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ガーデニングの真夏の対策  

梅雨が明けて、本格的な夏到来。むしむし暑くて、ばててしまいそうという方もいらっしゃるのでは?
 最近では、身近に世界各地からの植物を楽しめますが、植物によっては夏の暑さが苦手なものもあります。自分の夏バテ対策とともに、植物の夏バテ対策も考えてみませんか?

●水やり
 水は、朝か夕方の涼しいときに。日中の暑い時に水やりすると、植物が疲れてしまいます。あまりにぐったりしている植物には、スプレーで、葉水をやっても良いでしょう。生育の旺盛なものはたっぷりと、暑さが苦手なものはやや乾燥気味に管理するのがポイントです。

●肥料
 生育の旺盛な植物以外は、控えるか、与えないようにしましょう。

●置場所 
 暑さの苦手な植物は、涼しい場所へ移動させましょう。ポイントは陰と風です。西日が当たらない明るい日陰で、風通しの良い場所が適当です。木陰へ移動させたり、鉢を直接コンクリートの上に置かずにスノコを敷いたり、鉢と鉢の間隔を広くとったり、すだれなどで日よけしたり等、ちょっとしたことでもずいぶん涼しくなるものです。
 ただ、涼しいところがいいからと言って、室内のクーラーの風が当たるところはだめ。脱水症状になってしまします。

●切り戻し
 ペチュニアのように夏咲きの花でも、炎暑では生育が中断され、花つきが悪くなることがあります。そんな時は思い切って半分から三分の二の大きさに切り戻しましょう。枝や株が込み合っているところも整理して、風通しをよくしましょう。
 天気予報によれば、今年は暑い夏になるそうです。秋の球根や種の植え付けの時期まで、人も植物もばてないように、過ごしましょう。

●暑さに強くて元気に花を咲かせる
(管理) 水も肥料も普段と同じく、きらさないようにやりましょう。
(植物) ヒマワリ、ビンカ、百日草、ポーチュラ、マツバボタンなど
 
●暑さが苦手
管理に注意が必要
(管理) 明るい日陰で、水 を控えてやや乾燥気味に管理。肥料は与えな いようにしましょう。
(植物) リーガスベゴニア、プリムラ類など

●暑さで生育が鈍る、花つきが悪くなる
(管理) 夏咲きのもので、花つきが悪くなったら切り戻しましょう。
(植物) ペチュニア、アゲラタムなど

●葉が日焼けする
(管理) 日よけをし、蒸れないようにできるだけ風通しをよくしましょう。
(植物) シンビジウム、カトレア、胡蝶蘭など

  
それぞれの植物にあった真夏の対策

~シクラメンの夏越し~
去年の冬に花を楽しんだシクラメン。夏越しさせて今年もまた、楽しむには6月頃から、全く水を与えず、雨の当たらない涼しい場所に置きます。
(球根が休眠状態に入る。)。9月になったら球根を一回り大きい鉢に球根の上が見えるように植え替えます。十分に水やりします。この方法は、簡単ですが、花が遅くなります。はやく花を咲かせたかったら、6月から9月はなるべく涼しい環境にし、水は、切らさず、やります。ミニシクラメンはどちらかというと、夏越ししやすいです。


2000年7月
奈良県農業技術センター 研究員 西田尚子