-知事から職員に向けてのメッセージを、県民の皆さまにもご覧いただきます。

奈良の未来を創る「5つの構想案」から~「ポスト1300年祭」について~
(職員向けメールマガジン 平成23年1月20日号掲載)

荒井知事
◎1300年祭の成功は分析力・構想力・実現力

 県庁の力というのは、地域のいろんなことを考えるという分析力が、一番大切だと思います。「願い」に目標を定めて実現していくためには、情報の分析を共有し、そして、構想を共有することが大切です。
 知られていないことを分析すると、明らかになっていくことがあり、明らかになったことをみんなで共有することが、力につながっていくんですね。1300年祭の事業費は県職員の研修費だと言っていましたので、このような実現までの力を発揮する場だったという意味では、見事に研修をしていただいたのではないかと思います。
        (奈良の未来を創る「5つの構想案」はこちらから!)

◎実現する楽しみ
実現
 1300年祭では大変なこともありましたが、やっていてわからないということではありませんでした。観光というものは、相手に喜ばれるということを目標にしているため、それが跳ね返り、実現するという楽しみが増えたということも実感していただいたと思います。
 だから、楽しみを報酬の一つにしてまたがんばりましょうと、こういうようなことが「ポスト1300年祭」の構想の一つの柱だと思います。スタンスというか、心構えはそういうことだと思います。

◎記紀万葉をテーマに
漢字・書物
 中身についてどのようにやるのか、題材の一つが、「記・紀・万葉・風土記」という4つのドキュメントです。奈良は、「記紀万葉」の語られた場所ということで、これが一つの財産だと考えています。
 それと日本書紀は漢文で書かれていて、中国ですらすらと読めるような書物なのですが、これは、国際社会に日本の存在感を示したかったという姿勢が国の中にあったからだと思いますね。そういう意味で奈良時代は、国際社会の中での自意識が高まった時期であったと考えられます。
国際的 「記・紀・万葉・風土記」を素材として、国際的な関係というものに、もう少し意識を高め、内向きでなはく、むしろ外向きの視線で解釈したり考えていくというようにできたらと思います。

◎観光地奈良のグレードアップ

 次に、“観光地奈良”のブラッシュアップ、グレードアップが必要だと考えています。強いところと弱いところをよく分析していく必要があります。記紀万葉などは潜在的に強いところなのですが、オフシーズンの観光など、弱いところはやっぱりあります。
 今後は新しいチャレンジとして、歴史そのものの展示、これには国際的なところまでを視野に入れ、行政がバランスをとることが必要だと思いますが、そういったことを勉強しながらやっていきたいと考えています。

◎地域イベントを支援するふうせん

 1300年祭を通じて分かったことは、地域イベントが盛り上がったということです。これからは、いろんな地域のイベントを応援する手法もあると考えていますが、職員がそのつど自覚を持って地域の人と話をしながら、盛り上げようという気持ちで進めていくことが大切だと考えています。こういったこともポスト1300年祭の柱の一つにしていきたいと考えています。