  収  支 6,088 7,178 ▲ 1,090 ▲ 15.2
翌年度繰越財源 3,818 3,737 81 2.2
実  質  収  支 2,270 3,441 ▲ 1,171 ▲ 34.0
単 年 度 収 支 ▲ 680 ▲ 3,461 2,781 80.4
実 質 単 年 度 収 支 ▲ 2,457 ▲ 5,997 3,540 59.0

<決算収支の推移>

(単位:百万円)
   H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
実 質 収 支 9,459 11,240 8,543 7,441 7,065 3,441 2,270
単年度収支 2,312 1,662 ▲ 2,696 ▲ 1,102 ▲ 398 ▲ 3,461 ▲ 680
実質単年度収支 3,496 5,154 ▲ 2,899 ▲ 1,402 824 ▲ 5,997 ▲ 2,457

<赤字団体>(実質収支)

□実質収支が赤字となった団体は、平成16年度と同一の団体で、黒字となったのは32団体。なお、赤字団体のうち、前年度に比べて赤字額が6団体で増加しているが、対前年度の赤字額の増加幅は減少している。

○平成17年度赤字団体

(単位:百万円)
  大和高田市 大和郡山市 桜井市 御所市 平群町 高取町 上牧町
H16 ▲ 1,052 ▲ 241 ▲ 303 ▲ 1,070 ▲ 339 ▲ 49 ▲ 352
H17 ▲ 1,110 ▲ 330 ▲ 410 ▲ 1,173 ▲ 251 ▲ 50 ▲ 443
増減 ▲ 58 ▲ 89 ▲ 107 ▲ 103 88 ▲ 1 ▲ 91

○赤字団体の推移

(単位:百万円、団体数)
年     度 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
赤字団体数 1 1 3 3 2 7 7
赤  字  額 ▲ 747 ▲ 515 ▲ 960 ▲ 1,143 ▲ 1,560 ▲ 3,406 ▲ 3,767
 増  減  額 586 232 ▲ 445 ▲ 183 ▲ 417 ▲ 1,846 ▲ 361

4.まとめ

□平成17年度は市町村税の増加や地方譲与税の増加があったものの、地方交付税及び臨時財政対策債の減少により歳入が減少している。そのため、引き続き歳出において普通建設事業の重点化・効率化による 削減や、人件費の削減等の行革努力を行った結果、歳出は減少し、基金からの繰入金も前年度に比べて減少した。しかし、基金残高は減少しており、依然として厳しい状況は続いている。

歳入歳出の主な増減要因

(単位百万円、%)
歳    入 増減額 増減率 歳     出 増減額 増減率
繰  入  金 ▲ 7,373 ▲ 31.8 普通建設事業 ▲ 5,415 ▲ 7.2
市 町 村 債 ▲ 6,988 ▲ 11.7 人  件  費 ▲ 3,352 ▲ 2.9
県 支 出 金 ▲ 1,235 ▲ 6.1 公  債  費 ▲ 3,022 ▲ 3.6
地 方 交 付 税 ▲ 1,193 ▲ 1.0 積  立  金 ▲ 2,690 ▲ 34.1
地 方 譲 与 税 2,647 35.6 補  助  費 ▲ 1,018 ▲ 2.7
市 町 村 税 1,734 1.0 繰  出  金 3,590 7.3
国 庫 支 出 金 1,730 3.6 扶  助  費 2,103 3.7



     

□平成18年度においても、地方交付税・臨時財政対策債は引き続き削減(当初予算との比較▲7.8%)されており、このまま地方交付税等の削減がなされれば、住民サービスの低下や、住民負担の増加とともに、赤字団体数の更なる増加といった事態も懸念される。

□市町村にあっては、極めて厳しい財政状況を踏まえ、新たな市町村合併も視野に入れ、引き続き、より一層の徹底した行革への取り組みが急務である。県としても集中改革プランの着実な進展や、中期的視野に立った、一層の抜本的な行政改革の推進等を助言しているところである。

[用語説明]  
普通会計 地方公共団体における地方公営事業会計以外の会計
形式収支 歳入決算総額から歳出決算総額を差し引いた歳入歳出差引額
実質収支 当該年度に属すべき収入と支出との実質的な差額をみるもので、形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を控除した額
単年度収支 実質収支は前年度以前からの収支の累積であるので、その影響を控除した単年度の収支のこと。 具体的には、当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額
実質単年度収支 単年度収支から、実質的な黒字要素(財政調整基金への積立額及び地方債の繰上償還額)を加え、赤字要素(財政調整基金の取崩額)を差し引いた額

表-1 市町村普通会計決算収支

(単位:百万円)
区  分 歳入総額

(A)
歳出総額

(B)
歳入歳出差引
(形式収支)
(A)-(B) (C)
翌年度
繰越財源
(D)
実質収支

(C)-(D) (E)
単年度収支 実質単年度収支
平成17年度 501,835 495,746 6,088 3,818 2,270 ▲680 ▲2,458
平成16年度 514,626 507,448 7,178 3,737 3,441 ▲3,461 ▲5,997
差     引 ▲12,791 ▲11,702 ▲1,090 81 ▲1,171 2,781 3,539
増  減  率 ▲2.5 ▲2.3





表-2 市町村別決算収支の状況

(単位:百万円)
団 体 名 歳入総額

(A)
歳出総額

(B)
歳入歳出差引
(形式収支)
(A)-(B) (C)
翌年度
繰越財源
(D)
実質収支

(C)-(D) (E)
単年度収支 実質単年度収支
奈 良 市 111,638 111,225 413 336 78 ▲252 ▲252
大和高田市 21,525 22,635 ▲1,109 0 ▲1,110 ▲58 ▲78
大和郡山市 28,022 28,220 ▲197 133 ▲330 ▲89 ▲89
天 理 市 25,439 24,117 1,322 384 938 ▲46 ▲1,149
橿 原 市 38,235 37,227 1,008 749 259 ▲115 ▲114
桜 井 市 21,517 21,521 ▲4 406 ▲410 ▲107 ▲247
五 條 市 22,487 21,866 620 211 410 29 ▲654
御 所 市 12,948 14,055 ▲1,107 66 ▲1,173 ▲103 ▲102
生 駒 市 33,278 32,599 679 198 481 139 816
香 芝 市 20,790 20,550 240 27 212 37 37
葛 城 市 13,422 13,185 237 116 120 4 ▲88
宇 陀 市 21,487 21,351 135 103 33 33 ▲439
山 添 村 2,933 2,911 22 0 22 ▲11 ▲31
平 群 町 6,200 6,441 ▲242 10 ▲251 88 ▲128
三 郷 町 7,013 6,913 100 65 36 ▲43 ▲127
斑 鳩 町 8,745 8,136 609 171 438 135 188
安 堵 町 3,316 3,175 141 2 139 ▲93 87
川 西 町 3,835 3,724 111 0 111 ▲50 50
三 宅 町 3,118 3,109 9 0 9 ▲15 ▲133
田原本町 9,727 9,189 538 0 538 ▲150 ▲150
曽 爾 村 2,470 2,402 68 0 68 19 54
御 杖 村 3,110 3,037 74 72 2 ▲6 ▲197
高 取 町 3,478 3,515 ▲37 13 ▲50 ▲1 ▲6
明日香村 3,324 3,227 97 0 97 31 87
上 牧 町 6,629 7,044 ▲415 29 ▲443 ▲91 ▲72
王 寺 町 8,015 7,772 242 69 173 91 173
広 陵 町 11,896 11,308 588 235 353 ▲30 ▲229
河 合 町 6,278 5,989 289 1 288 68 69
吉 野 町 4,953 4,880 73 3 70 ▲155 ▲155
大 淀 町 8,292 8,055 237 191 46 ▲33 ▲216
下 市 町 4,127 3,915 212 6 205 ▲45 ▲65
黒 滝 村 1,404 1,337 67 0 67 1 23
天 川 村 3,678 3,579 99 0 99 ▲7 ▲103
野迫川村 1,938 1,868 70 46 23 ▲83 ▲24
十津川村 5,660 5,359 301 164 137 68 ▲32
下北山村 2,143 2,080 64 4 60 16 113
上北山村 1,737 1,587 150 9 141 40 40
川上村 3,887 3,690 197 1 196 ▲29 550
東吉野村 3,142 2,954 188 0 188 136 136
市  計 370,789 368,552 2,237 2,729 ▲491 ▲529 ▲2,359
町 村 計 131,046 127,195 3,851 1,089 2,762 ▲151 ▲99
県  計 501,835 495,746 6,088 3,818 2,270 ▲680 ▲2,458

表-3 実質収支の推移

(単位:百万円、団体数)
区  分 実 質 収 支 黒 字 団 体 赤 字 団 体

単年度収支 実質単年度収支 団 体 数 黒 字 額 団 体 数 赤 字 額
平成6年度 6,652 ▲3,141 ▲4,650 45 8,446 2 ▲1,794
平成7年度 8,413 1,761 ▲7,713 45 10,119 2 ▲1,706
平成8年度 9,638 1,225 4,790 46 10,956 1 ▲1,318
平成9年度 9,659 21 557 46 10,843 1 ▲1,183
平成10年度 7,146 ▲2,512 ▲4,917 45 8,479 2 ▲1,333
平成11年度 9,459 2,312 3,496 46 10,206 1 ▲747
平成12年度 11,240 1,653 5,146 46 11,755 1 ▲515
平成13年度 8,543 ▲2,696 ▲2,899 44 9,503 3 ▲960
平成14年度 7,441 ▲1,102 ▲1,402 44 8,584 3 ▲1,143
平成15年度 7,065 ▲398 824 45 8,624 2 ▲1,560
平成16年度 3,441 ▲3,461 ▲5,997 39 6,846 7 ▲3,406
平成17年度 2,270 ▲680 ▲2,458 32 6,037 7 ▲3,766

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