【レポート】地域フォーラム「地域のビジョンづくり」をテーマに知事と市町村長がディスカッション!

知事と市町村長が地域の課題について語ります

【ナラプラス現地リポート】(令和元年11月)

奈良県では、地域の課題解決につなげることを目的として「地域フォーラム」を開催しています。
平成25年度から地域ごとに実施されており、知事と各地域の市町村長が地域の課題について意見交換を行うことで、県政に対する県民の方々の理解を深めることを目指すものです。
令和元年度のテーマは「地域のビジョンづくり」。今回の会場となった「川上総合センター やまぶきホール」では、荒井知事とともに、五條市、下市町、天川村、十津川村、川上村、東吉野村の各首長も参加し、意見交換が行われました。
当日の会場の模様をレポートします。

ナラプラス現地リポート
「川上総合センター やまぶきホール」で開催された、令和元年度「地域フォーラム」。今年度はこれまで県内各地域で開催されており、川上村は第8回となります。

 

ナラプラス現地リポート
この日のパネリストの方々。向かって左から、荒井正吾 奈良県知事、太田好紀 五條市長、杦本龍昭 下市町長、車谷重高 天川村長。

 

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こちらも向かって左から、水本実 東吉野村長、栗山忠昭 川上村長、更谷慈禧 十津川村長。そして、奈良テレビ放送の伊藤將也アナウンサーがコーディネーター役を務めました。

 

県が提唱する「奈良新『都』づくり戦略(案)」

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まずは、荒井知事から「奈良新『都』づくり戦略(案)」と題して、奈良県政の発展目標と道筋についての試案が示されました。この日は主に奈良県南部に関連する事柄について触れられました。

 

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●奈良県北部・西部地域は、ベッドタウンとして急激な人口増加が見られたが、現在、急速な人口減少と高齢化に見舞われている。
●奈良県は平成30年の工場誘致件数は全国11位、近畿で2位。有効求人倍率はずっと近畿で1位となっており、経済が回りはじめている手応えがある。
●五條市に大規模広域防災拠点の整備を検討。あわせて陸上自衛隊駐屯地の誘致も行っている。また、吉野山の奥千本までリフトを敷設する計画などもある。
●「健康寿命日本一」を目指しており、奈良県南部・東部に広域連合で健康指導を行う「保健師」を雇うことはできないかと検討中。訪問介護などの地域包括ケアを南和に充実させていく。 など

 

南和地域の各市町村の「地域のビジョンづくり」とは

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首長の発表は、五條市・太田市長から。
五條市では、総合計画と総合戦略をわかりやすく一本化した「五條市ビジョン」を策定。「子どもを育てたいまちをつくる」「南部地域の交流拠点となるまちをつくる」など5つの項目について優先的に取り組んでいます。
国・県・市の機能が集約した新庁舎が令和3年度に完成予定であることなど、行政運営の効率化への取り組みなども紹介されました。
発表後には、各首長から意見が述べられ、県南部の玄関口となる五條市に対しては、広域連携の拠点として大きな役割を期待する意見が聞かれました。

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下市町・杦本町長からは、地域コミュニティの活性化、移住・定住の推進、シニアの経験や知識を活用した地域活力の創出などに取り組む総合戦略を中心にお話がありました。
印象的だったのは、地域に活力を生み出す「下市町元気印集落事業」の事例です。地域住民が自ら具体的に取り組む活動で、地元食材を使ったピザハウス、移住促進ゲストハウスなどの成功事例が生まれています。
また、町主導で開園する認定こども園、小中一貫校の開校など、子育て環境の整備も進んでいるそうです。

 

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豊かな自然と歴史・文化を有する天川村。車谷村長から「村民と移住者の融合」を目指すさまざまな取り組みが紹介されました。
みたらい渓谷の整備など観光の振興と並行して、自然環境を守るため「天川村をきれいにする条例」を制定。河原でのバーベキューを禁止し、バーベキューハウスを運営することで、ゴミを半分以下に減らすことができたとか。
また、標高850mの夏の冷涼な気候ときれいな水を活かして「洞川夏いちご」の試験栽培、さらに「トラフグ」の試験養殖事業などにも取り組んでいるそうです。
開講予定の小中一貫校、地域連携による在宅介護推進などの事例も紹介されました。


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十津川村・更谷村長からは、村づくりの羅針盤として策定された「第5次 十津川村総合計画」の内容が紹介されました。
村の主要産業である林業の再生に向けて6次産業化を進めており、十津川村の木材を使用した産直住宅は、9年間で306棟の新築住宅を建設するなど実績を上げています。観光面では、めはり寿司づくり体験・茶摘み体験など、体験型観光が好評だとか。
印象的だったのが、高齢者向けの「高森のいえ構想」です。自宅と特別養護老人ホームの中間の位置づけとなる、介護度が軽度の方のための高齢者向け住宅「高森のいえ」を整備し、ゆるやかな見守りを実現しているそうです。

 

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「水源地の村づくり」に取り組む川上村。栗山村長からユニークな取り組みの数々が紹介されました。
地元の民間企業と連携し、移動スーパー事業・宅配事業・ガソリンスタンド運営などを行う「かわかみらいふ」の活動では、26人の村民が活躍し、1,300人の村で1.8億円の売上を上げています。さらに「らくらく元気塾」「おてったいさん制度」などの制度も効果を上げているそうです。
また、若者世代の定住・移住に取り組む「川上ing作戦」は、2014年から59人の実績があり、0~6歳人口が大幅に増えているとか。

 

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「笑顔あふれる、木と水のふるさと」を目指す東吉野村・水本村長からは、雇用の創出、移住交流の促進、若い世代の結婚出産などの希望を叶えるといった取り組みについて発表がありました。
新しい働き方、新しい仕事をつくるクリエイティブヴィレッジ構想は、「オフィスキャンプ東吉野」を中心として、クリエイターを呼び込んで移住・定住につなげるもので、37組72名が移住しています。かつての商店街の建物を利用したチャレンジショップやゲストハウスがオープンするなど、大いに活性化しています。
村でも空き家バンクの活動も行うなど支援を行い、料理体験などで交流を促進する「世代交流かふぇ」の開催、小さな道の駅「ひよしのさとマルシェ」にコンビニを誘致するなど、交流人口の増加に向けた活動を積極的に行っているそうです。

 

来年度以降も、県内各エリアごとに開催予定です

「地域フォーラム」は、テーマにそって、現状はどのようになっているのか、どのような取り組みが行なわれているのかなど、県や市町村の首長から直接お話を伺える貴重な場です。
来年度以降も順次開催される予定です。地域の身近な課題をあらためて考えるきっかけになりますので、ぜひご参加ください!

 

令和元年度 第8回 地域フォーラム(※終了しました)

・日時:2019年11月3日(日曜日・祝日)13時30分~15時30分
・会場:川上総合センター やまぶきホール
・参加市町村:五條市、下市町、天川村、十津川村、川上村、東吉野村
・定員:300名

 

(リポート・写真 / ナラプラスライター N)

(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 森田・山田
電話番号 0742-27-8325

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