就任式あいさつ                                                           平成27年4月16日 第一会議室 

○三期目にあたって
 三期目となりますが、改めての初登庁をさせていただきました。
 この度の選挙は、二期八年の実績を、県民の皆様にお伝えする機会でもございました。 
 この間、私がとりわけ申し上げましたのは、県庁職員が、よく市町村に寄り添って、あるいは住民により近いところで仕事をしてくれるようになったこと、また県庁は積極的に新しい仕事に取り組んでくれるようになったように思うこと、それが私の一番の実績、自慢ですということです。
 中でも、県内市町村長の皆さんたちは、県・市町村長サミットなどを通じて、県庁の皆さんの仕事ぶりを実感されていました。関西学院大学の小西教授がこのような取り組みは他に類がないとして「奈良モデル」と命名してくださいましたが、今、その呼称も含めて「奈良モデル」が大きく認められるようになったと思います。市町村長さんたちもこの奈良モデルを継続して欲しい旨を盛んに述べておられました。


○県政の方向性
 県内各地を回って、この小さな奈良県でも、地域によって多様な課題があると改めて思いました。皆さんが市町村の行政に寄り添って、地域のニーズや課題を発掘し、発見・確認し、県が出来ることを提示するといったスタイルは県・市町村長サミットの真骨頂かつ基本線でありますが、これを実践していただいたことが、評価されていると思っております。
 これからは、新しい課題も含めて、地域の課題、需要に寄り添い「県は市町村を助けるのが大きな使命である」ということを改めて確認して、三期目の荒井県政を進めさせていただけたらと思います。
 県政の方向として、「脱ベッドタウン」といいますか、「住んで良し」、これは好調ですけれども、さらに「働いて良し」、「訪れて良し」というのもパッケージとして結びつくような奈良県を目指していきたいと申し上げてきました。
 「住んで良し」のベッドタウンでは、人口が減り、高齢化が一気に進むベッドタウン現象があり、既にすべての市町村でこれらの現象が起こっていますので、これから大変な時期を迎えると思います。これらの課題を克服する、元気を維持するという意味で、もちろん医療介護の面も必要ですが、若者がベッドタウンから逃げ出さないようにするには、働く場もその周辺にあるのがいいと改めて思いました。産業経済雇用振興をこれまでもずっと訴えてまいりましたが、改めて働く場、仕事の場の確保の必要性を痛感いたしました。


○三期目への抱負~「働いて良し」の奈良を目指して~
 地方創生の大きな目標は、仕事の場を地方につくるということだと思います。仕事の場を地方につくる、とりわけ若者に対してつくることによって少子化に歯止めをかけ、出生率を上げる、地方創生の取り組みの一番重要なこれらの課題が奈良県の中にあるように思います。
 仕事の場をつくるという方向性、奈良県の地方創生をそのように向けるということについては、多くの県民の皆様にご理解いただいているところと考えています。
 「働いて良し」の奈良県を創るには、様々な新しい行政手法や、エネルギーが必要だと思いますが、この分野についても職員の皆さんにご尽力いただきたいと思います。
 私の二期八年の実績と方向性の最大の基盤となり、貢献していただいたのは県庁職員の皆さんであり、このような県庁のあり方は私にとって大変誇らしく思うところです。皆さんと誇らしく仕事を続けることが出来ることになりましたことをうれしく思っています。