特別展

ニッポンの写実 そっくりの魔力

Realism Art in Japan

平成29年(2017)11月23日(木・祝)~平成30年(2018)1月14日(日)
展覧会ちらし表 (pdf 466KB)

出品リスト (pdf 191KB)

 

[概要]
 何かにそっくりなものを眼にしたとき、私たちは「すごい!これ、本物?」と、素朴な驚きを覚えます。眼に見えるものをあるがままに再現することへの欲望は、私たちの心に深く根ざした、古くて新しい感情なのではないでしょうか。「現実の事象をそのまま写し取ること」-日本の近代美術家たちは、近世までの「写実」の伝統を土壌としながら、西洋美術の流入を大きな刺激として、多様な「写実」へのアプローチを試みてきました。そして現代では近年、精緻な写実表現を目指す動向とともに、彫刻や工芸においても、日本の伝統的な技術の上に、克明な再現を軸とする表現が注目を集めています。

その一方でまた、写実を包括した超絶技巧と呼ばれる表現形態では、絵画にとどまらず、日本の伝統技術を追究した木造彫刻・金属工芸をはじめ、人体、動植物、日用品を克明に再現した作品も際立って注目されています。また、映像の世界においても、これまでの「記録」としての画像を凌ぐ超密度な画素と装置、アプリケーションも広く一般に流通し、わたしたちの「写実」に対する認識を変化させつつあります。  

 この展覧会では、あらゆる対象があらゆる形態で写実的に表現されうる現在の状況、それによりかわろうとしている今日の「リアル」に対する感性のありようを、約80点の写実絵画、超絶技巧による立体作品、高精細な映像作品を通じて考える機会としたいと思います。

 

主催:奈良県立美術館 奈良新聞社 奈良日新聞社

後援:NHK奈良放送局、奈良テレビ放送株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、阪神電気鉄道株式会社、奈良交通株式会社、奈良県商工会議所連合会、奈良県商工会連合会、奈良県中小企業団体中央会、株式会社南都銀行、(一社)日本旅行業協会、(一社)全国旅行業協会、(一社)国際観光日本レストラン協会、(一財)奈良県ビジターズビューロー、(公社)奈良市観光協会、奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合  


[関連事業]

(1)記念対談「“そっくり”で読み解く写実の魅力」

12月3日(日)講師:丸地加奈子(豊橋市美術博物館 主任学芸員)
(2)講演会「新写実憧景」 1210日(日)

講師:南城 守(前奈良県立美術館学芸課長・現絹谷幸二天空美術館顧問) 
(3)  美術講座「そっくりの魔力」
17日(日)講師:深谷 聡(当館主任学芸員) 
(4)学芸員によるギャラリー・トーク 1216日(土)、1223日(土・祝)、113日(土)
(5)  ミュージアムコンサート レクチャールームなど        
(6) 
ワークショップ「そっくり工作に挑戦!」1階無料休憩室 会期中随時・参加費無料


[同時開催]明日香村による連携展示 当館ギャラリー 観覧無料
「明日香まるごと博物館 -全域に文化財が眠る村とその魅力-」

 

1400年前に都が置かれた明日香村とその魅力を現地で感じていただくための古代と現代が融合した村の取り組みを紹介します。