平成28年度「女性に対する暴力防止フォーラム」実施報告

平成28年度「女性に対する暴力防止フォーラム」が開催されました。

 女性に対するあらゆる暴力を防止するため、平成28年11月15日(火曜日)奈良県産業会館(大和高田市幸町2-33)にて平成28年度「女性に対する暴力防止フォーラム」を開催し、県民や支援関係者等約60名が参加しました。
 
 今回は、甲南女子大学教授の友田尋子さんを講師にお招きし、「DVの実態と子どもへの影響」をテーマにご講演いただきました。
 友田さんは、大阪市立小児保健センターで小児医療に従事された際に、子どもを傷つける親がいるということを知り、虐待について研究を始められました。その後児童虐待防止協会で相談員として相談者からの話を聞いているうちに、子どもの虐待がDVと深く関わっていると感じ、この問題に携わってこられました。
 警察白書によると、1年に120~180人の方がDVの事案で亡くなっており、このデータはDV防止の取り組みの重要性を強く表しているということでした。また、医療現場の現状等もいろいろな事例やデータを挙げながら紹介していただきました。
 欧米では妊娠中の女性に対する暴力も児童虐待ととらえられおり、妊娠中にDVを受けた結果、早産、低出生体重、また、DVの家庭で育つこどもに下痢など身体的症状やPTSDなどの精神的な影響が出る場合もあることや、母親が暴力によるけがや状態によって「食事を作ることができない」「外出できない」という状況になり、意図せずとも結果的に育児放棄にもつながることがあるということでした。
 講演の間には、海外のDVに関する映像もご紹介いただき、面前DVでなくても、子どもはDVが行われる声や音でその事実を理解していることを教えていただきました。
 最後に、医療の現場では病院に治療に来られた被害者がDVを受けていることを早期に発見し、支援につなげること、支援する者はDVを理解し「あなたは悪くない」という意識を持って被害者に接することが重要であると話されました。
  講演後、参加者から「DVはとても難しく、大切な問題だと思った」等のご意見をいただきました。
 奈良県では、今後も県民の皆様が女性に対する暴力防止について考え、行動していただけるよう、フォーラム等の開催を通じ、啓発に取り組んでいきます。
 DVフォーラム

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