注意 過去に掲載されたトピックスは時間が経過し、現下と異なる点もございますのでご了承下さい。

ちょっと珍しい話

農業技術センターの中には、農業者とくに兼業農家の方々をはじめ、一般県民の皆さんに農業と農村に関する情報を提供し、さまざまな相談に応じるために、農業情報・相談センターが設置されています。
 開所して5回目の春を迎え、これまでに多くの質問が寄せられましたが、中には珍しい問い合わせもあります。

『ジャガイモにミニトマトの実がなった』
 これはれっきとしたジャガイモの果実です。ジャガイモとトマトは同じナス科の植物で、果実の形がよく似ています。直径2cm前後の球形で、はじめは緑色ですが、熟すると黄緑色になります。品種によっても果実のつきやすさが異なります。よく家庭菜園で栽培されている男爵は、果実が着きにくい品種であるため、お目にかかる機会が少ないのでしょう。ただし、果実にはグリコアルカロイドという毒が含まれているので、食べないように注意して下さい。

『サトイモの花が咲いた』
 サトイモの花を見たことがありますか。熱帯では普通に見られますが、日本でも生育の良い株に、まれに花が咲く事があります。ミズバショウに似たクリーム色の花です。日本では花が咲いても、秋の気温低下のため種はつきません。

『トウモロコシの雄花の穂先に実がついた』
トウモロコシの花は、雄花と雌花に分かれています。先端にある雄花の集まりを雄穂といいます。普通、雄花に実はつきませんが、気象条件によって雄穂の先に実がつくことがあります。
このことはタッセルシード(雄穂種子)と呼ばれています。北海道のような寒い地域ではよく見られ、低温・長日のばあいで多くなります。奈良県では、珍しいでしょう。

 4月になりこれから本格的な園芸のシーズンを迎えますが、皆さんも植物をよく観察し、ちょっとした発見をしてみませんか。何かわからないことがあれば、農業情報・相談センターまで、お気軽にご相談下さい。

(農業情報・相談センターご利用の案内)橿原市四条町
 受付 月曜日を除く各日(土・日開館)
 受付時間  午前9時~午後5時
 電話番号  0744-29-9849
 FAX      0744-29-1564
 e-mail nouinfo@office.pref.nara.lg.jp
2001年4月
奈良県農業技術センター
情報・相談センター 主任研究員 小山裕三