ならびと

県民だより奈良 平成30年6月号

ならびと
平成29年秋の褒章で緑綬褒章を受章された竹島照子(たけしま てるこ)さんに「ボランティアを通じての成長」について伺いました。
竹島 照子さん
竹島 照子(たけしま てるこ)さん
(三郷町在住)
ボランティアをはじめるきっかけは?
 30代半ばで大阪から三郷町へ引っ越ししてきました。その当時、全国的にボランティア活動が広がりをみせていて、三郷町にもボランティアグループ「ひまわり会」が立ち上がりました。もともと、身体が弱く外で働くことをあきらめていましたが、「ボランティアなら、自由に参加できる」という軽い気持ちで当初から参加しました。
 それから42年ほど経つ今では、一番長く「ひまわり会」に参加しています。
どのような活動ですか?
 活動内容は、グループで話し合って決めます。初めの頃は、駅前の清掃や近隣病院の庭の草引きをしたり、県や社会福祉協議会が開催する研修会にもたくさん参加しました。一番楽しかったのは、各家庭の不要な物を集めて、リサイクルバザーで販売することで、ピアノをもらって売ったこともあります。売り上げは、全部寄付しましたが、毎回結構な額になりました。
 三郷町の広報誌の録音ボランティアグループにも参加し、できあがったカセットテープを視覚障害者へ届ける活動もしていました。県の子育てダイヤルの相談員のボランティアをしていた時には、子育ての悩みだけでなく、ママ友とのつきあいなどの悩みを聞くことも多かったです。
 今も、裁縫や小物作りの趣味を生かした活動や、施設を訪問して話を聞くボランティアを個人的にやっています。活動を通じて知り合った人や経験が、次のボランティアにもつながっています。
活動のみなもとは?
 ボランティアを始めた頃に、「ボランティアってどういうことかな?」と調べて、「奉仕」とは違うと知りました。ボランティアとは、「お互いに楽しみながら成長するもので、相手のためだけでなく、自分のためにもなるもの」だと思います。ボランティア活動は、新しく出会い、経験し、今まで知らなかったことを教えてもらう良い機会になることも多いです。また、継続も大切です。続けることで成長し、人間関係も深まっていきます。
 私は、昔から身体も弱く、苦手なことも多いので、人に何かを頼むことが多かったのですが、逆に人から何かを頼まれること、最後に「ありがとう」のひと言をもらうことが、とても「うれしいこと」だと思っています。これからもあと10年くらいは続けたいと思っています。
三郷町社会福祉協議会で雑貨づくり
三郷町社会福祉協議会で雑貨づくり
県広報広聴課
電話 0742-27-8326
FAX 0742-22-6904
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
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