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最新の発掘調査結果に触れられる、毎年恒例の速報展

大和を掘る1

【ナラプラス現地リポート】

橿原考古学研究所附属博物館で、夏の恒例となった発掘調査速報展『大和を掘る36 -2017年度発掘調査速報展-』が開催されています(7月14日~9月2日)。
36回目を迎える今回は、2017年度に発掘調査された遺跡を中心に、出土遺物および調査写真・図面のパネルを展示。奈良県内の広い地域で出土した、時代もさまざまな遺物たちが一同に会し、最新の発掘調査結果に触れられる機会となります。

●『大和を掘る36』主な展示遺跡
・奈良市……東九条町、石ガマチ2号墳、平城京左京二条四坊十坪
・大和郡山市……平城京南方遺跡
・桜井市……纒向遺跡、茶ノ木塚古墳
・田原本町……唐古・鍵遺跡、宮古北遺跡、小阪細長遺跡
・明日香村……飛鳥寺西方遺跡
・高取町……与楽イモリ1号墳
・吉野町……宮滝遺跡
・斑鳩町……法隆寺若草伽藍跡
・王寺町……西安寺跡
・上牧町……上牧久渡古墳群
・河合町……九僧塚古墳
・広陵町……巣山古墳
・東大寺……東塔院跡
・奈良文化財研究所……平城宮跡東院、藤原宮跡、瀬田遺跡
・橿原考古学研究所……中西遺跡、杣之内向山遺跡、宮堂・長楽遺跡、郡山城跡、 四条遺跡、小山田遺跡、唐招提寺、登大路瓦窯跡群、興福寺子院跡

まさに県内全域で発掘調査が続けられ、新たな調査結果が得られています。全国的に有名な「纒向遺跡」や「宮滝遺跡」はもちろん、一般にはあまり馴染みのない遺跡や古墳の調査も続けられていることが体感できます。


県内の36遺跡を、出土遺物や写真・パネルで紹介

大和を掘る2
『大和を掘る36』の展示会場。2017年度に県内で行われた発掘調査の中から32遺跡を、さらにミニ企画(古墳時代の導水施設)の4遺跡をあわせて、計36遺跡の調査結果を取り上げ、出土遺物や写真・図面のパネルを用いて紹介しています。最新の調査結果にいち早く触れられる機会となるため、考古学ファンの方が多数訪れていました。

大和を掘る3
遺跡の時代は、縄文時代から江戸時代までと幅広く、出土した遺構も多岐にわたります。桜井市の「纒向遺跡」の第191次調査では、柱穴などが確認され、多数の土器や木製品が出土しています。まさにその実物が眼の前に展示され、“考古学の最前線に触れている”という興奮があります!

大和を掘る4
こちらは飛鳥時代の「飛鳥寺西方遺跡」と「特別史跡 藤原宮跡」からの出土品です。藤原宮跡では、大宝元(701)年の元日朝賀の場を飾った7本の幢幡の遺構が明らかになり、回廊の姿も新たな発見があったそうです。

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飛鳥~奈良時代の吉野宮(離宮)跡とされる「史跡 宮滝遺跡」の第69次調査では、四面庇の大型掘立柱建築物と掘立柱塀が確認され、吉野離宮の正殿の位置と規模が確定しました。出土品とパネルで紹介されています。

大和を掘る6
また、郡山城跡からは、古墳時代~江戸時代までのさまざまな時代の遺構・遺物が出土しています。埴輪や硯、陶磁器など、出土品も多岐にわたります。

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ミニ企画として「奈良県内の導水施設」(4遺跡)を紹介するコーナーも。展示された木樋(もくひ)は、ヤマト王権が重視した儀礼で場の中央に置かれていたものだとか。どのような儀礼が行われていたのでしょうか? 想像が広がります!


調査担当者からの生の声が聞ける「土曜講座」も

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『大和を掘る36』の会期中、調査担当者さんからその様子を解説してもらえる「土曜講座」が開催されています(聴講無料・申込不要)。写真は、橿原考古学研究所の藤元正太氏による「御所市 中西遺跡」。会場には熱心な考古学ファンが詰めかけ、大盛況でした。

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この企画が素晴らしいのは、解説してもらった遺跡について、すぐに実際の出土品が見られることでしょう。御所市の「中西遺跡」第30次調査では、弥生時代前期の水田遺構に加えて、縄文時代晩期の土器棺が19基も出土しました。お話を聞いた後だとよりリアルに感じられます。

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こちらは、奈良市教育委員会の村瀨陸氏による「奈良市東九条町(HJ第709次)」。平城京のエリア内にあたりますが、この時代の遺構はなく、下層から弥生時代の遺構が発見されたそうです。平城京の遺構が見つかった場合、その下層まで調査が及ばないケースが多いため、かなり珍しいことなのだとか。

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「東九条町の弥生時代遺跡」の展示。出土した土器類とともに、奈良時代の銅製の箸1点などが拝見できます。「土曜講座」は今後も開催されますので、ぜひご参加ください!


常設展示も豪華!ミュージアムショップも充実

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常設展「大和の考古学」では、旧石器時代から平安・室町時代まで、橿原考古学研究所の発掘調査で出土した実物資料などが見られます。常設展示はどなたでも写真撮影も可能です(一部撮影不可)。

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6世紀後半の円墳、斑鳩町「藤ノ木古墳」から出土した金銅製品の数々(文化庁所蔵、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館保管)も、本物が展示されています。

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ミュージアムショップでは、個性的なグッズが並びます。土器に描かれた絵柄をモチーフにしたトートバック(製作:豊天商店)や、オリジナルデザインの屋外で使いやすい手帳「野帳」など。ぜひ好みの考古学グッズを探してみてください!


大和を掘る36 -2017年度発掘調査速報展-

●会期:2018年7月14日(土曜日)~9月2日(日曜日)
●会場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室
●時間:9時から17時まで(入館は16時30分まで)
●休館日:月曜日
●料金:大人 400円、高校・大学生 300円、小・中学生 200円

【関連】土曜講座(※今後の予定)

●会場:奈良県立橿原考古学研究所 講堂
●開演:13時から
●料金:無料(※申込不要)
●8月18日(土曜日)
・「明日香村小山田遺跡」鈴木一議氏(橿原考古学研究所)
・「明日香村飛鳥寺西方遺跡」長谷川透氏(明日香村教育委員会)
・「吉野町宮滝遺跡」中東洋行氏(吉野町教育委員会)
・「大和郡山市美濃庄遺跡ほか」鈴木朋美氏(橿原考古学研究所)
●9月1日(土曜日)
・「奈良市平城宮跡東院」小田裕樹氏(奈良文化財研究所)
・「奈良市平城京左京二条四坊十坪」永野智子氏(奈良市教育委員会)
・「大和郡山市平城京南方遺跡」十文字健氏(大和郡山市教育委員会)
・「奈良市興福寺旧境内・登大路瓦窯跡群」齊藤希氏(橿原考古学研究所)


交通案内

「奈良県立橿原考古学研究所附属博物館」(橿原市畝傍町50-2)は、近鉄橿原線「畝傍御陵前駅」から徒歩約5分。または、近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」から徒歩約15分です。


(リポート・写真 / ナラプラスライター N)


(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 髙塚・金田
電話番号 0742-27-8325

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