前のページで点字について簡単に触れましたが、ここでは少し詳しく点字についての説明をしたいと思います。
 エレベーター、駅の自動券売機、銀行のATM、それに缶ビール、豆腐の容器など最近はさまざまな箇所で点字を見かけます。そこには何と書いてあるのでしょう。
 このページを読んで少しでも点字を知ってください。

※初めての点字 全国視覚障害者情報提供施設協会編集等を引用(参照)

点字の歴史

◎初めての点字
 点字が考案される以前は、木や金属の板に文字を浮き彫りにさせたり、蝋(ろう)を塗った板に文字を書いたりしていました。
 そして、最初の文字と言われるのが、18世紀ナポレオンの時代に、フランスのルイ・バルビエが軍事目的で暗号用に12点を組み合わせた記号を作ったのが始まりと言われています。

◎現在の基礎となる点字
 フランスのパリ訓盲院の生徒ルイ・ブライユが1825年、16歳の時に6つの点を組み合わせてアルファベットと数字を表記する方法を考案しました。
 この点字は、1854年にフランスで正式に採用されましたが、残念なことにルイ・ブライユはこの2年前にこの世を去っていました。

◎日本の点字
 現在日本で使われている点字は、1890年に東京盲唖学校教員の石川 倉次が東京盲唖学校の内の点字選定会で採用されたのが始まりです。
※11月1日が「日本点字制定の日」としている。

 なお、それ以前に海外から手島 精一や目加田 種太郎が点字の書物を持ち帰ったり、海外の盲学校の点字を紹介している。

◎点字の普及
 その後、1901年4月22日にに点字が官報に公表され、さまざまな形で普及している。
 ・1922年 週刊「点字大阪毎日」が創刊される(大阪毎日新聞社)。
 ・1926年 衆議院選挙法施行令が交付され、点字投票が認められる。
 ・1949年 大学の点字受験が認められる。
 ・1961年 盲人郵便物が無料となる。
 ・1973年 司法試験で点字受験が認められる。
 ・1983年 点字の郵便宛名書きが認められる(近畿郵政局)。

点字の基礎

○点字は縦3点、横2点、計6つの点で構成されています。
 この6つの点の組み合わせを1マスといいます。

 凹 面             凸 面
           
①②④の点で母音(あいうえお)を表します。
そして、③⑤⑥の点で子音(かさたなは……)表し、両方を組み合わせて用います。

6点で表すので、かな文字体系です。

○点字を書くとき(打つとき)は、凹面を右から左に書いていきます。


○読むときは凸面を左から右に読みます。


◎点字の特徴
 墨字は目で読むので何文字かを一度に見ることができます。点字は指に触れたところを順に読んでいくことになります。
 また、点字は1マスの大きさが一定のため、墨字のように文字の大きさや字体を変えることができません。

 1マス6点で表すため、濁音や拗音などは、前置き点を含む2マスで表します。
 同様に数字も前に「数符」をローマ字も前に「外字符」を付けて表します。

◎分かち書き
 日本の点字は、かな文字体系のため、語の区切りを明らかにするために「分かち書き」をして書き表します。
 「分かち書き」は、ボランティア活動のご案内の点訳奉仕員(ボランティア)のページを参照してください。

■点字のダウンロード
点字一覧表(335KB)  (凸面)
  

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