【レポート】『夏の能楽講座「なら燈花会能」へ行こう!』が開催されました(県立図書情報館)

夏恒例の「なら燈花会能」を予習できます

夏の能楽講座
【ナラプラス現地リポート】(令和2年8月)

奈良県立図書情報館で、「なら燈花会能」で上演される演目をこっそり“予習”する講座が開催されました。 「なら燈花会能」とは、奈良の夏の風物詩となった「なら燈花会」と一緒に、奈良の文化である能楽を楽しめるよう毎年開催されています。今年は“能にして能にあらず”といわれる「翁(おきな)」と、能の傑作「融(とおる)」などが演じられます。
この日の講座では、出演される能楽師・観世流シテ方の山中雅志さん、そして観世流大鼓方の森山泰幸さん自らが、その歴史や見どころをレクチャーしてくれました。実際に使用される面なども間近で拝見できて、本番前の素敵な予習となりました。

 

 

ナラプラス現地リポート
当日はたくさんの能楽ファンの方が参加しました。新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、参加者は全員マスクを着用し、席もソーシャルディスタンスを保ってゆったりと配置されました。

 

ナラプラス現地リポート

まずは、観世流大鼓方の森山泰幸さん(天理市生まれ、奈良市在住)から、「翁」という演目について解説がありました。
“能にして能にあらず”と言われる「翁」は、ストーリーが無い儀式能に分類される演目です。他の演目のように物語は演じられず、千歳・翁・三番三の歌と舞によって祝福の祈祷が行われます。

 

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観世流シテ方の山中雅志さん。翁を演じるのは今回の「なら燈花会能」が初めてとなるそうです。
老人の神である「翁」は、かつては宗教者以外は演じることができませんでした。通常は橋掛かり(※舞台へとつながる長い廊下部分のこと)の真ん中は神様のものとして避けますが、「翁」の時だけは真ん中を通るなど、舞台上の所作も独特なものがあり、他の演目とは別格の扱いとなるそうです。
現在でも、翁を演じる際には、まるで宗教儀式の前のように別火で精進潔斎してから臨むことになっており、山中さんももちろんそうなさるそうです。「翁」とはそれほど重みのある演目ですから、「普段とは違って荘厳な気持ちで鑑賞してください。」とのことでした。

 

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「翁」では、シテの面は「白式尉」(はくしきじょう)、三番三の面は「黒式尉」(こくしきじょう)が使用されます。


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そんな解説の後、本番で使用される面も拝見できました。例年であれば、参加者が面を付けてみたりする機会もあったようですが、今年は新型コロナウィルスの感染防止のため行われませんでした。

 

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講座の終了後には、間近で面を拝見できる時間も設けられました。この面が実際に舞台で使用されるのですから、感動的です!

 

ナラプラス現地リポート
華やかな扇子なども披露していただきました。講師の山中さん、森山さん、ありがとうございました!

■夏の能楽講座「なら燈花会能」へ行こう!(※終了しました)


●日時:2020年7月23日(木曜日・祝日)10:00~11:00
●会場:奈良県立図書情報館 1階 交流ホール
●定員:40名(要事前予約・先着順)
●料金:無料

■なら燈花会能

ナラプラス現地リポート
●日時:2020年8月9日(日曜日)13:30 開演
●会場:奈良春日野国際フォーラム 葵~I・RA・KA~ 能楽ホール(旧奈良県新公会堂)
●座席:全席自由席(250席)
●料金:【前売】一般5,000円、学生2,500円、【当日】一般6,000円、学生3,000円
●番組:観世流「翁」、大蔵流狂言「居杭」、観世流能「融 舞返之伝」
※「なら燈花会能」詳しくはこちら

「こども能楽教室」の参加者を募集中(9/9締切)

ナラプラス現地リポート
また、奈良県立図書情報館では「こども能楽教室」の参加者を募集中です。 今年度のテーマは『能楽のお囃子「大鼓(おおつづみ)」のお稽古をしてみよう~』。関西の能舞台を中心に活躍するプロの能楽師が、囃子の道具「大鼓」のお稽古を行うほか、奈良と能楽の歴史や演目についてお話をします。 日本の伝統芸能と習慣を総合的に学べるまたとない機会です。ぜひお申込みください!

 

■2020年度 こども能楽教室 ~能楽のお囃子「大鼓」 のお稽古をしてみよう~

 

・9月10日(木曜日)子供教室のお話 能楽のお話 大鼓をみてみよう!
・9月24日(木曜日)能楽の楽器って? 笛のお話 大鼓のお稽古
・10月15日(木曜日)笛の筒を作ってみよう! 大鼓のお稽古
・10月29日(木曜日)笛の筒を作ってみよう! 大鼓のお稽古
・11月5日(木曜日)能で使う扇って? マイ扇を作ろう 大鼓のお稽古
・11月19日(木曜日)大鼓の組方って? 大鼓のお稽古
・12月17日(木曜日)大鼓を作ってみよう! 大鼓のお稽古
・12月24日(木曜日)発表会にむけての準備 袴を選ぼう! 大鼓のお稽古
・1月7日(木曜日)発表会のリハーサル「狂言次第」の大鼓を打ってみよう
・1月11日(月祝] 発表会(近親者以外非公開)10:30~11:00

●時間:[1] 17:30~18:30、[2] 18:40~19:40
●会場:奈良県立図書情報館 1階 交流ホール
●定員:[1] [2] の時間帯とも 10名
●料金:無料(受講料、発表会の着物&袴レンタル料など無料)
●対象:小学1年生~中学3年生まで
●コーディネーター:
・森田啓子氏(能楽森田流笛方)
・森山泰幸氏(能楽観世流大鼓方)
●申込受付期間:~9月9日(水曜日)12:00
参加ご希望の方は、Webページ申し込みフォームまたはFAXから、直接ご来館いただいてのお申込みも可能です(※電話&ハガキでの申込は不可)。
※「こども能楽教室」詳しくはこちら

※新型コロナウイルスの状況により内容が変更に、また開催が中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。
※ご参加の際は「うつらない」「うつさない」の予防措置の徹底をお願いします。

■交通案内


「奈良県立図書情報館」(奈良市大安寺西1丁目1000番地)は、JR奈良駅からは奈良交通バス「県立図書情報館行き」に乗車し、終点まで(所要時間20分ほど)。近鉄新大宮駅からは、奈良交通バス「四条大路南町行き」に乗車し、「県立図書情報館西口」下車、徒歩5分です(所要時間15分ほど)。
※駐車場もご利用いただけます(1時間まで無料。それ以降は1時間毎に100円)。

 

(リポート・写真 / ナラプラスライター N)

(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 中路・林野
電話番号 0742-27-8325

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〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報紙係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
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