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コニファー

10月もあと残すところわずか。年末のクリスマスの飾りつけもそろそろはじまります。クリスマスといえばモミノキ。または、鉢植えのクリスマスツリーとして、ゴールドクレストも売られています。
 このゴールドクレストもモミノキも「コニファー」といいます。コニファー(英語:conifer)とは、針葉樹の総称です。元は「毬果(きゅうか)植物」の意味で、マツボックリのような毬果(コーン)を着ける植物のことをでしたが、針葉樹の多くが毬果を着けることから、針葉樹の総称として使われるようになりました。日本古来のマツやスギもコニファーの一つですが、現在、日本では「欧米の針葉樹の中で樹形や葉色が美しく、園芸的に鑑賞性をもつ種類」という意味でよく使われています。
 コニファーには、把握されているものだけで3000種以上あり、 国内で流通しているコニファーでも、百数十種ほどはあるといわれています。農業大学校でも約10種類のコニファーを栽培しています。
 コニファーは樹形が様々です。円柱形、狭円錐形、円錐形、円筒形、広円錐形、球形、半球形、盃状形、匍匐形など、立性のものから地を這うものまであります。ほとんどのコニファーは剪定や誘引の手を加えることなく自然と、それぞれの形状になります。病虫害もつきにくく、手入れが楽であるということも人気のひとつです。
 そして、葉色は銀青色、青緑色、濃緑色、黄緑色、黄金色、斑入りなどバリエーション豊かでどんな植物ともよくあいます。また、ラインゴールドのように冬は銅色がかった黄色、夏は黄緑色というように季節によって葉色が微妙に変化するのもあり、楽しみのひとつです。
 このように、樹形、葉色が豊富なことに加え、品種によっては、成長が遅いものがあり小さな庭や鉢植えとしても栽培が可能なこと、生活様式の西洋化などの理由から、コニファーの人気は高まり、全国的に生産量が増えています。

人気が高まるコニファー

写真:人気が高まるコニファー
2006年10月
農業総合センター
担い手養成課 主査 西田尚子