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おいしい冬のホウレンソウ

1.ホウレンソウの選び方
皆さんが、スーパーや八百屋で野菜を購入する時は、値段や鮮度を確かめながら、短時間で選んでおられます。ホウレンソウを選ぶ時はどうされているのでしょうか。
味のよいホウレンソウは、ぺらぺらした薄い葉ではなく、厚い葉の株を選びます。また、葉を支える軸(葉柄)が立っており、この軸の長さが葉の長さと同じぐらいのものがおすすめです。

 この株は、「寒さにあたりじっくりと生育しているホウレンソウ」の株の姿と言えます。このように株が充実しているホウレンソウを糖度計で調べてみると、夏のものに比べ約2倍の甘さがあります。また葉柄は硬いのですが弾力があり、日持ちも良好です。

2.伝えたいおいしさ 
 ホウレンソウを使った「おひたし」では、適度な歯触りと品のよい甘さが、かつお節と醤油との味付けにあいます。少し大きくなった子供たちでも、この味はわかりますので、ぜひ子供達に伝えたいおかずの一品です。塩、コショウの味つけでベ-コン、卵、ホウレンソウを使った料理が好きな方でも、ホウレンソウの味のちがいがわかります。

3.奈良県のホウレンソウの育て方
 夏期冷涼な気候の宇陀郡では、雨が直接当たらないようにしたビニルハウスで、病害虫の防除に苦労しながら、イナワラや堆肥を入れて育てています。
 秋・冬の奈良盆地では、露地や保温のためのハウスで、変わりやすい天候にあわせて育てられています。

4.購入時の気くばり
 購入時力をこめて持つと、ホウレンソウの軸が折れたりして品質が低下します。店で購入される場合には、そおっと扱うか、目で判断し選んでいただければ、ホウレンソウの日持ちが良くなり、ホウレンソウも喜びます。

 おいしい奈良県産のホウレンソウに出会われましたら、長いおつきあいをお願いします。
 
2003.2
奈良県農業技術センター 高原農業振興センター
専門技術員  安堂和夫