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ダリアの話

 例年以上に寒さの厳しかった冬も終わり、ようやくうららかな春の訪れとなりました。本格的な園芸シーズンを迎え、皆さんも今年の野菜や花などの栽培計画をいろいろと思案されているところでしょう。今回はその参考として、初夏から秋の花壇を彩るダリアについてご紹介します。
 ダリアはキク科の球根植物で、原産地はメキシコ、グアテマラです。ダリア(dahlia)の名前はスウェーデンの植物学者アンドレアス・ダール(A.Dahl)から由来しています。
 ダリアの魅力はなんと言っても種類の豊富さです。花の大きさはで直径数センチから30センチ近くの巨大輪まで、花の形では一重咲きや、ボールのようにまん丸に咲くポンポン咲き、八重のデコラ咲き、コラレット咲きなど多種多様です。色彩も豊富で、他の花にはあまりみられない黒系のダリアもあります。
 また、ダリアの特徴の一つは開花期が長いことです。春(4月頃)に球根を植え付けると初夏(6月下旬)から花が咲き続け、暑さで株が弱る真夏に切り戻しをしておくと、秋には再び花を楽しむことができます。
 花が終わって、寒さで地上部が枯れてしまったら球根を堀上げます。球根は5℃以上で管理しておけば球根は腐ることなく翌春に植えることができます。
 ダリア球根の産地は奈良県にもあり、山添村、宇陀市榛原区(旧榛原町)は全国有数の産地として知られています。宇陀市内の生産者からなる榛原花卉組合の主催でダリアの魅力をひろく紹介するため、ダリア展が毎年10月頃に開催されています。
 あまり花屋さんではみかけないが名前はよく知っている、そんな花のひとつがダリアです。一度、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

榛原花卉組合ダリア展
2006年4月  
奈良県農業総合センター 
普及技術課 花き指導係長 小山裕三