あの憧れの人から奈良へのエール

県民だより奈良
2021年4月号

あの憧れの人から奈良へのエール
【vol.6】
辰巳 琢郎(たつみ たくろう)さん
辰巳 琢郎(たつみ たくろう)さん
大阪市出身。知性・品格・遊び心と三拍子揃った俳優としてテレビや舞台に多数出演。芸能界きっての食通・ワイン通としても知られる。
奈良市観光大使(2015年~)。
奈良は知れば知るほど奥深く歴史や文化が光り輝いている場所
 大学生の頃までは、大阪や京都に住んでいたこともあり、奈良にはよく来ていました。初めての奈良は小学校の遠足でしょうか。特に思い出深いものは高校の行事「100キロ徒歩」です。榛原から桜井を通り、山の辺の道を北上して、春日大社から柳生、そして笠置へと、丸一日近くかけて歩きました。実際には100キロには届きませんが、かなり大変な行程でした。友人達と共に歩ききった時の達成感は今も鮮明に覚えています。
 卒業後は東京中心の生活になり、訪れる回数も減りました。それでも関西に飛行機で戻る時に奈良盆地が見えてくると、懐かしさとともに「帰ってきたな」と感じます。古代の人も見たことがない空からの風景を自分は見ているんだと感慨深いですね。奈良はどの地域にも古くからの歴史があり、その歴史をつなぐイベントが県内各地で行われています。うらやましいぐらいです。
 奈良にはおいしい食材もたくさんありますが、現地を訪れないと分からないものも多く、発信力が課題だと思います。昨日、初めて大和の伝統野菜「宇陀金ごぼう」のスープを頂きました。ごぼうの香りが凝縮されていて、とてもおいしかったです。もちろん大和牛や大和肉鶏のおいしさも経験していますが、奈良にはまだまだおいしい食材が眠っているんじゃないでしょうか。それらを掘り起こして上手く料理すれば奈良の食の魅力は格段に上がり、奈良の「食」を求めて来県する方が増えるはずです。奈良には新しいお店も増えていますね。訪れるのがいつも楽しみです。食べたことのない食材や行ったことのない場所が山ほどあるので、もっと奈良に来なくちゃいけませんね。
 奈良は歴史や文化が身近にあふれています。これほど豊かな場所は他にはありません。奈良の皆さんには、もっと奈良を好きになっていただきたいですね。住んでいると慣れてしまったり、見過ごしたりしがちですが、すごいところなんですから。観光とは、「光を観る」と書きます。
 奈良は知れば知るほど奥が深く、歴史や文化が光り輝いている場所。観光地そのものですよね。これからも、いろいろな地域を訪れ、奈良の魅力を肌で感じて、たくさんの人に奈良の良さをしっかりと伝えていきたいと思います。
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(詳しくは31ページ)
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