私たちのチャレンジ

私、起業しました!
専業主婦だからできたヒミツ教えます
イベント企画会社 YUMIふぁーむ代表 
ならスイーツプロジェクト代表
荒木友美子さん
(生駒市在住)

-起業のきっかけは?

テレビで見た起業の特集番組です。「私も起業したい」と思い、次の日には紹介されていた公的な創業支援機関を訪ねていました。企画書を出すことになって初めて、「私に何ができるか」と考えたのですが、熱意が通じたのか半年後にはオフィスを貸与してもらうことができました。

-専業主婦をされていた期間が長かったそうですね。

結婚後、専業主婦をしながら自宅でピアノを教えていました。子育てはもちろん、介護も経験しましたが、お稽古事をしたり、友達とランチをしたりと楽しく過ごしていました。
40歳を過ぎた頃、一度は会社勤めをしようと思い、住宅展示場の営業アシスタントに応募し、採用されました。
初めて与えられた仕事がアンケート用紙のファイリング。ところが、穴開けパンチの使い方がわからない。何回やっても思うところに穴が開かないんです。1枚の紙に8個も穴を開けてしまって・・・(笑)これではいけないと、使い方を尋ねました。
あらかじめ用紙を二つに折って中央に印を付ければ穴の位置がそろうことを知って、なるほど・・・と。笑われましたけど、知らないことばかりと言うのがかえって新鮮で、毎日がとても面白かったです。営業面では、主婦の視点からの住まいづくりのアドバイスがお客様に喜ばれ、次第に自信に繋がっていきました。
この仕事は、起業するまで5年余り続けました。この時の経験は、今の仕事にも活きています。

-主婦から起業家への転身というわけですが、起業してみていかがですか。

主婦の視点を持っているということのプラス面の方が、大きかったように感じます。企画に活かせたことや、型にはまらない営業活動ができたことなど・・・といっても、そもそも型があるかどうかも知らなかったのですが。また、飛び込みで営業をしてもあまり警戒心が働かないのか、クライアントさんもすんなり受けいれてくださる様なところがあります。
マイナス面はあまり考えないようにしていますが、「主婦のお遊びと見られているな」と感じることはあります。以前、怖い思いをしたことがあって、「もう辞めたい」と考えたこともありました。そんなとき、夫が「そんなことくらいで辞めるんだったら、最初から辞めとけ」と叱咤激励してくれました。
起業時からお世話になっていた方々にも折に触れ励ましを頂きます。「まじめにコツコツとやっていれば、誰かが見てくれているものだなあ。」と感じながらここまでやってきました。

平城遷都1300年祭の時には、奈良県の食材を使った「ならスイーツコンテスト」を開催しました。大変好評で、参加者の中からお店を出された方もおられます。
たくさんのリピーターに支えられて今も順調に開催回数を重ねています。


荒木さんから女性へのチャレンジメッセージ
女性起業家は、小規模だけど息が長いと言われます。昔話の「わらしべ長者」が私の目標なのです。大きなもうけ話にはリスクがあります。一足飛びには行きませんが、自分が責任をもてる範囲の仕事を一つひとつ積み重ねていくことで夢に近づけると信じています。
 もう一つ「描ける夢は叶う」という言葉をご存じですか。皆さんの夢も、具体的に描いていけばきっといつか叶うと思います。自分の力を信じて、チャレンジしてみてください。


 

 


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