ぶらり日本書紀

県民だより奈良 平成30年6月号

ぶらり日本書紀
太子道
地図
聖徳太子が歩んだ太子道
 歴史に大きな足跡を残した厩戸皇子(うまやとのみこ)(聖徳太子)は、母である穴穗部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)が、宮中を巡行している途中、厩の戸口で産まれたことからその名がつけられました。
 厩戸皇子は優れた知恵があり、一度に十人の訴えを聞き分けることができたとされています。
 推古天皇の時代に東宮(皇太子)となり、推古天皇の代行として国政を執り行ったと『日本書紀』にあります。皇子は、国際的緊張が高まる中での遣隋使の派遣、冠位十二階や憲法十七条の制定などを行いました。また伯父の蘇我馬子とともに、我が国に仏教を積極的に導入しました。
 県内には、法隆寺をはじめ厩戸皇子にまつわる寺院が多数あり、それらの社寺を結ぶ道は、太古から整備され発展したと考えられます。中でも、厩戸皇子が歩んだとされる、飛鳥と斑鳩を結んだ「太子道」は、厩戸皇子に対する人々の厚い信仰心によって、その姿を現代に伝えています。
白山神社
太子道沿いにあるこの神社の境内には、厩戸皇子が腰掛けたという大石「腰掛石」があります。
白山神社
法楽寺
孝霊(こうれい)天皇が都を遷した地である黒田廬戸宮(いおとのみや)跡に、厩戸皇子が建立したと伝えられています。この宮で誕生したとされる孝霊天皇の皇子(吉備津彦)は桃太郎のモデルとされ、法楽寺は桃太郎誕生の地でもあります。
法楽寺
『日本書紀』のエピソードを映像でわかりやすくご紹介
奈良まほろまん

『日本書紀』のエピソードを映像化した「奈良まほろまん」。県内各地に残るゆかり地の美しい風景やイラストが楽しめます。
奈良まほろまん
なら記紀・万葉ホームページ、YouTubeでご覧いただけます。

www3.pref.nara.jp/miryoku/narakikimanyo/mahoroman/


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なら記紀・万葉名所図会
3月にシリーズ第8弾となる「日本書紀・旅編」を発行。『日本書紀』に登場する人物やエピソードにゆかりのある県内各地のルートを紹介します。詳しくは下記へ(無料配布・1人1部)。
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