第297号 R2/3/1

「E-夢 はっしん!」

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令和2年3月1日(日曜日)

≪第297号≫


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発行:奈良県教育委員会事務局 企画管理室


【巻頭言】 目次に戻る

 

リーダーシップの重要性

                                      奈良県教育委員会

参与 竹本 三保

 

 大阪府で公募校長として勤務し始めたときも、奈良県教育委員会で勤務しているときも、管理職の「マネジメント」という言葉はよく聞きましたが、「リーダーシップ」という言葉はあまり耳にしませんでした。
 今、教育界は、「主体的・対話的で深い学びの充実」「ICTの活用」「いじめや不登校」「働き方改革」等多種多様な課題に次々と対応していかなくてはならない激動期です。こういうときこそ、管理職特に校長は、教職員および生徒を牽引する「リーダーシップ」が重要なのではないでしょうか?
 最も重要なのは、管理職というリーダーとしての覚悟であり、責任をとるという覚悟だと思います。リーダーが先頭に立ってメンバーを率いていくとき、確固たる判断基準が必要です。私は、その判断基準をシンプルに「己が正しいと思うことをやる」とすればいいのではないかと考えます。正しささえあれば、それが成功しようが失敗しようがどちらに転んでも、何ら後ろめたいこともなく説明ができます。この”絶対的に正しいことをやる”という強い意志・信念こそがリーダーシップの根幹であり、基準となるべきものだと考えます。
 チーム・ビルディングという点では、ラグビーワールドカップの「ONE TEAM」を見てもわかりますように、個性ある教員集団が一致団結して一つのチームになれば、これほど強いものはありません。働きやすい職場とは、風通しがよく、組織としての目標が明確なので、一人ひとりが何をすべきかわかっており、仲間同士が助け合い、チームとして一丸になっている、というイメージではないでしょうか?そのためには、リーダーのオープンマインドと情報を共有する姿勢、メンバーの一人ひとりと丁寧に接する姿勢が大切だと思います。
 若い頃、風通しのよい職場をいくつか経験しました。そこには、何でも言い合える環境がありました。当時のリーダーに共通していることがあります。それは、「自ら楽しむ」「部下を育てる」「アイデアが豊富」「さりげなく部下を気遣う」そして「いざとなったら自力で部下を救える力を持つ」です。このようなリーダーになりたいものですね。
 真のリーダーは、周りや部下のことを第一に考え、よき方向に導かなくてはなりません。そしてそのためには、絶対的な”覚悟”というものが必要です。逆に言えば、その覚悟なくして本物のリーダーにはなれないと思います。

 

 

【今、学校では・・・】 目次に戻る

 県立大淀高等学校で取り組まれている「南和医療企業団」と連携した取組について紹介します。

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「南和医療企業団」と連携した取組

 

                                         県立大淀高等学校

 

 本校の看護・医療コースでは、将来の職業として、看護師・理学療法士・作業療法士等を目指す人のために、看護・医療系の大学・短大・専門学校への進学を考えた学習内容とキャリア教育、「心」の教育を通して、看護、医療分野への進学を目指す生徒をサポートする取組を行っています。
 本校では、毎年大淀町の介護福祉課と連携し、看護・医療コースの1年生全員を対象に「認知症サポーター講座」を実施しています。この取組によって、認知症サポーターの資格を取得した後、3年生になってから希望者は美吉野園で開かれる「やすらぎカフェ」に参加しています。本年度は、令和元年11月24日(日曜日)に開かれました「やすらぎカフェ」に本校の看護・医療コースの3年生3名が参加させていただきました。「やすらぎカフェ」とは、認知症カフェをモデルに、介護や福祉サービスを必要とする人たちとその家族、そして地域の人たちとの交流とケア(予防)を目的に、大淀町と美吉野園が主体で、地域の福祉事業所等と協働して開催する集いのことです。
 本校の生徒は、「やすらぎカフェ」の開催に向けて、大淀町のケーブルテレビで放映されるCMの撮影に参加したり、当日来場者に向けてウェルカムボードを作成したりしました。
 当日は、南奈良総合医療センターで医師をつとめる澤信宏先生より、へき地医療の現状や、認知症における地域のサポートの方法などを聴き、自らの将来につなげました。また、地域の方たちとのグループミーティングにも参加し、認知症に対する様々な声に耳を傾けることができました。医療への道を志す本校生徒が参加することにより、『認知症に関係する人たちを、地域が一体となってサポートする』、そんな雰囲気をつくることに協力することができました。

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            CM撮影の様子                 CM撮影の様子

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           澤先生による講演の様子       地域の方たちとのグループミーティングの様子

 

【はっしん! みんなの夢】 目次に戻る

 全国中学校陸上選手権大会男子110m障害の部において、日本中学新記録で、全国1位に輝いた田原さんに 優勝したときの思いや今後の夢を綴ってもらいました。

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全中で優勝して

 

                                 奈良市立平城東中学校
                                 3年 田原 歩睦 

 

 私は令和元年8月23日に大阪市のヤンマースタジアム長居で開催された第46回全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)において、男子110mハードルで日本中学新記録を出して優勝することができました。
 全中より先に行われた近畿大会では、13秒88の自己ベストで優勝しました。この記録は私にとって大きな自信となり、「全中ではさらに記録を伸ばしたい!」という前向きな気持ちで全中に臨むことができました。
 全中が始まりました。予選は全体の2位通過でしたが、焦りはなく、いつも通りのレースをすることを心がけました。準決勝でも順調にタイムを伸ばすことができました。そして決勝。「準決勝の様に落ち着いて走れば大丈夫。」そう自分に言い聞かせてレースに臨みました。得意なスタートが決まり前半から前に出ることができ、プラン通りの走りができました。ゴールをした後、表示されたタイムは13秒74。陸上を続けてきて本当に良かったと思えた瞬間でした。
 この優勝は、決して私1人の力で勝ち取れたものではありません。ずっとサポートしてくださった方々のおかげだと思います。
 今後の目標は、まずは全国インターハイに出場することです。今まで以上のハイレベルな環境の中で数々のライバルと出逢い、切磋琢磨していきたいと思います。

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       (競技の様子)         (日本中学新記録)         (インタビューの様子)

 

 

【高校入試インフォメーション】 目次に戻る

3月に実施する選抜の受検に当たってのお知らせ

 今回は、3月に実施されます一般選抜、大和中央高校通信制課程選抜、二次募集、大和中央高校B選抜等の受検に当たっての注意事項等をお知らせします。

【入試に関する日程等】

〇一般選抜及び定時制課程成人特例措置
      出 願 日 3月4日(水曜日)、5日(木曜日)
      検 査 日 3月11日(水曜日)
      合格発表日 3月17日(火曜日)
      * 検査日の集合時刻は8時30分です。
      * 一般選抜の学力検査は、県内一斉に同一問題で、国語、英語、数学、社会、理科の順に実施します。学力検査が3教科の場合は、学力検査終了後に面接又は実技検査を実施します。
      * 定時制課程成人特例措置の検査は、作文及び面接を実施します。
〇大和中央高校通信制課程選抜
      出 願 日 3月4日(水曜日)、5日(木曜日)
      検 査 日 3月11日(水曜日)
      合格発表日 3月17日(火曜日)
      * 検査日の集合時刻は8時30分です。
      * 検査は、面接を実施します。
〇二次募集 
      ※ 一般選抜実施後、合格者数が募集人員に満たなかった学科(コース)において、二次募集を実施します。実施校については、学校教育課のWebページに掲載します。
      出 願 日 3月19日(木曜日)
      検 査 日 3月24日(火曜日)
      合格発表日 3月25日(水曜日)
      * 検査日の集合時刻は8時30分です。
      * 検査は、面接を実施します。
〇大和中央高校定時制課程B選抜
      ※ Ⅲ部及びA選抜で合格者数が募集人員に満たなかった部において実施します。
      出 願 日 3月19日(木曜日)
      検 査 日 3月24日(火曜日)
      合格発表日 3月25日(水曜日)
      * 検査日の集合時刻は8時30分です。
      * 検査は、作文及び面接を実施します。

〇大和中央高校通信制課程二次募集 
      ※ 通信制課程選抜実施後、合格者数が募集人員に満たなかった場合に実施します。
      出 願 日 3月19日(木曜日)、26日(木曜日)
      検 査 日 3月27日(金曜日)
      合格発表日 3月30日(月曜日)
      * 検査日の集合時刻は8時30分です。
      * 検査は、面接を実施します。

【出願】

 出願日の午前9時から午後3時まで(二次募集と大和中央高校定時制課程B選抜は午前11時から午後4時まで)に、志願する高校に出願してください。
   (山添分校については山添分校で、賀名生分校については五條高校で行います。)

【出願状況】
  出願日の午後6時ごろ、各高校の出願状況を学校教育課Webページに掲載する予定です。                                    → http://www.pref.nara.jp/40751.htm
                                              
【学力検査等の会場】
    検査は出願した高校で行います。
 
【持参品等】

  (1) 持参品は、受検票、筆記用具の他は選抜によって持参品が異なりますので、必ず「令和2年度各選抜における受検者への注意事項」を確認してください。
  → http://www.pref.nara.jp/54299.htm
 ただし、いずれの選抜においても、分度器、分度器付きの定規やコンパス、計算機、計算機付きの用具などは持参してはいけません。三角定規は理科の学力検査のみで使用できます。
  (2) 検査中の筆記用具などの貸し借りはできません。
  (3) 通信機能付きの情報機器(携帯電話等)など、検査に不必要なものは持参してはいけません。

【注意事項】

  (1) 検査開始後20分以上遅刻した場合は、受検できません。遅れないように余裕をもって検査会場に着くようにしてください。
  (2) 検査当日、英単語や漢字などの書かれている私服や筆記用具を用いないようにしてください。

【合格発表】
 合格発表の予定時刻は、各高校で異なります。各高校の合格発表予定時刻を学校教育課Webページに掲載しています。
  → http://www.pref.nara.jp/secure/214493/R2yoteijikoku.pdf
 合格発表は、受検した高校で受検番号により行われます。合格者には、受検票で本人確認の上、合格通知書等が渡されますので、合格発表当日、受検票を忘れないようにしてください。 なお、高校への車の乗入れはできません。公共の交通機関をご利用ください。
  
【二次募集及び通信制課程二次募集の実施】

   二次募集等を実施する学校、学科(コース)等及び募集人員については、3月17日(火曜日)の午後6時ごろ、学校教育課Webページに掲載する予定です。

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  令和2年度入学者選抜の日程、入学者選抜実施要項及び入学者選抜概要は、学校教育課のWebページ「高校入試」に掲載しています。
         → http://www.pref.nara.jp/17266.htm

 

* 担当:学校教育課学事係(0742-27-9851)

 

【奈良の先生になろう】 目次に戻る

奈良県次世代教員養成塾(2期生)

 第5回講座を奈良教育大学で行いました。その様子や受講生の感想等をお伝えします。

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 奈良県次世代教員養成塾第5回講座

 

 2月8日(土曜日)に、奈良教育大学にて奈良県次世代教員養成塾第5回講座を実施しました。第5回講座は「先生を目指す私」というテーマで、「教員になるために、さらに伸ばしたい自分の長所、これから身に付けたい資質・能力について考えをまとめる」ことを目標に、受講生は課題に取り組みました。
 現職教員との対話を行い、教員に求められる資質・能力について考えを深めるとともに、グループで交流し、自らがこれから伸ばしていきたい資質・能力について具体的に考えました。
 受講生は、事前に考えていた現職教員に尋ねたいことや聞きたいことを、積極的に質問し、現職教員との交流を深めました。また、グループワークを通じて相互に考えを練り合うことで、教員になるために、自分がこれから伸ばしていきたい資質・能力について具体的に説明することができました。

受講生からは、次のような意見や感想がありました。

・現職の先生のリアルな声を聞くことができてよかったです。また、実際子どもたちがどんな様子で授業を受けているのか知ることができました。
・授業でつまずきやすい子どもたちがいることを理解し、そのことに対応した授業を考えることの面白さを理解することができました。
・順番に数を言うゲームや、紙タワーを作るゲームがとてもおもしろかったです。思考力や想像力など、多くの力が試されるゲームでした。教員になったら子どもたちに伝えていきたいです。
・暴力を振るう子は、そのことでしかコミュニケーションをとれないという話を聞いて、なるほどと思いました。その子をただ怒るのではなく、どうしてそのような行動をしてしまったのかを考え、常に子どもに寄り添う先生になりたいと思いました。
・子どもから相談しやすい、親しみやすいと思ってもらえる先生になれるように頑張りたいと思いました。また、笑顔の大切さを改めて感じました。
・「ワールドカフェ」という新しい発表方法をすることができて楽しかったです。プレゼンテーションをしたときに、聞きにきた人達がうなずいてくれたり、笑顔で聞いてくれたことがうれしかったです。

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【すくすく給食! おすすめレシピ】 目次に戻る

 奈良県内の地域の産物や行事食、旬の食材を取り入れるなどの工夫をした、我が町・我が校自慢の学校給食の献立をご紹介しています。

 献立画像をクリックしていただくと、分量や調理の方法を見ることができます。ご家庭でも、ぜひお試しください。

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 ★今月の地域★ 
*天理市・小学校

 

 ★今月の献立★
*主食:ちらしずし            
*牛乳:牛乳

*主菜:にしんの甘露煮

*副菜:すみそ和え

*汁 :ゆばいりすまし

*果物:いちご

 ★レシピ★
 ←画像をクリック

 

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〔献立紹介〕

 桃の節句、ひな祭りの行事食献立です。ひな祭りといえば、「ちらしずし」。“春告魚”と言われる「にしんの甘露煮」に、菜の花を使った「すみそ和え」を組み合わせました。「すみそ和え」は「ぬた」とも言われ、ひな祭りの料理として食べられることが多いそうです。すまし汁には、ゆばを使って彩りをよくし、天理市特産品の「いちご」をつけました。春の訪れが感じられるような献立です。

 

【報道発表資料】2月1日~2月29日 目次に戻る

2020年02月21日 高円高校音楽科生徒の教育長表敬訪問
2020年02月20日 JAならけんからの食農教材本贈呈について
2020年02月06日 通学路等安全対策推進会議について

【お願い】 目次に戻る

 取り上げてほしい記事や、紹介してほしい学校の取組等がありましたら、本メールマガジンの下部にあります発行先までご連絡ください。

 


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