平成24年9月20日 奈良県民栄誉賞表彰式 ロンドンオリンピック ボクシング男子ミドル級 金メダル 村田諒太選手 主な内容 ■表彰式 ・表彰状授与/お祝い贈呈 ・知事祝辞 ・懇談 平成24年9月20日、ロンドンオリンピックのボクシングミドル級で金メダルを獲得された村田諒太選手の奈良県民栄誉賞表彰式を開催しました。この賞は、広く県民に親しまれ、県民に明るい希望と活力を与える顕著な業績があった者に対し、その栄誉をたたえることを目的としてお贈りするものです。 県庁玄関では約200人の職員が盛大な拍手で出迎え、花束を贈呈しました。庁舎5階で開催された表彰式では、荒井知事から表彰状と副賞を授与し、お祝いを申し上げました。 その後、知事と村田選手は写真パネルを見ながら歓談し、オリンピックでの様子や試合の感想、エピソードなどをお話しいただきました。知事が練習の様子を問いかけると、村田選手は「練習をしっかりやれない人間は勝てない。私は全日本の中でも1.2倍か1.3倍練習した。そこを褒めてくれる人が本当に自分のことを知っている人で、才能があるとか神様のように扱う人は、自分から遠い人に感じる。」と述べられました。 また、出席者からの「前向きな気持ちをキープして、パフォーマンスを引き出すコツは」という質問に対しては、「私は基本的にネガティブです。ネガティブだから開き直れることもあるし、不安だからこそ練習するということもある。ネガティブな感情も裏返せば、その分練習をしているという自信になる。ネガティブな自分も好きになれば、それをポジティブに変えることができる。」と答えられました。 記者会見では、スポーツをしている子どもたちにむけて「みなさんは可能性の固まりのようなものです。自分の可能性を否定せず、可能性にチャレンジしてほしい。」とメッセージを送りました。また、奈良県で心が落ち着く場所を聞かれた村田選手は、「この街に帰ってくるだけで、どこに行こうと、何をしていようと落ち着けます。」と話されました。