【レポート】地域フォーラム「まちづくりと土地利用のあり方」を知事と市町村長が語ります

各地域の課題について意見交換

【ナラプラス現地リポート】(令和2年11月)

奈良県では、平成25年度から『地域フォーラム』を開催しています。知事と市町村長が各地域の課題について意見交換を行うことで、県政に対する県民の方々の理解を深めることを目指しています。
令和2年度からは「奈良のまちづくりと土地利用のあり方」をテーマに、2年間にわたって県内各地で開催されます。
今年度の初回の開催地となった川西町では、荒井知事とともに、磯城郡の3町(川西町・三宅町・田原本町)の各町長が参加し、意見交換が行われました。当日の会場の模様をレポートします。


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この日の会場となった「川西文化会館 コスモスホール」では、コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、受付では検温と手指の消毒などを実施。会場内ではマスクの着用が義務付けられ、座席間隔を空けるなどの対策がとられました。



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会の冒頭では、荒井正吾 奈良県知事から挨拶がありました。 今年度のテーマが「奈良のまちづくりと土地利用のあり方」であること、磯城郡3町の町長はみな優秀で前向きであり、こうしたタイミングは、より良いまちづくりができるチャンスであることなどが述べられました。

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この日の発表者の方々。向かって左から、荒井知事、竹村匡正 川西町長、森田浩司 三宅町長。


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こちらも向かって左から、森章浩 田原本町長と、今年もコーディネーター役を務められる奈良テレビ放送の伊藤將也アナウンサーです。



新型コロナウイルス感染症対策について

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続いて、荒井知事より「奈良県の新型コロナウイルス感染症対策について」と題して、奈良県の対処方針や現在(10/10時点)の状況などが説明されました。
3つの対処方針に基づいて取り組んでおり、入院及び宿泊施設と、重症対応病床ともに現在は余裕がある状況とのこと。
また、県内消費を促進することで、感染リスクを抑えつつ県内経済を再活性化させる施策を行っており、奈良県民へ県内宿泊などを促す「いまなら。キャンペーン」が好評とのことでした。

県と3町で「大和平野中央プロジェクト」を推進

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また、このフォーラムに先立って、奈良県と川西町、三宅町、田原本町の3町で「大和平野中央プロジェクト」の覚書が結ばれたことが発表されました。
・国体関連施設の整備
・県立大学の理工学部の設置 など
京奈和自動車道の順次供用などにより交通アクセスが向上している磯城郡においてこのようなプロジェクトを実現させることを目指すものです。 期限までに用地が確保できるかなどのハードルはあるものの、各町長もこれを「まちづくりをデザインできるチャンス」と捉えており、今後の進展が期待されます。

磯城郡3町が取り組む“まちづくり”とは

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続いて、荒井知事から「奈良県の土地利用の課題と解決の方向」を中心とした発表がありました。
「市街化区域の用途が住居地域に偏りすぎて経済が弱い」「まとまった用地取得が困難で企業立地が進まない」などが問題となっており、解決のためには地元の発想でつくる“土地利用ビジョン”が必要とのこと。地域住民の意見を反映させたまちづくり計画を各地域で考え、自治会や土地所有者と共有するなど、具体的な手順が述べられました。

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また、磯城郡の3町と県は、それぞれまちづくり連携協定を結んでおり、川西町の結崎駅西口地区整備、三宅町の石見駅周辺地区整備など、成果が出ていることも報告されました。


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各町長の発表は、この日の会場となった川西町・竹村町長から始まりました。
磯城郡の3町はいずれも面積は広くありませんし、少子高齢化のため人口減少に見舞われています。そんな状況に対応すべく、川西町が目指すのは「アクセスが良いコンパクトなまちづくり」です。京奈和自動車道の開通などにより、通勤も物流も便利となったことを活かし、ベッドタウンから“働きに来る場所”への転換を図っています。唐院工業団地の周辺整備事業も2024年に立地予定など、着実に成果が出ているそうです。

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全国で2番目に小さい町である三宅町・森田町長からは、“対話”をいかしたまちづくりへの取り組みが発表されました。
京奈和自動車道の三宅IC周辺で工業ゾーン創出プロジェクトを進めていますが、地権者が多いので合意に時間がかかるなどの難点がありました。そこで、タウンミーティングや住民ワークショップなどを開催し、住民との対話を重ねてきたまちづくりの土壌を土地利用に活かすようにしているとのこと。
また、企業からの問い合わせなどに応えるため、地権者の意向調査の結果に基づき基礎資料となる「土地カルテ」を作成し情報提供するなどの取り組みも行っているそうです。

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続いて、田原本町・森町長の発表です。ベッドタウンとして発展してきた田原本町ですが、人口減少が進んでいる中、土地有効活用として土地のゾーニングが必要不可欠になってきており、以下のような取り組みが紹介されました。
・【交流人口増】唐古・鍵遺跡史跡公園と隣接する道の駅「レスティ唐古・鍵」を活用したまちづくりを進めています。流鏑馬など各種イベントを開催し、年間平均60万人以上の来訪者があります。
・【儲かる農業】高収益作物の導入と産地化のため、特定農業振興ゾーンを設置。ネギ・イチゴ・ホウレンソウなどの転換が進み、新規就農者も増加しています。
・【職住近接】「働く場所がない」「企業立地可能な大規模な土地がない」といった問題解消のため、田原本IC付近を地区計画による土地利用の手法により、企業集積地としてゾーニング。32の企業が集積済です。

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荒井知事の総括では、磯城郡3町の地域ポテンシャルを高く評価していると述べました。「大和平野中央プロジェクト」を核として、高等教育や工業ゾーン、運動施設・福祉・文化施設などマスタープランを3町が協力して作成し、それを県も支援したいという提案もありました。
「まちづくりには、どのような町にするのかという“デザイン”、そして“土地”と“事業”、この3つが必要です。デザインだけがあっても絵に描いた餅、事業するにも土地がないと現場がない、土地だけあってもお金を注ぎ込まないとほったらかしになってしまいます。この地域はとても大きく夢が膨らむ、夢を実現できる地域だと思っていますので、ぜひ実現させたいと思います。」



今年度も県内各エリアごとに開催予定です

『地域フォーラム』は、テーマにそって、現状はどのようになっているのか、どのような取り組みが行なわれているのかなど、県や市町村の首長から直接お話を伺える貴重な場で、今年度も県内各エリアごとに順次開催されます。
地域の身近な課題をあらためて考えるきっかけになりますので、ぜひご参加ください!

■令和2年度 地域フォーラム

●テーマ:奈良のまちづくりと土地利用のあり方
●内容:知事、市町村長による意見交換
※地域フォーラムの開催状況は、下記にてお知らせしています。
地域フォーラム│奈良県公式ホームページ
※新型コロナウイルスの状況により内容が変更に、また開催が中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。
※ご参加の際は、「うつらない」「うつさない」の予防措置の徹底をお願いします。

 

(リポート・写真 / ナラプラスライター N)


(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 中路・林野
電話番号 0742-27-8325

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