新たな賑わいと交流の拠点がお披露目
【ナラプラス現地リポート】(令和2年11月)
県内最大の会議場を有する「奈良県コンベンションセンター」は、国際ブランドホテル「JWマリオット・ホテル奈良」と隣接し、大会議場「コンベンションホール」、大屋根付き屋外広場「天平広場」、さらに観光振興施設「奈良 蔦屋書店」などを備える観光交流拠点です。
施設は2020年4月1日にオープンしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、4月4日、5日に開催予定だった「まちびらきイベント」は延期に。あらためて10月31日、11月1日の両日に開催されました。
当日は「奈良の歴史・魅力の再認識と新発見!」をテーマに、ステージやフードイベント、展示・物産展、講演会などが行われ、新たな賑わいと交流の拠点がお披露目されました。
2日間にわたって開催された「まちびらきイベント」。荒井正吾 奈良県知事の挨拶で始まった開会式には、せんとくんも登場。吹奏楽の演奏が鳴り響く中でくす玉が割られるなど、華やかに幕を開けました。

県産の木材を使用した大屋根が美しい「天平広場」は、屋根付きの屋外広場です。雨天でも利用できるため、冬に開催される「大立山まつり」など、様々なイベントの舞台となります。

イベントにはキッチンカーやフードブースなどが出店し、奈良ならではの美味しい食べ物が味わえました。奈良県産の地ビールや地元で採れた野菜の販売などもあり、たくさんの人で賑わいました。

こちらは、JWマリオット・ホテル奈良のキッチンカーで提供された「シルクロードビーフカレー」です。スパイスの風味が華やかに広がり、深いコクが感じられるカレーで、期待を遥かに上回る美味しさでした!

会場には体験コーナーも設けられました。無料で体験できた「金魚すくいコーナー」(大和郡山市)では、大人から子どもまでみな夢中に。まるで縁日のような賑わいでした。

天平広場では、奈良 蔦屋書店による本と奈良の雑貨を販売する市「蔦乃葉市(ツタノハイチ)」なども開催されました。緻密な消しゴムはんこ作品を手掛ける「つまびきや」ではワークショップも開かれ、参加者さんは難易度の高い作品の製作に挑んでいました。
「コンベンションホール」ではステージイベントなども

最大2,000人を収容できる規模の「コンベンションホール」では、ワークショップ「スペシャルハンドメイド18」を始めとして、展示・物産展やステージイベントなどが開催されました。

展示・物産展では、県内各市町村のブースなどが出展。大和郡山市のブースでは、第38代の“女王卑弥呼”も参加し、市のPRを行いました。

こちらは、三宅町のブースです。三宅町は奈良県で最も小さな市町村ですが、特産品の「屯倉(みやけ)サトイモ」やそれを使用した焼酎、また町内で製造が始まって約100年もの歴史をもつ「野球グローブ・ミット」など、町の魅力を大いにアピールしていました。
コンベンションホールに設けられたステージは、奈良市立一条高等学校の吹奏楽部の皆さんによる演奏で幕を開けました。客席との距離が近く、迫力のあるステージとなりました。

続く「バンビシャス奈良」のステージでは、現役選手が登場。観覧者とのじゃんけん大会などが行われ、総合型地域スポーツクラブによるダンス&音楽ステージでは、日頃の練習の成果が披露されました。さらにこの日は「せんとくんステージ」「奈良クラブステージ」なども開催されました。
「天平ホール」では有森裕子さんらの講演が

演劇などのライブイベント、映画上映などで使用される「天平ホール」では、奈良マラソン実行委員会の主催による講演会「有森裕子×齋藤浩哉いまをどう駆け抜けるか」が開催されました。
女子マラソンでオリンピック銀メダル・銅メダルを獲得した有森さんと、スキージャンプのラージヒル団体の金メダリストの齋藤さん。お二人それぞれの講演とトークセッションなどが行われ、熱いお話で会場を沸かせました!
■奈良県コンベンションセンター「まちびらきイベント」(※終了しました)
●日時:
・10月31日 (土曜日)9時30分~17時
・11月1日(日曜日)10時~17時
●場所:奈良県コンベンションセンター(奈良市三条大路一丁目691-1)
●アクセス:近鉄新大宮駅より徒歩約10分、JR奈良駅から徒歩約15分
(リポート・写真 / ナラプラスライター N)
(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 中路・林野
電話番号 0742-27-8325