-風疹(3日はしか)

2018年の風疹の流行まとめ(更新2019年1月18日)

■全国の発生状況
 7月末頃から関東地方で流行し始めた風疹は、その後、愛知県や大阪府、福岡県などの各地の都市部で患者が増加し、周辺の自治体へと拡大し、全国的に流行が続いています。

 

★国立感染症研究所 風疹急増に関する緊急情報

https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/rubella.html

■奈良県の月別報告状況(速報値)

 奈良県でも、8月中旬に2018年としては初めての患者が発生し、その後も報告が続き、累計10名の患者が報告されました。
(速報値=今後わずかな増減があるかも知れません)

 2018年月別報告状況、8月1件、9月1件、10月4件、11月1件、12月3件

■奈良県の年齢別報告状況

 10名の患者の性別・年齢は、男性が7名(20代1名、30代1名、40代2名、50代2名、60代1名)、女性が3名(10代1名、20代1名、50代1名)で、40~50代の男性が多いのは、全国の状況と同じ状況です。

・全て15歳以上
・男性が7割
・男性の40代から50代が多い

 2018年年齢別報告状況10代女1、20代男1女1、30代男1、40代男2、50代男2女1、60代男1

■風疹ウイルス

 報告された10名のうち、医療機関の先生方のご協力により検体を採取できた8名の方について、保健研究センターで風疹ウイルスの遺伝子検査を実施しました。このうち、遺伝子配列を解析出来た5名から、現在国内で多く検出されている風疹ウイルス1E型を検出しています。





■前回の流行状況との比較
 2018年としては患者報告は10名で、大流行していた都市部と比較すると、少なくて良かったと思える状況ですが、注意が必要なのは小流行の次の年である、今年、2019年です。
 前回、風疹が大流行した2013年の前の年(2012年)に小流行を起こしていて、秋に終息したかに思えましたが、2月に発生して以降は大流行へと拡大していきました。
 今回2018年は、秋以降検出がずっと続いており、今後とも注意していくことが必要です。

あとで

■今後の施策
 現在の風疹の感染拡大を防止するためには、30~50 代の男性に蓄積した感受性者を早急に減少させる必要です。このため、厚生労働省は2019 年~2021 年度末の約3 年間にかけて、これまで風疹の定期接種を受ける機会がなかった昭和37 年4 月2 日~昭和54 年4 月1 日生まれの男性(現在39~56 歳)を対象に、風疹の抗体検査を前置した上で、定期接種を行うことを発表しています。
 詳細は、現時点ではまだ不明です。分かり次第、お伝えするようにします。

風しんの流行について(更新:平成25年12月12日)

以下の情報は、2013年時点での情報です。

ご注意下さい。

 

 先天性風疹症候群に関するQ&A (2013年9月)(国立感染症研究所)

  風しんに関する補助について


 風しん患者報告数の累計(全国)
  全国の風しん患者報告数(累計)

 奈良県の風しん患者数(上図と異なり、累計ではありません)
 奈良県の風しん患者報告数(実数)

平成25年1月からこれまでの患者の性別・年齢別報告数(保健所登録分)
 
男性

年齢

1~4月

5月

6月

7月

 8月  9月 10月中 11月中から12月12日まで

 合計(人)

20歳未満

2

6

6

4

1

0

0

0

19

20~29歳

10

14

7

2

0

1

0

0

34

30~39歳

9

14

14

4

0

1

0

0

42

40~49歳

4

10

8

2

1

0

1

0

26

50歳~

2

9

6

2

0

0

0

0

19

140

 

 

女性

年齢

1~4月

5月

6月

7月

 8月  9月 10月中 11月中から12月12日まで

 合計(人) 

20歳未満

2

3

 4

2

0

0

0

0

11

20~29歳

5

3

 6

1

1

0

0

0

16

30~39歳

2

5

 1

0

0

0

0

0

8

40~49歳

0

1

 2

1

0

0

0

0

4

50歳~

1

3

 0

1

0

0

0

0

5

44

  ※これらの数値は速報値のため、後日変化することもあります。 


保健所別(届出医療機関を管轄する保健所)
 奈良市保健所 42
 郡山保健所   74
 葛城保健所   40
 桜井保健所   24
 吉野保健所    4
 内吉野保健所  0    計184



  ワクチン接種の重要性について

 妊婦(赤ちゃん)を守る観点から、これまで風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方などは積極的に風しんの予防接種を受けて下さい
 特に妊娠適齢期の女性及びその周りのご家族は、注意が必要です。
 風疹の流行は、数年持続すると言われています。

1.風しんの定期接種の対象(※)となる方は、積極的に予防接種を受けるようにして下さい。
   ※対象者
     1歳児 (第1期)
     小学校入学前1年間の幼児 (第2期)  の2回接種します。(麻しん風しん混合のMRワクチン)

2.妊婦への感染を抑制するために、以下の方々で、 「風しんにかかった」「予防接種を受けた」「風しん抗体がある」のいずれかがはっきりしない方は、予防接種を受けるようにして下さい。
  ア) 妊婦の夫、子ども、同居のご家族
  イ) 10代後半から40代の女性
     (特に、妊娠希望者、妊娠する可能性のある方)
  ウ) 産褥早期の方(出産等直後の方)

3.妊婦の方々が、風しんに感染した(かもしれない)時は、無用な心配をさけるため、かかりつけの医師にご相談ください。

     <妊娠中に風疹含有ワクチンを誤って接種した場合の対応について(日本産婦人科医会)> 





 風しんは通常あまり重くない病気ですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの軽視できない合併症をおこすことがあります。

 風しんの予防接種を行う主な目的の一つは、妊婦が風しんにかかることによって生まれてくる赤ちゃんが先天性風しん症候群の障がいをもつことのないようにまたそのような心配をしながら妊娠を続けることのないように、あらかじめ予防することです。

 特に、男女とも10代から40代の患者が多く、なかでも男性が約80%を占めています。

 風しんの合併症から身を守り、家族への感染を予防し、将来自分達のこどもを先天性風しん症候群から守るためにも、男性も可能な限り早く風疹の予防接種をうけて下さい
 

  

 

 

お問い合わせ

奈良県感染症情報センター  (奈良県保健研究センター内)

〒633-0062 桜井市粟殿1000
電話番号 0744-47-3183