せんとくんマガジン:vol.11

みんなでつながり、みんなで創る!奈良を盛り上げる「奈良クラブ」


奈良クラブの選手が子どもたちにサッカーを教える様子

元気にサッカーをしている子どもたち

こちらは、2014年に奈良県内で初めて日本フットボールリーグ(JFL)に昇格したサッカーチーム「奈良クラブ」の選手のみなさんが、子どもたちにサッカーを教えているところです。

このイベントは、3月27日(日曜日)に奈良県立橿原公苑競技場で開催した「少年少女サッカー教室」というイベントで、県内在住の100人を超える子どもたちが参加して楽しみながら体を動かしていました。

子どもたちと選手のハイタッチ

奈良からJリーグ入りを目指す、プロのサッカーチームとして活動をされている「奈良クラブ」

なぜ子どもたちにサッカー教室をおこなっているのでしょうか?


今回のせんとくんマガジンは「奈良クラブ」の活動に迫ります!





奈良クラブのゼネラルマネージャー 矢部次郎さんにお話をうかがいました

奈良クラブのゼネラルマネージャー 矢部次郎さん

奈良市内の奈良クラブの事務所にて



「奈良クラブ」はどのようにして生まれたのでしょうか。

 矢部:元々は都南(となん)クラブといって、1991年に都南中学のOBを中心に趣味でつくった草サッカーチームです。奈良県リーグの一番下の6部からはじめました。その後1997年には奈良県リーグ1部に昇格しました。



いつからJリーグチームを目指すようになりましたか?

 矢部:僕は「奈良にJリーグチームがない。プロとして、Jリーガーとしてプレーすることでもっと子どもたちに憧れをもってもらえるんじゃないか?もっと地域を元気にできるんじゃないか?」と思い始め、2007年に都南クラブに加入しました。

その後、2008年から「奈良クラブ」と改称してJリーグチームになることを目指します。この考えに共感してくれた奈良出身の元Jリーガーの選手や、実力のある選手が自らチームに加入してくれて、翌年には関西サッカーリーグの2部へ昇格しました。

そして、2014年にはJFL(日本フットボールリーグ)へ昇格を決め、夢のJリーグまであと一歩のところまできました。

 

そうなんですね。話が少し変わるんですが、先日「少年少女サッカー教室」をおこなわれていましたよね。なぜ奈良クラブは子どもたちへサッカー教室をおこなっているんでしょう?

 矢部:2010年に特定非営利法人「奈良クラブ」として活動するようになりました。奈良クラブが試合で結果を出したり、地域で子どもたちにサッカー教室をおこなっている姿を見たスポンサーが応援してくれるようになったんです。
法人になって運営・資金面が安定しました。それまでは選手からの部費で運営していたので。


サッカーチームとしては、「奈良からJリーグ入りを目指す」というわかりやすい目標をもっていますが、法人としての設立目的は、奈良クラブの事業を通じて地域の子どもから大人まで生涯にわたってスポーツを楽しめる環境を整えたり、サッカーに限らずスポーツ文化を盛り上げることです。

 

そういう目的もあり、奈良クラブは昔から子どもたちとふれあうことを大切にしています。

将来の奈良を背負う人材育成のために2010年には奈良クラブのジュニアチームを設立しました。

奈良クラブのジュニアチーム 

クラブ以外でも、子どもたちから「プロの選手とサッカーをしてみたい」という声も多くいただいていたので、僕たちから積極的にやっていこうと思ってサッカー教室をはじめました。

県内の幼稚園・小学校に訪問する「巡回サッカー教室」も開いており、今では年間5000人以上のこどもたちと触れ合っています。


巡回サッカー教室の様子

巡回サッカー教室の様子

子どもたちには可能性があるので何事にもチャレンジしてあきらめない気持ちをもってもらいたいなと思っています。

奈良クラブの選手もこれまで努力してきた結果、全国レベルの選手になっているので。

 

 

奈良クラブには、障害をもっている方々のチームもあるとお聴きしたのですが

矢部:はい、奈良クラブには知的障害サッカーチーム「奈良クラブバモス」や電動車椅子サッカーチーム「奈良クラブビクトリーロード」もあります。
選手は同じ奈良クラブと一緒のエンブレムが入ったユニフォームで楽しんでプレーしています。



プレー中の「奈良クラブバモス」の選手のみなさん


 電動車椅子サッカーチーム「奈良クラブビクトリーロード」のみなさん



他に地域でおこなっておられることがあれば教えていただけますか?

 矢部:個人参加のフットサル教室の開催や、地域のお祭りやイベントにも参加したり手伝ったり、サッカーに限らず活動しています。
 サッカー選手として良いプレーをすることも大事ですけど、選手である前に地域の人間であるわけなので、「応援される人間になる」ことをテーマとしています。 



サッカー教室に参加している子どもたちはとても楽しそうで、選手に憧れている子どもたちがいました

サッカー教室に参加した子どもたち
サッカー教室に参加した子どもたちの感想
  • 楽しい!
  • 奈良クラブの三浦選手や伊澤選手にあこがれています!
  • 奈良クラブの選手になってエースになりたい!




岡山一成選手
岡山一成選手

こういう子どもたちの夢がかなうようにがんばりたいです。
子どもたちからもっと憧れられるようなプレーをできるように日々練習して試合で出していきたいと思っています。



伊澤篤選手 と橋垣戸光一選手

伊澤篤選手

サッカー教室で子どもたちがたくさん走り回って楽しんでくれました。

一緒にサッカーできてよかったです。子どもたちに夢や目標をしっかり持ってそれに向かってチャレンジしてほしいと思います。

橋垣戸光一選手

サッカー教室でサッカーがうまくなることはもちろんですが、サッカーを通して友達もたくさんつくってほしいなと思っています。
奈良から世界へ羽ばたく選手が出てほしいって思ってます。






これまでの活動を振り返ってみて困難やうまくいかなかったことはありましたか?

奈良クラブのゼネラルマネージャー 矢部次郎さん

矢部:過去には選手がなかなか集まらなかったこともありましたね。試合当日に11人ギリギリしか集まらなかったり、あと、キーパーがいなかったこともありました。
練習場所もなかったです。今となっては笑い話ですけど、夜はろうそくのあかりの中で練習をしていました。明るい街灯を探してそこで練習をしていたこともあったんですよ。(笑)


あとスタジアムの問題が大きかったですね。

2013年にJリーグのJ3のクラブとしてライセンスをとろうとした時のことなんですけど、Jリーグのチームになるにはスタジアムの基準も満たさないといけないんです。 奈良市鴻ノ池陸上競技場をスタジアムとして申請したんですけど、基準を満たさないということでJ3のクラブライセンスをとることができなかったんです。





今はプロとして活躍されている奈良クラブもいろいろあったんですね。また、スタジアムの基準が条件だということを話をお聴きするまで知りませんでした。

矢部:スタジアムのことについては、奈良市役所のみなさんが必要性を理解してくれて仲川市長を中心に改修工事を進めていただけたおかげで2015の9月にはJ3のクラブライセンスを交付してもらうことができました。




奈良市鴻ノ池陸上競技場

奈良市鴻ノ池陸上競技場

 

Jリーグチームになるまであともうちょっとのところまできていますね。

矢部:はい。今シーズンが開幕していて11月まで試合があるんですが、4位以上になり、なおかつJリーグから認められているチームの中で上位2チームに入ることが条件です。
観客動員数も年間30000人を達成しなければならないので、県民の皆様の応援がとても必要です。





頑張っていただきたいです。サッカーといえば、やはりサポーターの熱さですよね。奈良クラブのサポーターはどんな方々ですか?

矢部:僕たちチームの自慢は何よりもサポーターのみなさんの存在です。これまでのカテゴリーではどこのスタジアムに行っても相手サポーターよりも奈良クラブサポーターの方が多いです。
試合中も大きな声で選手を後押ししてくれます。


サポーターのみなさん

サポーターのみなさん

サポーターのみなさん

深夜に遠征から帰ってきても駅で待っていてくれて、ねぎらってくれたり、アウェイの試合の時も空港に見送りにも来てくれますし。
試合があるときは街頭でのチラシ配りも手伝っていただいています。

本当に感謝しています。


街頭でPR活動をしているサポーターさん



長時間ありがとうございました。最後にこの記事を読んでいる方へメッセージをお願いできますか?

矢部:奈良クラブは、「勝ち負けよりも大切なものがある。」という言葉を大切にしています。
つまり人と人の出会い、つながりを大切にしています。



奈良クラブとサポーターのみなさん

奈良クラブの活動を通じて出会っていただけたり、スポーツである「サッカー」だからこそ照れずに1つになって地元のことを大きく叫ぶ機会にもなると思います。
奈良クラブ・サポーター・地域・スポンサー・自治体みんなでつながりましょう。

奈良県でもJリーグのチームを誕生させられることを証明するため、これからもひたむきにその夢を追っていきます。
一緒に歩んでいただければ嬉しいです。共に奈良を盛り上げていきましょう!


奈良クラブの選手の集合写真




あとがき

奈良クラブのみなさん、スポーツで奈良を元気にしていただきありがとうございます。

今回、矢部ゼネラルマネージャーに取材し、奈良クラブのこれまでの歴史やエピソードをお聴きできました。
矢部さん、お時間をいただきありがとうございました。

プロとして華々しく活躍され、子どもたちに夢を与えている奈良クラブにもいろんな困難がありましたが、Jリーグ入りまであと少しのところまできています。
みんなで奈良クラブを応援しましょう!



(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課
放送制作係 辻本
電話番号 0742-27-8056

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