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トマトの管理について

家庭菜園を楽しまれているみなさん、菜園の野菜たちは順調に生育していますか? 今回は家庭菜園で人気の高いトマトの管理方法について紹介します。

まず最初に、支柱は立てましたか。トマトの花房は同じ方向に出る性質を持っているので、支柱は最初の花房の反対側に立てると収穫の際にじゃまにならず、果実の擦れ傷を防ぐことができます。茎はこれから太くなるので、支柱にはゆったりとくくりつけて下さい。

一回目の追肥は最初の果実がピンポン玉程度の時に行います。あまり早い時期に追肥をすると草勢が強くなりすぎて実のつきが悪くなるので注意して下さい。二回目以降は二十日程度の間隔で行います。一株あたり写真のフイルムのプラステイック容器半分ぐらいの化成肥料を畝の肩部に穴をあけて施します。

次に整枝の方法ですが、基本的には主枝一本仕立てとします。わき芽は大きくならないうちに摘み取りましょう。わき芽を軽くつまんで付け根の部分を左右に振るように回すとうまく取れます。切り口からは病気が入りやすいので、天気の良い午前中に行いましょう。

わき芽とりは手間がかかる作業ですが、このわき芽を利用して苗を増やすことができます。図のように摘み取ったわき芽を砂やバーミキュライトなどに挿し芽します。しおれないようにこまめにかん水すると、茎から根が伸び一人前の苗として利用できます。現在、当センターではこの性質を応用して、苗の大量増殖についての研究開発を行っています。

「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほどトマトには栄養分が豊富に含まれています。赤く熟したトマトが採れるまでもう少しです。頑張って世話をしてやってください。
2002.5
奈良県農業技術センター 研究開発部 生産技術担当
野菜栽培チーム 木矢博之