1. ナラ枯れ被害とは

 

ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが媒介する「ナラ菌」によってナラ類、シイ・カシ類に起こる伝染病です。

カシノナガキクイムシは、菌の胞子を貯蔵する器官を持ち、病原菌(ナラ菌)の他に、餌となる菌(酵母菌)の運搬を行い、孔道内で栽培し、餌の確保を行っています。

カシノナガキクイムシに集中的に穿孔された樹木は、ナラ菌の作用により辺材部の通水機能を失い、急速に葉の色が赤褐色に変色し枯れてしまいます。
カシノナガキクイムシの写真カシノナガキクイムシ( 体長4.5~5.0mm )林野庁ホームページより 

 

2. 全国の被害状況

 

ナラ枯れ被害は、古来から見られるものです。

近年の被害は1990年頃から日本海側を中心に目立つようになりました。

平成22年(2010年)には、30都府県で325千m2の被害が見られ、その後被害が減少していましたが、平成27年には、再び増加が見られました。

ナラ枯れ被害の発生の要因として、全国的なナラ類の大径木化が挙げられています。

カシノナガキクイムシは直径10cm以下の場合繁殖しにくいと考えられており、高齢で大径木化した落葉広葉樹二次林で被害の発生が見られています。

 

 

3. 奈良県での被害状況

 

奈良県では、平成22年に春日山付近での被害が確認され、その後、生駒市北部地域、生駒山系、矢田山系等へ被害が広がっています。

平成28年度は、矢田山系での被害が目立っています。
 被害写真1

被害写真1
被害写真2
被害写真2
 

 

4. 防除法

 

被害にあった木は、カシノナガキクイムシの穿入孔よりフラスと呼ばれる白い粉が噴き出し、木の根元付近に積もっている状況が見られます。また、葉が赤茶色に変色します。

ナラ枯れの状況
ナラ枯れの状況

 この木の中では、幼虫が育っており、翌年6月頃から羽化脱出します。
 そのため、それまでに被害にあった木を伐採し、中で育つ幼虫を駆除しなければなりません。
 幼虫を駆除する方法としては、木を伐採した後、薬剤を使用する方法(伐倒くん蒸処理)や、木を細かく粉砕(チップ)する方法、割材(薪)にする方法等があります。
 そのほか、被害にあった木から、虫が出ることができなくするため、ビニールシート等で木を包む方法(ビニールシート被覆)もあります。
 伐倒駆除の写真
伐倒駆除

ビニール被覆の写真
ビニール被覆

 

森林整備課ホームページ(http://www.pref.nara.jp/40492.htm)、林野庁ホームページ(http://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/naragare.html)もご覧ください。

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