奈良祭時記
陀々堂(だだどう)の鬼はしり
五條市 念仏寺陀々堂
 毎年1月14日に行われる1年の厄を払い、無病息災と五穀豊穣を祈願する修正会(しゅしょうえ)の行事。
 陀々堂の鬼はしり保存会会長 岩阪雅由(いわさかまさよし)さんと顧問 岩阪武(いわさかたける)さんにお話しをお伺いしました。

父鬼・母鬼・子鬼が持つ重さ60kgの松明の炎が堂内を照らす
陀々堂の鬼はしりとは?
 五條市阪合部地区14町で継承されている国指定重要無形民俗文化財の伝統行事です。15世紀中頃には始まったとされ、500年以上続いています。
 陀々堂の鬼は災厄をはらい、福をもたらす鬼です。法螺貝や鐘、太鼓と壁をたたく棒打(ぼうだ)の音の中で、斧を持った父鬼(赤鬼面)、稔木(ねじき)を持った母鬼(青鬼面)、槌(つち)を持った子鬼(赤鬼面)が、火の粉を振りまく松明(たいまつ)を持って陀々堂の堂内を3周します。
保存会の活動は?
 念仏寺がある大津(おおづ)町の40軒で世話人会を作って継承していましたが、昭和53年に、阪合部地区14町で保存会を結成しました。今は、会員が60人います。
 鬼役と先導の火天(かって)の4人は、毎年12月に松明の材料となる赤松の根を掘り出すところから始まり、当日までに松明を自分たちで仕上げます。鬼役は松明を作るだけでなく、鬼はしりの前1週間は水行をし、精進潔斎(しょうじんけっさい)で肉や魚は食べずに身を清めます。別火(べっか)といって料理をする火も家族と別にします。
活動を継承していくためには?
 昔は、鬼役は親から子へと継承されていたのですが、それでは後継者育成に問題がありました。今は世代交代がスムーズにいくようにと考え、まず鬼の補佐である佐役(すけ)をした後、火天や鬼行者を4年を区切に一人ずつ交替することで後継者を育てています。後継者育成のために子ども鬼はしりも行っています。
 500年以上続く伝統行事なので、基本的なことは変更せず守り、松明作りの技術や精神的なことを若い人に継承していってほしいと思っています。
 当日の松明の灯火は21時ですが、16時から子ども鬼はしりなどが行われるので、夕方から見に来てほしいですね。

会長 岩阪雅由さん(左)・顧問 岩阪武さん(右)

子ども鬼はしりのようす
行ってみよう!
念仏寺陀々堂(五條市大津町)へは…
五條市大津町127
(上野公園(こうずけこうえん)駐車場をご利用ください)
五條市観光協会JR五条駅前観光案内所
TEL 0747-20-9005
 
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