第2回セミナー内容

第2回 「攻めの経営」戦略セミナー

日時
  平成28年10月24日(月曜日) 13時30分~15時30分

会場
  ホテル日航奈良 4階「飛天」

プログラム
 
 第1部
 中小企業経営の極意「小が大を超えるマーケティングの法則」
 〔講師〕静岡県立大学経営情報学部教授・学長補佐
                地域経営研究センター長
                岩崎 邦彦氏

          
   第2部
 「奈良県プロフェッショナル人材戦略事業について」 
      奈良県プロフェッショナル人材戦略拠点 マネージャー 中﨑 宏平 
 

      
    
あいさつ
 奈良県プロフェッショナル人材戦略拠  マネージャー 中﨑 宏平 

       
 プロフェッショナル
人材戦略拠点も昨年末にスタートし10ヶ月になる。今日まで奈良県内の企業90社を訪問しました。企業経営において人材の重要性を改めて痛感している。民間人材会社から1名・県庁の高度人材就労あっせんセンターの登録者7名のプロフェッショナル人材が、新しい職場が決定しご活躍されている。後ほど活動内容の報告をします。

 本日は攻めの経営戦略セミナーの基調講演として静岡県立大学の岩崎邦彦先生にお越しいただき、マーケティング理論の基本を学び、皆様の企業経営に役立てていただければ、との思いで開催した。 

 
 事業経営はどんな分野でもお客様があり、販売がある。そのお客様に求められる商品力・品質・ブランド力等の価値を創造し、受け入れていただくために様々な取り組みがなされているが、皆様も深い思いを寄せられ努力されていることと思う。マーケティングは企業経営の基本であり、成長の為の生命線になると言っても過言ではないと思っている。 岩崎先生が長年にわたり調査・研究され構築してこられた、マーケティング理論・手法の基本を学ばせていただき、攻めの経営の極意に対する示唆をいただきたい。



第1部 中小企業経営の極意「小が大を超えるマーケティングの法則」
       〔講師〕静岡県立大学経営情報学部教授・学長補佐
                      地域経営研究センター長
                      岩崎 邦彦氏

 


◆マーケティングの目的

 販売の発想 : 「つくったものをいかに売るか」スタートポイント=商品

 マーケティングの発想:「買いたくなる商品をいかに提供する」スタートポイント=顧客


WHAT でなくWHYのアプローチ

 ・消費者に何を売るかでなく、消費者がなぜ」買いたくなるのか(Why)


◆商品作りのポイント

 顧客の「理性」と「感性」の両方に訴える商品づくり

 「情緒的価値」で顧客を引き付けて「機能的価値」で納得して買ってもらう


小さな企業の「強み」は何か

 ・消費者の多くが、個性、専門性、こだわりを小さな店の強みとして認識している

 ⇒小さな店が「個性」「専門性」「こだわり」を追求し、それを消費者に伝えることができれば、大企業より優位に立つことができる


◆時代は

 ・時代の風 :「大規模」⇒「小規模」 時代の流れ:「ラージ」⇒「スモール」

  ⇒「小さいことは、いいことだ」の時代

   ・小さな企業がいかに帆をあげて、時代の「追い風」を受けとめられるか。


小規模を「強み」に変える3つの力

 ・「本物志向」+「非価格志向」 本物の力」Authenticity

 ・「関係性志向」+「地元志向」 きずな力」 Bond

 ・「人的コミュニケーション志向」「コミュニケーション力」 Communication


◆「ほんもの力
(A)」を高めるには

1)シンボルをつくる

  すべての商品レベルを平均的に高めるのではなく、何かに特化することが必要

 「一芸に秀でる戦略」


2)利用シーンからの品揃え

 1シンボル商品の「深さ」の追求

 2シンボル商品の「幅」の追求

  ・商品間のハーモ二が必要「利用シーン」「生活シーン」に合わせた品揃え

  ・「総合化のわな」:いろいろありますは ⇒ 個性・こだわりの薄まり

  ⇒「引き算」のマーケティングでこだわりを凝縮させ本物に近づく


3)小さな
企業の3絞り

 1)商品を絞る

 2)想定ターゲットを絞る

 3)知恵を絞る

 
「資金」と「規模」のマーケティングは終焉、今後は「知恵」と「創意工夫」の勝負



 
第2部「奈良県プロフェッショナル人材戦略事業について」 
              奈良県プロフェッショナル人材戦略拠点 マネージャー 中﨑 宏平

奈良の状況
 
             
   2000年に総人口がピークを迎え、以降人口減少
 2040年 高齢化率は38% 超高齢社会
     2040年生産人口年齢別増減
   特に若い働き手が減少
 
 
              
    奈良県の県内総生産は減少傾向
  2013年度 35,206億円(名目)
    2013年度 県内総生産(名目39  

中小企業の稼ぐ力を決定づける経営力


               
    経営資源の中で、ヒト(人材)が重要課題     人材不足が質的にも量的にも深刻化  

     


   稼いでいる企業には、経営者

 1ビジョンを明示し、2従業員の声を聞きながら、3人材育成、4業務プロセスの高度化など

   を行うことにより、さらに生産性の向上につなげているという共通点がある。
   また
共通の課題は人手不足

 


■プロフェッショナル人材戦略事業とは

 

              

   

 プロフェッショナル人材戦略拠点は、中小企業様の「攻めの経営」への転進を後押しするとともに、それを実践していくプロフェッショナル人材の活用について、経営者様の意欲を喚起し、民間人材ビジネス事業者等を通じてプロフェッショナル人材マッチングの実現をサポートし、より企業成長を加速させる役割を担います。
ぜひ、拠点設立の趣旨をご理解頂き、プロフェッショナル人材戦略拠点をご活用いただきますようお願いいたします。

 
   

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