(4) 子育てを支援する生活環境の整備

奈良県こども・子育て応援プラン


 (1)子育てに配慮したゆとりある住宅環境の整備

 奈良県住生活基本計画に基づき、子育てしやすい住宅・住環境の整備が進められるよう施策を展開します。

 また、親との近居や三世代同居の希望者など、子育て世帯に対して、ゆとりある良好な住宅への住み替え、住環境の整備を推進します。

 


施策方向の目標指標

現状
(平成20年度)

目標値
(平成26年度)

担当課


誘導居住水準達成世帯率(誘導居住水準は、世帯人員に応じて望ましい居住室面積を定めた水準)

全世帯の60.3%

66.7%

住宅課

 

●主な取組

 子育てしやすい住宅・住環境整備の推進

・子育て世帯の入居を受け入れることとしている民間賃貸住宅等に関する情報提供をはじめ、住宅に係る情報提供を充実します。

・公的賃貸住宅において、子育て世帯に対する入居条件の緩和や期限付き入居等新たな入居制度の導入について検討します。

 子育て世帯に適した住宅への支援

・親との近居や3世代同居など、子育て世帯が希望する住宅・住環境を整備するため「まちなかと郊外」の住み替えを支援するためのしくみを確立し、制度の普及を図ります。

 

(2)安心して外出できるまちづくり(子育てバリアフリー)の推進

 「奈良県住みよい福祉のまちづくり条例」に基づき、公共的施設等におけるバリアフリー化を推進し、妊婦、子ども、子育て中の親等が安心して外出できる環境の整備や、安全な道路交通環境づくりを推進します。

 また、子どもや家族づれが、緑の中で自然とふれあい、安心して遊ぶことができるよう環境を整備し、子どもたちにとって楽しい思い出とともに多くの学びがあり、日常的な遊びや体験ができる憩いの場や活動の機会の提供を図ります。

 

 


施策方向の目標指標

現状
(平成20年度)

目標値
(平成26年度)

担当課


バリアフリー化された鉄道駅数(1日当たり平均利用者数5千人以上でエレベーター及びスロープにより段差解消済駅

26箇所

32箇所

地域福祉課


バリアフリー基本構想の策定数(駅や高齢者、障害者が利用する施設が集まった地区において、重点的かつ一体的なバリアフリーかを推進するため市町村が策定

2件
(平成21年度)
※H22.6月
確定予定

5件

道路・交通環境課


都市計画区域内人口一人あたり歩いて行ける範囲の都市公園面積

3.4平米/人

3.7平米/人

公園緑地課


都市計画区域内人口一人あたり都市公園面積

11.8平米/人

12.7平米/人


バリアフリー対応型信号機等の整備

254箇所

285箇所

警察本部

 

●主な取組

 安心して外出できる環境の整備の促進

・建築物をはじめ、道路・公園・県内主要駅等の公共的施設における段差解消などのバリアフリー化、子育て世帯にやさしいトイレ等の整備等を推進します。

 安全な道路環境の整備の促進

・幅が広く段差のない歩道やバリアフリー対応型信号機等の整備などを図り、安全な道路交通環境づくりに努めます。また妊婦等に配慮した道路上の駐車場所の確保について検討します。

 子どもが安心して遊び体験できる環境整備の促進

・広域的な都市公園、自転車道、身近な都市公園や水辺環境を整備します。

・ 子どもたちにとって楽しい思い出とともに多くの学びがあり、日常的な遊びや体験ができる憩いの場や活動の機会を提供し、地域や学校などと連携しながら整備、維持、活用します。

(1)子育てに配慮したゆとりある住宅環境の整備

 

 事  業  名 実施主体 事  業  概  要 担 当 課
住生活基本計画推進事業 奈良県住生活基本計画に基づく事業を体系的に進めていくために、各事業の進捗状況を踏まえ、今後の取組や、より重点的な施策について有識者から意見をもらいながら計画の推進を図る。
住宅課
新 「まちなかと郊外」の住み替え円滑化推進事業(再掲) 通院や買い物に便利な市街地(まちなか)に移り住みたい高齢者と、郊外にマイホームを求める子育て世帯とのスムーズなマッチングを目指すため、県、不動産団体等が協働して円滑な「住み替え」を支援するためのしくみを確立し、制度の普及を図る。
住宅課

 

(2)安心して外出できるまちづくり(子育てバリアフリー)の推進

 

 事  業  名 実施主体 事  業  概  要 担 当 課
人にやさしい鉄道駅整備事業 鉄道事業者 鉄道事業者が実施する鉄道駅のエレベーター整備や福祉対応トイレ等の福祉的整備に関し、国及び市町村と協調した補助を行い、県内主要駅のバリアフリー化を推進する。
地域福祉課
住みよい福祉のまちづくり総合推進事業 「奈良県住みよい福祉のまちづくり条例」の周知・啓発を通して、県民の福祉意識の向上を図るとともに、人にやさしい公共的施設の整備を促進し、だれもが安心して利用できるまちづくりを推進する。
地域福祉課
建築課
ならユース・イベントサポーター事業 県内各種イベント等でアトラクションとして活躍できる青少年パフォーマーを募集・登録し、依頼に応じてスタッフとともに派遣する。
青少年・生涯学習課
地域ふれあい体験事業 子どもたちが、南部山間地域の人々との交流や地域ボランティア活動に従事しながら、様々な直接体験を体感する。また、それらの活動を通じて自らがリーダーとなり、青少年活動やボランティア活動ができる青少年へと育てる。
青少年・生涯学習課
「矢田山遊びの森」づくり事業 「矢田山遊びの森」の豊かな自然を活かしながら、歴史と自然にふれあう憩いの場を形成する。
自然環境課
自転車利用促進支援事業 広域ネットワークにおける走行環境の整備(既存の道路空間の有効活用等)、観光、商業、交通等に関係する利用促進策等を推進する。
道路・交通環境課
交通安全施設等整備事業 国 県 市町村 ・市街地における歩道のバリアフリー化などにより、安全で快適な道路空間の創出を図る。
・バリアフリー対応型信号機等の整備を図る。
道路・交通環境課
警察本部
大和川清流ルネッサンス2の推進 国 県 大阪府等 河川整備や流域住民を対象にした啓発活動等を行い、大和川の水環境の改善を図る。
河川課
河川愛護啓発活動 河川愛護団体、自治会等が行う河川の清掃・草刈り等の河川愛護活動等に対して物品による支援または保険加入を行い、地域住民と一体となった河川愛護活動を行う。
河川課
万葉の清流ルネッサンスキャンペーン 1 リバーウォッチング 
川を題材とした環境学習の時間(主に小学校)に、川の生物観察を行い、川の水質等を学ぶ。講師に県職員の派遣や観察道具の貸出を支援する。
2 みんなのかっぱ教室
リバーウォッチングのイベント版として夏休みに実施。小学生とその保護者を対象に、川の自然や水質について体験しながら学ぶ。
河川課
大和川水質改善事業 菰川導水事業の水質・水量継続調査及び効果検証
支川単位に流域ぐるみで水質改善を図るためNPO等との協働作業
河川課
地域が育む川づくり事業 県が管理する河川において、自治会等地域団体・学校・企業・NPO・ボランティア団体等が主体的・継続的に草刈り・清掃や草花の植栽活動を行う場合に、報奨金や傷害・賠償責任保険への加入等の支援を行う。
河川課
水辺の遊歩道整備事業 観光施設や親水公園を周遊するコース形成に向けた堤防天端の遊歩道整備及び川を活かした観光ルートの検討
河川課
川の彩り花づつみ事業 自治会と連携し、河川護岸部分に花を植栽し、憩いと潤いのある河川空間を創出
河川課
都市公園整備事業 県 市町村 住区基幹公園や都市基幹公園を整備する。
公園緑地課
公園ふれあい事業 県民が公園に親しみ、理解を深める場の提供を目的に講演会・観察会を馬見丘陵公園をフィールドにして実施。
公園緑地課


奈良県こども・子育て応援プラン
奈良県健康福祉部こども家庭局少子化対策室