若者が生きやすい奈良県へ!帝塚山大学でシンポ開催


11月19日(土曜日)に、奈良市内にある帝塚山大学で、若者のこころの健康シンポジウム「大切な人へのメッセージ;死ななくったっていいじゃない」が開催されます。
このシンポジウムを運営するのは、帝塚山大学学生サークル「ぷりべんしょん」のみなさんです。


「専門的な技術がなくても、誰もが自殺を止められる可能性がある」と話す「ぷりべんしょん」代表の才野さんにインタビューを行いながら、自殺の現状やこのシンポジウムの内容についてお伝えしたいと思います。



「ぷりべんしょん」代表の才野雄大さん
「ぷりべんしょん」代表の才野雄大さん


才野さん、よろしくお願いします。まず「ぷりべんしょん」が結成されたきっかけは?また、目標を教えていただけますか。
才野:日本の自殺の現状を知って、自分たちでも何かできることがあるんじゃないかと思い、「ぷりべんしょん」を結成しました。

実は、日本では、20分に1人、1日に約66人が自殺で亡くなっています。

特に近年では、15歳から39歳の若年層の自殺が深刻化しています。
また奈良県でも、平成25年度に20歳代の死因で自殺が占める割合が61.5%と全国に比べても高い傾向にあることを知りました。

この現状を少しでも良くしていくために多くの方に自殺に対する正しい情報をお伝えして、自殺に対する偏見をなくしていったり、「自殺は自分たちで予防できる」ということを知ってもらいたいと思っています。

サークルの目標は、ひとりでも多くの人に【ゲートキーパー】になってもらうことです。 





今話の中に出た「ゲートキーパー」という言葉について、説明していただけますか?
才野:はい、ゲートキーパー「命の門番」という意味です。

具体的にいうと、身近な人のいつもと違う変化にまず気づき「大丈夫?どうしたの?」などの声をかけ、相手の悩みや話を聴き、必要な相談窓口につなぐ人のことです。
また、相談窓口につないだ後も、気にかけて見守る役割を担う人のことです。





とても大切な役割ですね。でも「難しそうだな…」と感じる人も多いかもしれませんね。
才野:国の調査結果で「身近な人に話を聞いてもらった」ことが自殺を思いとどまった理由の1位なんですね。
なので、このゲートキーパーが地域に多ければ、自殺に至ることを減らすことができると思い、講習をおこなっているんです。

相手の悩みや話を聴くということが大切なところです。
心理士や医師などの専門家でなくても誰もが自殺予防の力になれるということを、シンポジウムやゲートキーパー講習会で学生や地域の方々に伝えてきましたし、これからも伝えていきたいです。 


ゲートキーパー研修のようす
ゲートキーパー研修の様子


昨年のシンポジウムの様子
昨年のシンポジウムの様子




これまで活動されていて苦労したこと、困難だったことはありますか?
才野:サークルの活動を始めた時、ハードルが高いと思われがちな「自殺」というテーマについて、周りの人にどのように伝えたらいいのか悩みました。
 
あと、シンポジウムや講習会への参加を呼びかけた時、「すでに関心を持っている人だけではなく、関心がない人に来てもらうためにはどうすれば良いんだろう…」と悩んでいる自分達自身に改めて気づかされました。

そういう状態だったので、まずは自分たちが自殺の現状や、自殺が身近な問題であることを学習する機会を増やしたり、専門家でなくてもゲートキーパーとしての役割を担えることを学びながら実践してきました。

あと、あまり関心がない人にも興味を持ってもらえるよう、伝え方の工夫をしました。
例えば、大学祭でインパクトのあるテーマ「自殺する人・しない人シンポジウム」や「今にも死にそうな人をひきとめるパネル展」等を開催し、学生だけでなく、地域の親子連れの方々等の多くの方に来ていただくことができています。



講習会、シンポジウムではわかりやすく表現を工夫
講習会、シンポジウムではわかりやすく表現を工夫


自殺に関する講習会の様子
自殺に関する講習会の様子


パネル展の様子
学内でのパネル展の様子





今回のシンポジウムもそういう流れでおこなっているんですね。

才野さん

才野:はい、「自殺は私たち自身で予防できるということ」「自殺の危機がどのような人に迫っているのか」「自殺を考えている人への対応の仕方」などを伝え、専門的な技術がなくても自殺を止められる可能性があることを、主に大学生のみんなに知ってもらうために開催しようと思いました。

学生や、自殺予防に少しでも関心のある方はもちろんですが、関心のない方もこの機会にぜひ参加していただいて、若者の自殺予防について一緒に考えることができればと思っています。 





 

参加者は、シンポジウム当日にどんなことを知ったり学ぶことができるんでしょうか?
才野:シンポジウムでは、自殺対策の第一人者で精神科医の高橋祥友先生にシンポジストとなっていただきます。

自殺予防の基礎知識から、早期対応の大切さと、人と人の絆で自殺は予防できるということを、最新情報を交えてお話してもらう予定です。

また、私たち「ぷりべんしょん」から、今までの活動報告や自殺予防に関する研究発表をさせていただきます。
参加者にとって、若者のこころの健康と若者の自殺予防についてより身近なこととして受け止め、考えていただける良いきっかけになると思います。 
 



ありがとうございました。最後にこの記事を読んでいる人にメッセージをお願いします。
才野:今回のシンポジウムを通じて、大学生をはじめとした若者自身が自分の命を大切にして、若者を取り巻く人々にも若者の生きづらさを理解してもらいたいと思います。
そして、地域の身近な人に悩みを打ち明けられる環境をつくっていくことで、奈良県での若者の自殺予防につなげて行きたいと思います。
 
今回のシンポジウムは、学生の目線で「聞きたいこと、知りたいこと」をシンポジストに話していただきます。
この機会にぜひご参加ください。


「ぷりべんしょん」のみなさん
「ぷりべんしょん」のみなさん

帝塚山大学学生サークル「ぷりべんしょん」twitter



シンポジウム概要(参加料無料、申し込み不要)

シンポジウム名

若者のこころの健康シンポジウム「大切な人へのメッセージ;死ななくったっていいじゃない」

シンポジスト

高橋 祥友 氏(筑波大学 医学医療系 災害・地域精神医学教授)

帝塚山大学学生サークル「ぷりべんしょん」

コーディネーター

神澤 創 氏(奈良県自殺対策連絡協議会座長・帝塚山大学こころのケアセンター長・教授)


 

開催日時

11月19日(土曜日)
午後1時30分から午後3時30分まで



開催場所



帝塚山大学東生駒キャンパス6号館 6201教室
(奈良市帝塚山7-1-1

近鉄奈良線「東生駒駅」下車
「帝塚山大学」行きバスで5分

※大学内には駐車場がありません。
 公共交通機関でお越しください。




(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課
放送制作係 辻本
電話番号 0742-27-8056

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