11月25日 環境・廃棄物対策特別委員会

環 境 ・ 廃 棄 物 対 策 特 別 委 員 会 記 録
開催日時  平成21年11月25日(水)  10時03分~10時54分
開催場所  第1委員会室
出席委員  9名
        山本 進章 委員長
        岩田 国夫 副委員長
        岡  史朗 委員
        藤野 良次 委員
        松尾 勇臣 委員
        森川 喜之 委員
        中野 明美 委員
        丸野 智彦 委員
        辻本 黎士 委員
欠席委員  なし
出席理事者   宮谷くらし創造部長兼景観・環境局長
          浅井農林部長  ほか、関係職員
傍聴者  1名
議  事
(1)11月定例県議会提出予定議案について
(2)その他
 
〈質疑応答〉
 
○山本委員長 ただいまの説明またはその他の事項も含めて質疑があればご発言を願います。
 なお、本委員会の質問は一問一答式です。限られた時間ですので、スムーズな運営にご協力を願います。1問が終わり、次の質問に移られるときは次の質問ですとご発言ください。また、最後の質問の場合は最後の質問ですとご発言ください。
 では、お願いいたします。
 
○中野(明)委員 2問質問させていただきます。
 まず、1つは今もお話がありました希少野生動植物の保全の問題も含めて、県が出されております環境白書。2006年から2015年までの10年間として新奈良県環境総合計画をつくられた中で環境問題の多様な変化あるいは内外の経済社会情勢の変化などに対応して、持続可能な循環型の社会を構築して、次の世代に恵み豊かな環境を引き継いでいくため、新しい課題にも的確に対応した施策展開を図ることを目的とすると書かれておりまして、具体的に45項目については、2004年の数値を現況値として、2015年にはここまで到達していく数値として目標値を掲げられております。奈良県環境白書は、その直近の値として2007年の数値を入れて、農林とか土木とか風致とかあらゆる分野にかかわって環境問題でまとめられておるわけなんですけれども、県民から見てどれだけその目標に対して今近づいているのかという進捗状況をわかりやすくしていくことが大事ではないかと思うんです。
 今現在どこまで到達してますという数値が出されているんですけれども、例えば90%以上であれば星5つとか、70から89%であったら星4つとか、50から69%だったら星3つというふうに、一目見てこの目標に対して現在どのところまで到達しているんだと。また、目標値、現況値から見てもそれより後退しているのはどれなのかということが一目でわかるようにしていき、そして点検、評価をしていくことをやっていかなければ、最終的に2015年に掲げている目標値を具体的にそこに到達させていくためには、それまでのそういうプロセスを精査して、具体的にそこへやっていくためにはどうしたらいいかということになっていくんだと思うんです。こういう点についてどのようにお考えになっているのか、お聞きしたいと思います。
 
○山本環境政策課長 委員お述べのように環境白書を毎年発行しまして、その取り組みの進捗状況等を公表しているところでございます。もちろん皆様に公表させていただいておりますので、いろんなご意見をいただきたいということも含めて公表しております。ということも考え合わせまして、他府県の状況等をもう一度勉強させていただきまして、今ちょうど平成21年度版を作成中でございますので、参考にしてより見やすい公表の仕方を考えていきたいと思います。以上でございます。
 
○中野(明)委員 環境問題は県だけが一生懸命やっても前に進むものでもないし、その問題についてどのようにしていったらいいかという考える人づくりをどういうふうにつくっていくかということと、やはりそのことをスムーズに生かす社会の仕組みづくりもあわせ持ってやっていかなければ、具体的には進んでいかないと思うのです。県民や事業者の皆さんがそういう行動に参加していく、取り組めるようにしていくと同時に、子ども達の環境教育、ドイツなどでは早くから環境教育をされていると聞いているんですけれども、環境教育を進めていくという意味では、子ども達にもわかりやすくするということがすごく大事だと思うんです。
 常任委員会では建設委員会に入っているんですけれども、土木部でよく事業の見える化ということを言っていらっしゃいますので、こういう問題についても県民にわかりやすく見える化というんですか、そういうことで対応をして、そして節目節目で評価、点検して、そしてどのようにして近づけていくかという努力を、今後とも毎年ご苦労いただくと思いますけれども、やっていただきたいということを述べておきたいと思います。
 2点目は、前の委員会でも産業廃棄物問題でいつも議論になっているんですけれども、実はこの間、新聞を見ましたら、全国的に環境汚染というのが問題になっておりまして、安定型処分場について対策の強化を検討していた環境省の委員会が報告書を公表したということなんです。汚染の最大の原因は、安定型最終処分場でしたら、安定5品目以外のよくないものがまじっているということで、1998年に処分場の業者に対して持ってきたものを広げてそれ以外のものが入ってるかどうかを調べなさいと言っていたのですけれども、実際これがほんとうにちゃんと運用されているかといったら、なかなか全国のいろんなところの資料を見ましても実効性は乏しいということが言われているんですけれども、今回、国がそれをちゃんとするためにということで出してきたのが、処分場の業者に展開検査の記録を義務づけるとか、処分場に展開検査場の設置を義務づけるという方向でやっていきたいと報告されているんです。これに基づいてやっていこうとしているわけなんですけれども、実際、業者のところで一々広げてやられているかを点検していけるか、チェックしていけるかといったら、都道府県に責任があるんだと言われてもなかなか難しいのではないかと思うんです。
 前にも言いましたけれども、やっぱり産業廃棄物が出てくる根本問題を正さなかったらイタチごっこというんですか、その場その場で出てきた問題に対処し、また次、出てきたら対処するという形になってきますので、根本問題を正していかなければならないのではないかといつも思っているんです。
 この間、県が国に対する要望の中で、大願興産の閉鎖した最終処分場の環境対策について国に要望を出されているわけなんですけれども、そういうことも含めて考えますと、法で製造責任をきちっと問うていく、排出者の責任をきちっと問うていくということを法できちっと示さなければイタチごっこの繰り返しになるのではないかと思いますので、県として法改正による制度の改正をしっかりやれということで国に求めていくべきだと考えますが、残念ながら今回の中にはそういう文言が入っておりませんでしたので、どういうふうに考えておられるのかお聞きしたいと思います。
 
○福谷廃棄物対策課長 中野(明)委員のご質問にお答えいたします。
 委員お述べのとおり、喫緊の課題として、まずは閉鎖した最終処分場の環境対策について、事業者が営業しているときから維持管理費以外にも生活環境保全のため必要となったときに対応できる資金を積み立てるような制度の創設などを国、環境省に要望していきたいという状況になっております。
 現在、国の中央環境審議会におきましても、排出事業者については排出者責任の強化徹底、安定型最終処分場については安定5品目以外の付着、混入を防止するための仕組みの強化、浸透水等のチェック機能の強化等が話し合われておると聞いております。また、同様にこれも委員がおっしゃっておられましたけれども、国が設置をいたしました最終処分場に係る基準のあり方検討会においても、排出事業者については安定5品目の分別、専用保管場の設置、処分場事業者については展開検査など、搬入管理の徹底等が検討をされておると聞いております。もとより県におきましてもその排出事業者につきましては、排出者責任を十分認識をしていただくための研修も実施をしておるところではございますけれども、国のそういった動向も踏まえながら、情報収集もまた行い、当然我々といたしましても監視、指導体制の強化をしていくことは当然ですけれども、必要に応じ、委員お述べのように制度改正の要望についても検討していきたいと考えております。以上でございます。
 
○中野(明)委員 今、国がこういう方向でやろうとしているわけなんですけれども、1998年に処分業者に展開検査を義務づけているとなっておりますけれども、実際、奈良県で業者がこれをどうやってきたかを、おつかみになっているのかどうか。もしおわかりになったら教えていただきたいと思うんです。今度、国が改正してやろうとしているこの展開検査なんですけれども、実際、今までどんなぐあいだったのかをお聞きしたいと思います。
 
○福谷廃棄物対策課長 委員から先ほどお話が出ました、これは23日付の毎日新聞の中で、自治体としてもなかなか対応が苦しいということも書かれておりました。当然の話といたしまして、我々としてそういうことをちゃんと対応するように事業者に対しては当然指導もしておる状況にはなっております。ただ、現実問題としてその部分がきっちりとなされているかどうかは、景観環境保全センターが実施するパトロールの中で監視、指導を行っているという状況であるということで、ご理解をお願いをしたいと思います。以上でございます。
 
○中野(明)委員 今お述べになりましたように、なかなかそれを徹底させるというのは難しい面もあるのではないかと思うんですけれども、環境省がこの間、発表した報告をもとに安定型処分場の基準を定めた省令を改正するという方針をとっておりますけれども、県としてもいろんな場を通じて、例えば要望書を出されて、今度出されるということですけれども、そういう場で、いろんなところで製造者の責任をはっきりさせていくという方向で法改正をやるということを、繰り返し繰り返し求めていかなかったら、大もとのところを正していかなければ同じことが今後とも繰り返されるいうことはもう目に見えておりますので、県としても言いにくい面もあろうかと思いますけれども、それはしっかりと県民の立場に立って、環境を守るという立場に立って、繰り返し繰り返し国に対して法改正を求めていくべきだと思いますので、そのことを強く言っておきます。以上です。
 
○山本委員長 ほかに。
 
○森川委員 私からも2点質問させていただきます。
 まず、1点目は、この流域下水道に係る請負契約の締結。これは新しい焼却炉を取りつけるということなのか、また今まであった既存の補修なのか、その辺詳しく教えていただけますか。
 
○岡本下水道課長 森川委員の質問にお答えします。
 焼却炉につきましては、平成3年に設置した焼却炉の更新工事でございます。耐用年数が10年となってございますので、既に耐用年数を経過しておりますので、今回、新しく更新するものでございます。
 
○森川委員 この締結に関して何社ぐらいで入札をされたのか。また、全体の工事なのか、一部の取りかえというんですか、焼却炉の取りかえなのかということを教えていただきたい。入札は何社ぐらいでされたのかと。
 
○岡本下水道課長 まず、設備につきましては、既に焼却炉の機械部分はもう発注してございます。それに伴います電気工事の発注が今回でございます。電気類も同じように10年という耐用年数でございますので、同時に取りかえるということでございます。
 入札方式でございますが、総合評価落札方式を取り入れてございますもので、一般公告で募集するものでございます。業者の数としては特定できません。
 
○森川委員 入札の参加資格者。
 
○岡本下水道課長 参加資格者としてはこういった業種と公告をしまして、その要件に合致した業者が応募してくるということでございます。
 
○森川委員 わかりました。これは1基で総額どれぐらいの、浄化センターの附帯工事として受け取ったらよろしいのか。
 
○岡本下水道課長 いえ、附帯工事ではなしに、今、下水処理場では3基の焼却炉が動いておりまして、その1基の取りかえ工事、更新工事でございます。附帯工事ではございません。
 
○森川委員 わかりました。
 次、2点目に、先ほど質問があった産業廃棄物の大願興産に対しての取り組み、水質検査、また大願興産だけではなしに、奈良県の埋め立て処分に対する基本的な県の取り組み、また今後の大願興産についての水質検査の実施、さまざま要綱はあると思うんですけれども、本当に今おっしゃったように、国からも確かにそうだと思うんですけれども、県の取り組みとしてやはり悪質な業者に対して早急な対応も必要になってくると。特に埋め立てというのは一たん埋め立てられたらあとがわからないと。あとがわかってくるというのは今、出ております水質汚濁。こういう地下浸透した場合に大変危険な廃棄物が投棄されるおそれもあるということで、今後大願興産だけではなしに、埋め立て処分地に関する県の対応をどういうふうに考えられているのか、まずお聞きします。
 
○福谷廃棄物対策課長 森川委員のご質問は、まず、1点目が大願興産の現状なり今後の進め方及び大願興産ということではなしに、このような事態に陥ったことも含めて今後の最終処分に対する県としての対応をどう考えるのかという2点のご質問だったと理解しています。
 まず、1点目の今現在の動きなんですけれども、基本的に現場につきましては、処分場から出てくる水質、当然水処理プラントの方も稼働しておりまして、水質上は問題はないと。あと廃棄物も外観上は安定しており、流出しているようなところはない状況でございます。我々といたしましては、当然今、委員のお話にありましたように、周辺の環境影響調査等をして、まず処分場の排水の水質調査に着手、それとこれまでの記録調査結果等の再整理も行う必要があると。加えてこれも従来から申し上げておりますように、特別対策委員会を設置して検討を行っていく予定であるということでございます。その特別対策委員会のメンバーにつきましては、廃棄物や水質の専門知識を有する方並びに廃棄物の関係団体の代表となる方、また法律的な対応も当然可能性としては出てきますので、弁護士、加えて地元の代表に就任を現在依頼をしているところでございます。なお、内容につきましてはより専門的な知識を有する人に、例えば土木技術者であるとか機械技術者にアドバイザーとして入ってもらうことも予定をしておるところでございます。
 2点目の質問ですけれども、こういう事態になったことを踏まえて、県としては今後どういう対応を考えているのかとでございますが、いずれにしましても、いろいろご心配もかけておる状況の中で、こういう事実として起こってしまったことについては、当然その対応は緊急にやらなければいけないことも踏まえて、今やっておるところですけれども、ほかに今現在稼働中の処分場が、管理型、安定型含めて6カ所ほどございます。そういう事態になっていたらぐあいが悪いので、今後の対応としてはパトロールの強化、監視体制の強化なり、もともと当然やっておるんですけれども、より一層強化を図っていくとともに、水質について当然事業者としても水質検査の方は実施をしておるわけですけれども、その点についても行政として一定対応しなければいけない部分は対応していきたいと。
 いずれにいたしましても、いろいろ課題がある中で、対応していきたいと思っておりますし、先ほど申し上げました特別対策委員会の中でもその点も含めてご検討もいただいて、いろいろご助言もいただく中で、対応もしていきたいと考えております。以上でございます。
 
○森川委員 廃棄物の今の基本的な理念、許認可権の部分について、これは一つの例ですけれども、廃棄物処理法や水質汚濁防止法について、なぜこういう法律がつくられたのかという根本をともに勉強していきたいと思います。水俣病をはじめ日本の三大公害、これは最終的に国や県が許認可を出すことによって、企業を指導しきれなかったという部分が大きく、後の行政に対して課題を残したために法律がつくられ、この法律に対して水質の汚濁、ごみ焼却場埋立地から、どういうことが一番危険かを認知していただかなければならない。確かに処分場というのは必要不可欠であり、現段階でも、安定型、管理型、特別管理型という大きく分けて3種類の処分場が日本の国内でできる処分場だと。その中で一番の問題点は、埋め立てされた廃棄物から重金属や人体に有害性のあるようなものが、雨とかによって侵食されないか、出ていかないか、それとも地下に浸透しないかということが、この処分場にとって一番大きな課題であると思います。
 搬出したときに全部ひっくり返して検査をやりなさいというのも一つの方法だと思いますし、ただ、許認可は出してもあとしっかりした監視体制を県が今後どうつくっていくか。今ある許認可を出しているところにおいても、月に1回でも、半年に1回でも水質検査をしなければならないんではないかと。つぶれたから県が水質検査をするのではあまりにも遅すぎるし、やはり対応としては今後、廃棄物対策課長がお答えになった特別対策委員会をつくられる。その中で新しい許認可を出すとき、また今後の対応を、その委員会で議論をしていただけることについては、本当に一歩進んできたかなと。また、一つ資料として今後の委員会の構成メンバー、また検討課題についての資料の提出もお願いしたいと思います。
 今後できましたら、今稼働中の埋め立て処分地の一斉点検をやっていただきたい。水質検査もともにやっていただきたい。20何品目かの有害物質が含まれている可能性があるということで、できましたらBODだけではなしに、ほかの項目もともに調べていただきたいと要望させていただきますし、また今後一般質問も順番に当たっているので、一般質問として今後の対応もともに聞かせていただきます。
 また、大願興産についてつぶれかけているというんですけれど、つぶれた会社に対しての対応というのはすごく難しい部分があると思いますけれども、つぶれる前にやっぱり早急な対応と。今、許認可を出してるところでも、これが違法だと、また今まで出してきたことが間違ってるという形になれば、早急にその処分場をストップされる考えはあるのかないのかだけ、一言で結構ですので、お答えしていただけたらと思います。
 
○福谷廃棄物対策課長 今、森川委員からご指摘のある部分については、そういう不適正な処理をしていたら当然その埋め立て処分を停止させるということも、我々の権限としてございますので、その部分については適正に対応してまいりたい。
 それと加えて申しわけないんですけれども、森川委員がおっしゃった許可後の処分場の対応については、先ほど特別対策委員会の各委員に就任依頼をしているという説明を申し上げましたけれども、その中でもやはり許可後の処分場の指導監督についてもいろいろ議論しなければならないということも各委員からお話として出ているというご報告をさせていただいて答弁とさせていただきたいと思います。以上でございます。
 
○森川委員 最終処分場から出てきた悪水、排水が環境省令で数値が決められていると思うんですけれども、その数値以上になったときに、水質汚濁防止法の排水基準第3条というところに、環境省令で定めているより高い数値が出た場合に環境大臣に報告しなければならないと。これは県の排出基準ではなしに、国の排出基準で出た場合に、その基準より上の場合に、高い場合には知事から環境大臣に報告するというような形があるので、今後その対応について大願興産についての部分に、税金を投入するに当たっては、こういう省令、また環境大臣への報告義務というのも、ともに考えていただいて、奈良県の環境を守る、水質を守るという見地に立っていただいて対応していただけるように要望させていただいて終わります。
 
○山本委員長 ほかに。
 
○岡委員 じゃあ、2点お尋ねしたいと思いますが、1点は今回、出てまいりましたこの希少野生動植物の保護に関する基本方針の件で、いよいよ奈良県も本格的に取り組もうということだと思いますけれども、当面この希少動植物で奈良県として取り組もうと思っていらっしゃるところ。逆の言い方すれば気になるところですね、保護していかなくてはならないと思っている動植物等はどういうものを今想定されておるのか。もちろんこれからまた関係者の意見も聞いたりとか、現地調査もするんでしょうけれども、当面今もし把握されてるものがあれば教えていただけたらなと思います。これが1点でございます。
 
○馬場自然環境課長 現在、条例でどういうようなものを特定希少野生動植物として守ろうとしているのかという話なんですが、今現在、専門委員会で議論をされているところなんですけれども、県の位置関係とかで特異性があるというところで、県が標準地になっている、ホロテンナンショー、高山植物みたいなものです。あとヒメイトノモノソウとか、そういう植物、あと魚類であればニッポンパラタナゴ、これは日本の東の端に最終あたるところ、あと爬虫類であればナゴヤダルマガエルといったようなもの、大体そういうものが候補として30項目ほど上がっております。実際こういったものを分布とか本当に保護できるのか、あと保護活動が実際にできるのかどうか、そういうものをテーブルに上げて、大体10種程度を今年度指定させていただけたらと思っているところでございます。以上でございます。
 
○岡委員 これについてはこれから調査に入っていろんなことを調べられると思いますので、期待をしたいところでございますが、今回のこの保護についてそこの動植物だけを見て守ろうとしても当然これは無理な部分があるんです。例えて申し上げますと、私も田舎育ちなのでよく覚えていますけれども、昔オシドリというのがよく田舎へ飛んできました。ところが最近全く見ないです。何が違うんだろうと考えてみれば、やはり植林です。昔はもう雑木林ばかりの山でございましたけれども、今はそこに杉やヒノキが植えられて、そしてうっそうと茂っている。下草はほとんど生えないという山になったことによって、今まで昔からいた鳥やけものの姿を見なくなった。余分な話でございますが、最近天然ウナギも非常にいなくなりました。これもダムだけでなくて、恐らく山からおりてくるいろんな栄養素が変わってきたことによって遡上しないということではないかと思います。そういうことを考えますと、ぜひ考えていただけると思いますけれども、環境との関係をしっかり見ていただきたいと思います。そして特に今いわれている里山をできるだけ早く復帰させるような手だてを打たないと自然は帰ってこないような気がします。そういう意味でこれは農林部になるかと思いますけれど、連携しながら奈良県の自然環境をどう守って、そしてかつていた動植物たちが戻ってくる環境にするにはどうしたらいいのかを立体的に考えていただいて、ぜひ頑張っていただきたい。要望しておきますので、よろしくお願いします。
 それからもう1点は、先ほどの最終処分場の話で、以前からここで発言させてもらいました桜井にあります処分場の件でございますが、あれからかなり日もたっております。現地調査をして地元住民の意見等も踏まえながら、この委員会で何点か要望をお願いした件がありますけれども、その後、何か報告できる調査結果があればまずお願いしたいと思います。
 
○福谷廃棄物対策課長 岡委員の質問にお答えいたします。
 従来からいろいろご意見をいただいてる中で、その後の対応状況等についてということでございます。まず、1点、水質検査の関係でございますけれども、基本的にその部分については、これは総じて言えることですけれども、桜井市にあります景観環境保全センターの監視の中で、現在、桜井市の処分場は水処理プラントを設置しておるわけですけれども、当然その処分場から出てくる水については基準値以内になっているということが1点、継続的な検査の結果ご報告をさせていただきたい。それともう1点が悪臭の関係もお話としてあったかと思いますけれども、悪臭につきましては、これもセンターの職員が毎日実施をしております監視パトロールのときに臭気調査、これはあくまで嗅覚による臭気調査でございますけれども、これを実施しておるところでございます。また、市による臭気検査も隔月に実施をされておりまして、特に問題がないと報告を受けているところでございます。
 それとあと景観上に配慮した形での対応が必要じゃないかということでございますが、基本的に大体外観も大分と緑が目だってきたと思っておりますけれども、一応事業者も対応をしておりますし、その部分については引き続き県としても指導していきたいと考えているところでございます。
 以上ご報告させていただきます。
 
○岡委員 今、何点かお答えいただきましたけれども、今の話ですと、どうも専門的な調査がほとんどされていないと思います。1つは水の問題であそこで指摘させてもらいました、最終処分されて出てくる水については、当然これはもう義務がありますし、報告データもとっているはずですから、そこに問題があったら大変です。それは問題ないという答えが多分これは前からあると思いますけれども、処理される以前の水の検査はどうだったのかを1回調べてほしい。これが地元住民の皆さんのお声でもございました。この辺のデータはまず調べた結果があるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
 
○福谷廃棄物対策課長 それにつきましては、事業者から報告も県にいただいている部分がございます。当然水処理プラントをつくっているわけですから、その処理前水というのは若干そういった意味では水質上高い部分もあると。具体的な数値については今持っていないので、申しわけございません。
 
○岡委員 この手の話というのはやはり公正、公平な立場の人が科学的な根拠に基づいて調査した結果を公表しないと、住民は納得しないわけです。ですから、委託された業者は当然業者側立場を擁護することが十分予測されます。したがいまして、あそこでお願いしたことは、県にもしノウハウがないのであれば、県が責任を持って直接専門家を入れてでも調査して、その結果を公表することによって、住民の皆さんが安心すると思います。それがない限りはずっとこれは平行線のような気がします。これを1点、指摘しておきたいと思います。住民の皆さんはそこを今、一番心配されております。
 特にこれは関連しますけれども、においの問題がやはり不安を起こしたわけでございまして、私もにおいをかぎましたけれども、あんな山の中で硫黄のにおいがするのなんて火山、温泉地にでも行かない限りは普通はあんな空気ないです。何にもない自然の山の中で突然硫黄のにおいがぷんぷんする。これはまさに異常です。私はもう直観的にそう思いました。だからこそ住民の皆さんも不安を持って1回調べてくれと、おっしゃっているわけでございます。ですから、においの成分等についてはその日によっていろいろ風の向きとか、濃い薄いもあるでしょう。やっぱりその根本を見ようと思えば直接処理する以前の水が、排水がどんな水が流れているのかということをつかむことが調査の大きな目的となると思います。そういう意味においてぜひこれはやってください。でないと行政の責任を果たしているとは言えないと思います。あんなにおいがする山を知ってるわけですから、県の職員の皆さんも現場へ行ってるわけですから。業者の報告のデータが一応安全ですなんて、そんなことでほおかむりされたのでは、これはとんでもないことだと思います。もう一度お願いしたいと思います。この辺の調査をしっかりやってもらいたい、これが1点でございます。
 それからもう1点は、形状の話でございますが、これについても当初、許可するときの量、これがどういう約束だったのか。それから法的にあれだけの形状になるまで積み上げていいのかどうかです。この辺も非常に気になるところでございます。計画ではあと2~3年でもう終わると聞いておりますけれども、もう本当に山の景色が変わるほど積み上げられている状態なわけでございまして、安全面等においても、その後、調査したのかどうかは知りませんけれども、一応基準に基づいて埋め立てしているという答弁しか聞いておりませんけれど。それはどんな基準でだれがそれを見ておるのか、チェックしておるのか。こういうこともやっぱりきちっとやって報告してほしいです。
 特にお願いしたいことは、業者とは関係のない立場の第三者がきちっと調査してほしいと思います。多少予算がかかるかもしれませんけれども、ぜひその辺は考えてもらいたい。あれだけの大規模な埋め立てをしている中で現状を見たときに、住民の皆さんの不安は当然だと思います。そういう意味においてはきちっとした調査をして、そしてきちっとした答えを返していただきたい。このことを再度お願いしたいと思います。これ以上は言いませんけれども、また委員会ごとに結果を聞きますので、よろしくお願いします。以上でございます。
 
○山本委員長 答弁よろしいか。
 
○岡委員 はい。
 
○山本委員長 ほかに。
 ほかにないようですので、これをもちまして質疑を終わります。
 それでは、これをもちまして本日の委員会は終わります。ありがとうございました。ご苦労さんでございました。