カフェインが入った飲料として、よく知られているものにコーヒーがあります。それ以外にも下記のようにカフェインの入った飲料があります。
カフェインは1800年代に初めてコーヒー豆から抽出されたといわれています。カフェインは英語で「caffeine」ドイツ語で「Caffein」と書き、語源の由来はコーヒー「coffee」(英)「Kaffee」(独)から由来しています。
カフェインはお茶の苦味の成分と考えられています。カフェインの含まれていないお茶(ここではお茶の木からつくられるお茶のことです)はありませんが、カフェイン含有量の少ないものに、「ほうじ茶」や「番茶」などがあります。また、大麦を煎じてつくられる麦茶には、カフェインは含まれていません。
また、茶の木ではカフェインは日の光で分解され、また、新芽の方がカフェインが多いため、被覆栽培する玉露や新芽の良いところだけを使った高級茶はカフェインが多く含まれます。
カフェインの機能として、よく知られているのが中枢神経を興奮させ、眠気をさます作用です。それ以外にも知的能力の向上、運動能力の向上、強心作用、利尿作用があります。 また、カフェインを摂取すると皮下脂肪の代謝が促進すると考えられていることから、食事のとり方と合わせることで、皮下脂肪低減が図れると考えられています。
ただ、カフェインは主に肝臓で代謝されるため、肝疾患の方の他に、心臓病の方、妊婦、新生児のカフェインの摂取には気をつける必要があります。
一方、薬にはカフェインが含まれる物もあり、また、カフェインにより作用が弱められるものもあるため、薬をお茶で飲むといったことはさけた方が良いです。
緑茶にも多くのカフェインが含まれていますが、コーヒーと違って、茶に含まれるテアニンというアミノ酸がカフェインの興奮作用を抑制し、覚醒作用をおだやかにすると言われています。そのためお茶はカフェインとテアニンのおかげで適度な興奮性を持つ飲料になっています。
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