注意 過去に掲載されたトピックスは時間が経過し、現下と異なる点もございますのでご了承下さい。

松竹梅の寄せ植えで、正月気分を満喫

 早いもので今年も残りわずか、そろそろお正月の準備に取りかかられていることと思います。特に今回は西暦二千年を迎える記念すべき年で、「何か印象に残る正月を」と思っているのは私だけではないでしょう。

 今回は、正月のおめでたい植物「松・竹・梅」の寄せ植えをご紹介します。

 松竹梅のそれぞれのいわれですが、松は風雪に耐え長生きする植物で、そのりりしい形のため「常磐、千歳の齢、延年」を表し、竹は、「純粋、節操、素直、成長」を示し、花や実をたくさんつける梅は、「高潔、繁栄、繁殖」を意味します。いずれも新年を飾るのにふさわしい植物です。また、南天も「難を転ずる」とされ、お正月には欠かせない植物です。

 寄せ植え作りに必要な素材は、松、竹(笹を代用することが多い)、梅、南天、福寿草、ヤブコウジ、苔(根元を美しく引き締める)等の植物と、鉢及び川砂、赤玉土、真砂土等の用土、化粧砂、鶴亀等の飾りです。 購入時の注意点は、梅は蕾がよく膨らんだもので、大きさは松等とバランスの合ったものを選ぶことです。(一般的には、梅が中心で一番大きい)又、鉢の形はいろいろありますが、寄せ植えには浅鉢をお勧めします。

 植える手順は、まず鉢底の穴に網を置き、針金で固定します。次に用土(できれば赤玉土、腐葉土等を混合したもの)を鉢の3分の1程度まで入れ、大きいものから順にバランス良く配置し、固定していきます。この時中心部は鉢縁より高めに盛り上がるようにすると見映え良くなります。また、土を詰めるときは、割り箸等を使って用土が根の隅々まで行き渡るように入れて下さい。植物、石の配置が決まったら、充分に潅水して土を落ち着かせ、苔を張ります。最後に化粧砂、飾りをあしらって出来上がりです。

 正月前は、何かとバタバタして落ち着かない時ですが、忙中閑あり、正月気分をじっくり味わうためにも、あなたも松竹梅の寄せうえに挑戦してみませんか? 


1999年12月
奈良県農業試験場
農業情報・相談センター 総括研究員 和田正光