統計からみる中部農林振興事務所管内の農業

統計からみる中部農林振興事務所管内の農業(世界農林業センサスより)

概要

■管内は奈良県の中部に位置し、6市8町1村(大和高田・橿原・桜井・御所・香芝・葛城・川西・三宅・田原本・高取・明日香・上牧・王寺・広陵・河合)からなっており、中央部に広がる大和平野を東部の大和高原、西部の金剛・葛城山系が取り囲んでいる。
■気象条件は、平坦部は盆地型の内陸性気候で年平均気温は1415℃、西部・東部の標高の高い地域では平坦部より1~2℃低い。
■年間降水量は、平坦地域は1,300mm弱と全国平均を下回っているが、多くのため池や吉野川分水を始め、灌漑設備の整備により、安定した水田農業が営まれている。

農家

農家数の推移
グラフ農家数の推移 中部管内  グラフ農家数の推移 奈良県

■管内の総農家数は10,528戸で、県全体(25,596)41%を占めるが、10年間で、2,105(16.7%)減少した。県全体でも同程度の減少となっている。

■主業農家数は448戸で、県全体(1,686戸)の26.6%となっており、10年間で135(23.2%)減少(県全体では27.2%の減少)した。

■主業+準主業農家数は、1,191戸で県全体(3,871戸)の30.8%となるが、10年間で591戸(33.2%)減少(県全体では32.2%減少)した。


農家数の内訳
農家数の内訳 中部管内   農家数の内訳 奈良

■総農家数に占める販売農家数は、県全体で50.6%となっているが,管内では47.3%と低くなっている。更に主業農家数は総農家数の4%(県全体では7%)と低くなっている。
■自給的農家数は,県全体の41.8%を管内が占めており、管内では総農家数の53%が自給的農家となっている。

 

農業者(担い手)

農業就業人口

年齢別農業就業人口比率2015 
管内の年齢別農業就業人口  奈良県の年齢別農業就業人口比率 

 

 


■管内の農業就業人口は6,831人で県全体19,422人の35.2%を占めている。管内の年齢構成は全体と同じ傾向にあり、40歳未満が8%に対し、70歳以上が47%と高くなっている。
■管内では2010年からの5年間での7,022人から2.7%(191人)減少し、県全体では2倍以上、6.3%(1,327人)の減少となった。

 

■2010年からの5年間で40歳以上60歳未満の割合はほとんど変化がなかったが、40歳未満の人数が326名、割合で3%から8%に増加した。一方70歳以上の人数は3,896人から3,185人に18.2%減少し、農業就業人口に占める70歳以上の割合も55%から47%に減少した。県全体も同じ傾向であった。

 

基幹的農業従事者数
年齢別基幹的農業従事者比率2015 

 

管内の年齢別基幹的農業従事者比率   奈良県の年齢別基幹的農業従事者比率


■管内の基幹的農業従事者数は4,403人で県全体13,553人の32.5%を占めるが、平均年齢は、69.8歳と県全体68.8歳より、約1歳高い。管内15市町村では、6市町村は70歳以上で、葛城市が最も低く67.9歳となっている。
■管内では2010年の5,045人から12.7%(642人)減少したのに対し、県全体では15.7%(2,352人)減少した。
■2010年から5年間で、70歳以上の占める割合が、県全体及び管内どちらも若干減少したが、管内の60歳未満の基幹的農業従事者は管内で13%(720名)、県全体で15%(2,101人)となった。
 

耕地 

 

管内の耕地面積の推移  奈良県の耕地面積の推移 

 

■管内の耕地面積は7,559haで県内の耕地の34.6%を占めており、その内、85%の6,451haが大和平野地域を中心に広がる水田となっている。
■2010年からの5年間で、県内の耕地面積が3.1%の減少に対し、管内では4.3%の減少となっている。

■管内の耕作放棄地は、2010年から5年間で、20haと微増傾向にあるが、2005年からの5年間と比べると鈍化した。管内では18.9%の耕作放棄地があり、市町村別に見ると中山間地域を抱える市町村で高く、平坦地域では県平均(21.5%)より低くなっている。