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家庭でかんたん堆肥作り

一人あたり約1.2kgのゴミを毎日出すといわれています。もちろん、その中にはリサイクルの難しいものもありますが、中には各家庭でリサイクル可能なものもあります。空き缶やトレーの分別のついでに生ゴミも分別して、自分で堆肥を作ってみましょう。

 まずは材料です。生ゴミで一番多い野菜くずや茶がら、これはいい材料です。しかし、野菜は80~90%が水なので、それだけでは水分が多すぎます。大切なのは、十分に水切りをすること。そして水分調節に、庭のある人は草むしりした雑草を乾かしておいて混ぜましょう。紙くずなどを細かくして入れても良いでしょう。目安は、指で押しても水がにじみ出ないくらいです。
魚のあらなどタンパク質の多いものは悪臭がする原因となるので、あまり大量に入れないことをおすすめします。脱臭にはコーヒーかすが効果的です。

 塩鮭や漬け物の残り物など、塩分の高いものは控えた方が良いでしょう。後で堆肥と土を混ぜて植物を植えたときに、植物の生育が悪くなるおそれがあります。
 それから、ラップやアルミホイルなど分解されないものや、ペットの糞など病気の伝染のおそれがあるものは入れないでください。

 作り方は簡単です。庭に少し深めの穴を掘ってください。そこへ材料をよく混ぜて入れ、その上に土をかぶせます。夏場は少し多めの土をかぶせた方がよいでしょう。次に新しい材料を入れるときには、まず穴の中をよくかき混ぜてから、その上に追加して土をかぶせます。この繰り返しです。
 動物に荒らされたり、ハエが飛んでくるのを防ぐために、穴には何かフタをしたほうが無難でしょう。
 穴がいっぱいになったら、時々かき混ぜながら、半年から1年置くと完熟した堆肥になります。

 早く使いたい人は、1~2ヶ月ほど時々かき混ぜながら置いた後、植物を植える所へ混ぜ込みます。そして2週間ほど経ってから、植物を植えましょう。
 コツは、気長に面倒くさがらずにすることです。では、やってみましょう!

2001年12月
奈良県農業技術センター 環境保全担当 
土壌水質保全チーム 研究員 丸尾奈都
                 フタ

         
            堆肥の作り方