まほろばうた広場

 

 

奈良県内には月ヶ瀬や賀名生(あのう)など梅の名所があり、
3月には甘い香りが漂います。


 
梅が香の 漂ふ苑(その)に 神鹿の 親仔睦びて 草の芽を食む
川北泰徳(かわぎた よしのり)さん/60代・無職・御杖村
【選評】 草の芽を食む神鹿の親子の描写が梅花の春をほのぼのと印象づけた。

行き過ぎて ふと振り返る 早春の 風かおるかな 古梅一本(ひともと)
佐藤多美子さん/90代・無職・生駒市
【選評】 振り返らせた風に古木の梅の香を含ませた季節感がとても良い。


南朝の はかなきロマン 白梅の 清き香りが 山里つつむ

辻内一郎さん/80代・無職・五條市


梅が好き 星の王子も 好きと言う 亡き夫しのぶ 香りほのかに

栗山淑子(よしこ)さん/60代・主婦・奈良市


時かけて 巡る梅林 その一樹 一樹より香を 賜りにつつ

吉井邦子さん/70代・主婦・田原本町


桜ほど 華やかな様 なけれども 春待つ心に 梅の香は添ふ

大杉洋子さん/70代・奈良市


賀状とる ポストの上の 梅が枝に 角芽ちらほら 春を告げたり

富永悦夫さん/70代・無職・生駒市

多数のご応募ありがとうございました。
【応募総数 62首】今回の選者 現代歌人協会員の筒井早苗さん
 
 
6月号の募集 
写真をお題として設定し奈良らしい短歌を募集。皆さんから寄せられた短歌の中から、7作品を選定し、本誌に掲載します。「おみごと!」な作品には、「日本書紀すごろく」をプレゼント。




6月号のお題

『新緑』
(写真提供:橿原市)
山も田んぼも新緑に包まれます。写真:畝傍山

【募集ルール】
◆5・7・5・7・7の31文字
◆文語・口語を問いません
◆応募数は1人につき1作品
◆未発表のオリジナル作品 など
申し込み郵送かFAX、Eメール、電子申請で短歌作品・住所・氏名(ふりがな)・年齢・職業か学年・電話番号を下記へ。発表の際、匿名を希望される人は、その旨明記。4月20日必着。
問い合わせ 県広報広聴課印
TEL 0742・27・8326 
FAX 0742・22・6904
www.pref.nara.jp/38579.htm

 
 
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
 広告の申込・お問い合わせは、株式会社キョウエイアドインターナショナル大阪支社(TEL:06-4797-8251)まで

お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報制作係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係 TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100

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