注意 過去に掲載されたトピックスは時間が経過し、現下と異なる点もございますのでご了承下さい。

サンセベリアの話

暑さや乾燥にも強く、葉挿しでも殖やすことができる初心者にもおすすめの観葉植物サンセベリアについて説明します。

 名前は知らなかったが、一度は目にしたことはあると思います。ご家庭にもあるのではないでしょうか。サンセベリアはリュウゼツラン科の植物でアフリカ、マダガスカルなどの熱帯、亜熱帯の乾燥した地域に自生しています。そのため乾燥や熱さにも比較的強く、古くから室内装飾などにも使われてきました。

 栽培で注意することは、寒い時期の水管理です。最低気温が10℃以下になるような時期に水を与えると、低温被害を受け株が枯れてきます。この時期には水は全く必要ありません。葉にしわが寄って見苦しくなる場合がありますが、春、暖かくなる頃には回復します。とにかく冬の寒さをしのぎきり春を迎えさせるためには、水を与えないことが肝心です。また、日照を好みますので、明るい室内に飾ることをおすすめします。

 殖やし方についてですが、繁殖力が旺盛な植物であり、株分け、葉挿しで殖やすことができます。葉挿しの場合、1枚の葉から5~6本の苗を殖やすことができます。株元から1枚の葉を切り取り、その葉を5~6cmの長さに切り分けます。半日以上日陰において切り口を乾かし、それを川砂などに深さ1cm程度挿します。40~50日後に新芽が出てきます。(ただし斑入品種を、葉挿しで殖やすと斑がなくなるので、株分けでふやしましょう。)

 サンセベリアにとっては厳しい冬を乗り越え、気温が上昇してくるこれからの時期は生長期に入ります、一度、葉挿しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2002.4
奈良県農業技術センター 農業情報・相談センター 
主任研究員 小山裕三