8月11日 国際文化観光・学研都市・平城遷都1300年記念事業推進対策特別委員会

国際文化観光・学研都市・平城遷都1300年記念事業推進対策特別委員会記録
開催日時  平成21年8月11日(火)  10時33分~11時52分
開催場所  第1委員会室
出席委員  8名
        小林 茂樹 委員長
        大国 正博 委員
        中野 雅史 委員
        神田加津代 委員
        粒谷 友示 委員
        岩城  明 委員
        中村  昭 委員
        梶川 虔二 委員
欠席委員  1名
        田中美智子 副委員長
出席理事者   中野地域振興部長
          一柳文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長
          仲谷まちづくり推進局長、
          山口交通部長   ほか、関係職員
参考人     田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱)、
          中山(社)平城遷都1300年記念事業協会県内・広域事業部長、
          秋里(社)平城遷都1300年記念事業協会会場運営部長
議  事
(1)平成21年度主要施策の概要等について
(2)その他
 
<質疑応答>
 
○小林委員長 それではただいまの説明に対して、またその他の事項も含めて質疑があればご発言をお願いいたします。
 
○梶川委員 平城遷都1300年祭で民間からの寄付のお願いを頑張っているという報告でしたが、せっかくの機会ですから、いくら集まっているのか。新聞にも出ましたけれども、ちゃんとした公式の場でいくら集まっているのか、あえて議員の質問枠をつくってくれているのかも知れないけど、いくら集まっているのか、言われていて聞き落としていたのならごめんなさい。聞かせてください。
 それからもう一つ、これは国際観光課が担当している仕事ですが、今ちょうどオバマ大統領が核兵器の廃絶を目指してとプラハでの発言が非常にセンセーショナルに、しかも世界で、核が本当に廃絶されるのではないかというような方向で動きかけていると、まだまだこれから予断を許しませんが、そういったことがある。なぜこういうことになったのかというのも考えてほしいと思います。私たちは昭和30年ごろ、31年でしたか、久保山さんのマグロ漁船の被爆の日、これに端を発して、三たび踏まんということで原水禁運動をしてきました。途中であらゆる国のいかなる核実験にも反対か、そうではなくて、社会主義の国の核には反対すべきじゃないかとかいうような論争があって、運動が分裂した悲しい出来事もありましたけれども、幸い当時の社会党、今日の社民党にいるわけですが、あらゆる国の核実験に反対、人類と核は共存しないという立場で党が路線をとってきましたので、その中で頑張って、日本共産党も含めてすべての核兵器に反対をしようという機運があって、その中に今のオバマ大統領の発言があると評価しているわけです。
 ところが一方、奈良県の原水禁運動は、いろんな団体が知事にいろんな提起をして来られる。毎年そうなんですが、我々が平和フォーラムと言っていますが、これがいわゆる原水禁運動。それから日本共産党系の原水協、それから日本には妙法寺、宗教団体のやる運動、それから自治体、労働者などが特に中心になって、非核、反核平和の火のリレー、4つぐらいが県に訪れて平和を守ってほしいというような要請をなさいます。今までは県から何か知らの賛助金をいただいていましたが、財政の窮迫した折りで賛助金がなくなった。これはある意味でやむを得ないと思っているのですが、その賛助金がなくなると同時に意識の方も低くなっているんじゃないか。ことしは私らが県庁に行きましたら、課長補佐が応対された。課長補佐だからいかんということじゃないですけれども、いろいろとポジションがあって、県には知事がおり、副知事が2人おり、あるいは部長がおり、次長がおられる。奈良市へいったらちゃんと部長が来られましたから。確かに知事が4つの団体が来るたびに出ていくというのも、知事も非常に忙しい身で海外へはよく行かれているようですが、この分は忙しくて出られない、後は任せているという感じですが、こういう時世でもあるし、いろんな形でみんなが核兵器をなくする、被爆国の日本が核兵器はいただかないという姿勢を明確にするためには、知事もそういう立場に立ってそうした運動をされている方に応対をしてほしいという思いがあるわけです。そういう立場に立って、課長がいかんというんじゃないけれども、4つの団体が来たときに4回とも知事や副知事が顔を出すのは大変だったら、ローテーション組んで、知事、副知事、副知事、部長、次長、それで来年は原水協が来たときは知事というようなローテーションを組んで応対ができないものか。都合が悪いから課長補佐にしておけと、ことしは4団体とも課長補佐が応対なさったように聞いているわけですが、まさにそうなさったのか、この4日間がすべて都合悪かったのかわかりませんが、そういう対応をしてほしい。むしろ知事、副知事に対応してほしいと提起して見解を求めます。以上です。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 梶川委員のご質問にお答えいたします。
 さきに6月末現在の給付協賛の金額につきまして7億4,000万円余と発表いたしました。それからも鋭意交渉等に努力を重ねております。9月末ぐらいには中間発表をしたいと思っております。今現在もかなり好感触を得ていまして、それなりの数字を発表できるのではないかと思っております。9月末現在と、それからまた12月ぐらいに再度中間発表をしたいと考えております。以上でございます。
 
○奈良国際観光課長 ただいまの梶川委員のご質問でございますけれども、委員おっしゃるとおり、核兵器をはじめとしまして武力による紛争を許さない平和な世界の建設というものは、地球上のすべての人々の共通の願いであると認識しております。私どもでは世界に開かれた国際文化観光平和県を標榜いたしまして、世界の平和と繁栄に貢献するためにいろいろな努力を続けているところでございます。委員、先ほどご指摘の中にございました原水爆禁止奈良県協議会をはじめといたしまして、各団体の非核平和行進でございますとか、各種要請行動につきましては、この核も戦争もない平和な世界の実現を目指し実施されていると承知しておりまして、その取り組みに対して心から敬意を表しているところでございます。
 委員ご指摘の賛助金と奈良県の対応というところでございますけれども、賛助金につきましては、ご指摘のとおり平成19年度からすべての団体について廃止したところでございます。
 また対応者ですけれども、知事メッセージというのを発しさせていただいて、当日の対応者につきましては、私、国際観光課長がすべての団体について対応することが基本でございますけれども、当日どうしても行事等の関係で代理の者が対応させていただくことになることもございますので、その点だけをご理解いただきたいと思います。以上でございます。
 
○梶川委員 寄付の件は20億円というのが頭にあるわけですけど、20億円が集まる見通しがあるのか、それとあわせてどんな努力をされているのか聞かせてほしい、それが1点。
 それと原水禁の県の対応ですが、国際観光課長は深く認識しているということで上手に答えられましたが、対応は実際にはさっき言ったように課長補佐しかしていない。それが課長は都合悪い、上からざっと来て皆が都合悪かったらそれは仕方ないことで、その点について出来ないものを無理を言う気はないけれど、しかしやっぱりきょうは課長が都合悪いというときに、次長もおるやないか、部長もおるやないかと上へ上へあがってきた。下へおりんと上へあがっていた。上もその日具合悪いという場合はやむを得ないですが、安易に下へ下へいくというのではなしに上へもあがってほしい。それとさっき言ったようにぜひ検討してほしいのは、知事そして副知事も二人もおられるし、部長も次長もおられるのだから、原水禁が来たときにはことしは知事、来年は原水協というようにするとか、もっと前向きな姿勢をとるように。これはあんまり言っても答弁難しいかもわからないけれども、そういうことがわかって言ってるのやけど、やっぱりアメリカの大統領が核兵器のこと口にするようになったわけです。そんな時世が来て、奈良県が国際観光文化平和県を標榜しているというような、それらが実質身につく、身になるようなことをしないといけないと思うので、1回決意を聞かせてください。以上です。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 現在、日本経済団体連合会や関西経済連合会等の団体のご助言をいただきながら企業に訪問をさせていただいて、企業のご理解を求めに説明に参っております。それで20億円の確保に向けて鋭意努力するということでございます。以上でございます。
 
○奈良国際観光課長 対応の件でございますが、繰り返しになるかもしれませんけれども、趣旨については十分に理解をしております。ただし、ほかの近隣の府県等の状況を私どもが聞いた範囲では、例えば知事メッセージだけで郵送だけで対応しているようなところもあると聞いております。私どもとしましては、国際観光課長、私がなるべく趣旨を踏まえまして対応するようにいたしまして、対応につきましてもまた委員に事前にご報告をさせていただく等、柔軟にやってまいりたいと思います。どうぞご理解よろしくお願いいたします。
 
○梶川委員 もうこれ以上言いませんが、知事が寄付を求めるのが行きづらいとこもあるかもわからないけれども、企業というのは結構内部留保を持っているところもあるわけで、この不景気のときに出すと逆にあの企業は裕福だと思われるから出せないというのもあるかもしれないけど、やっぱり内部留保もあるし、社会貢献をこんなときにしてほしいということをしっかり訴えて、目標額になるように。そうしないとまた県の方に負担がくる、我々もこれ以上負担はかなわない気がしますので努力をしてください。
 それから、国際観光課長の言葉が気に食わん、今の一言。よその県へ行ったら文言を郵送するだけの県があるらしいと。低い方を見れば見るだけそりゃいろんなところがあるわけです。そんなところを見てこうだし、認識をしていると口先だけで言っているけど、そんなもの低い方を見たらいっぱいまだ低いとこがある。それはやっぱり乗り越えていく、それで奈良県としてどうしようかという、そういう意欲がないとあかん。広島市の秋葉市長やら、それから長崎市長やら、あそこらは競争していると言ったらいかんけども、うちはことしはこういう特色のあるメッセージを出そういうのはやっぱりそれなりに競争意識を持って世界の平和にいかに貢献するかという努力をなさってるわけです。よそ見たらうちはようやってますという、それで課長補佐が対応やからかなわん。よく考えてください。以上、要望しておきます。
 
○神田委員 2、3質問をさせていただきます。
 まず主要施策の概要の7ページ、ビジターズビューローの事業の件ですけれども、きちっとした名称を覚えてないのですが、この前橿原市の社会福祉総合センターでホテル業界の方たちとか、いろんな方を集められて、平城遷都1300年祭に際して盛り上げるためのいろいろな研究会があったようなんですけれども、それの参加人数、参加企業の数とか、今後またあるのか。というのは知り合いでホテルを経営されてる方ですけれども、ご夫婦で参加されて非常に中身のよかった勉強会だったんですけれども、参加人数が少なかったのです、すごくもったいない、あのすばらしい説明会とか、勉強会にもっとたくさんの方が参加されたらよかったのにという感想を聞いておりましたので、どういうPRをされたのか、どういう形で募集されたのかを聞かせてほしいと思います。今後またそういうことがあるのかどうか。それ1点と、次に、14ページ、全国主要都市キャラバンキャンペーン、この予定地はどこか決まっているのか。ビデオとか持っていろいろ平城遷都1300年祭のPRするという、この文章からだったらそういうように受け取れるんですけれども、実は橿原市はもう40年ほど前から宮崎市と姉妹都市を結んでおられて、8月1日、2日に、宮崎市の「えれこっちゃみやざき」という恒例の夏祭りにせんとくんが参加いたしました。すごい人気だったらしいんです。橿原市のキャンペーンガール、今は名前変わったんですけど、いつもすごい人気なのに、せんとくんにその人気をとられたということを橿原市から聞いて、橿原市の人がせんとくんってえらい人気なんですねと改めてびっくりしていたということですので、全国的にそういういろんなところへせんとくんの出演というのがあるのかどうか。また積極的にこのキャラバン隊、いい考えだなと思いますので、地域とかもし決まっていたら教えてほしいと思います。
 そしてもう一つは、万葉文化館の件なんですけれども、七夕祭があったのか、もう済みましたか。どれぐらいの入りだったのか。最近の入館者の推移というのがわかれば教えてほしい。
 それと以前から言ってましたし、知事からの答弁もいただいいてたのですけれども、来年2010年に平山郁夫画伯の展覧会を予定してると聞いておりました。予定どおりうまく進んでるのかどうかをお聞きしたいと思います。
 それと2ページのユネスコの東アジア子ども芸術祭の開催、8月6日に委員長も大国委員も一緒に参加いたしましたけども、本当にすばらしかったんです。やっぱり世界の子供を時々見せてもらうのは非常に刺激になるなと。すごくその国の伝統芸能をしっかりと引き継いでいるというのも感じましたので、これは日本の奈良の子供たちもお互いに勉強し合って、いい刺激を得たんじゃないかなと思っておりましたので、すばらしかった、よかったという感想を申し上げておきたいと思います。
 それから、1つは要望ですが、ユネスコの世界遺産の件、飛鳥・橿原・藤原、そして桜井と、また進んでぜひ早く実現するように努力をしていただきたいと、そのことは要望しておきたいと思います。
 質問は3つだったと思いますけど、よろしくお願いします。
 
○岡橋観光振興課長兼平城遷都1300年記念事業推進局総務課長 委員ご指摘のセミナーの件でございますけれども、これは県が補助をしまして、奈良県ビジターズビューローがやった経営セミナーと銘打ってしていただきました。これは奈良のおもてなし力、おもてなしの向上の一環としての研修でございましたが、従来と違いますのは、ただ集まっていただいて聞いて終わりというようなものではございませんで、たしか4回に分けてやらせていただきました。しかも講師の先生もその道の非常に優秀な方でございまして、各方面から講師に依頼をしまして、しかも自己負担金を1人3万円ほどとらせていただいたと思います。そういうことで中身の濃い非常にすばらしい研修であったと。しかも対象が旅館、ホテルの経営者を対象にしております。そういう関係団体の経営者を対象にやっておりますので専門的な研修でございました。今回初めてそういう形態でやらせていただきまして、大変好評であると聞いておりますし、ビジターズビューローとしまして、来年もまた同じような形でやらせていただきたいという意向は持っておるようでございまして、県もその方向でまた協力してやらせていただきたいと思います。
 済みません、1つ訂正でございます。研修は4回と申し上げましたけども、3回に分けてやらせていただきました。以上でございます。
 
○村上ならの魅力創造課長 全国主要都市キャラバンキャンペーン事業でございますけれども、都市といたしましては、東京、名古屋、広島、福岡を予定いたしております。来年の4月、5月、6月にはJR6社と提携いたしましたデスティネーションキャンペーンを開催しますことから、場所につきましては、今申し上げました主要都市の主要駅及びその周辺を予定いたしております。中身につきましては、せんとくんショーでありますとか、大型映像機器による四季の奈良のDVD、映像、もしくはPRブースの設置、パンフレットスタンドの設置を考えております。以上でございます。
 
○稲村文化課長 神田委員の万葉文化館についてのご質問についてお答えさせていただきます。
 例年恒例になりました万葉文化館の七夕祭でございますが、8月8日土曜日に無事に済ませていただきました。この催し物につきましては、例年と趣を変えまして、地元の奈良フィルハーモニーの演奏、それから地元の子供たちの合唱とか、それから障害者の方々に店舗を出店していただいたり、それから夕暮れどきには子供向けの工作教室等、万葉文化館を全館にわたり開放しまして、地元の文化祭的なものになるような展開をいたしました。このときの入館者数が1,600人となっておりまして、地元の大きな拠点的なイベントになってきたのかなと感じております。
 最近の万葉文化館の入館者の状況ですけれども、委員ご存じのとおり、最近につきましては来館者の駐車場の無料化、外国人の観光客の観覧料の無料化、カフェを平成20年度から食事のできるカフェレストランとしてのリニューアルオープン、それから庭園を遠足の子供たちや一般の方々に食事をできるように開放しましたり、いろんな努力をしてまいりまして、おかげさまで昨年度、平成20年度入館者数が12万5,436人、入館者90万人の達成が昨年度11月16日にされているとなっております。
 それから平城遷都1300年祭に向けての平山郁夫さんの特別記念展、シルクロード・奈良への道の件につきましては、平城遷都1300年祭の県内各地の事業と位置づけまして、奈良らしさのある日本文化の発信及び奈良とゆかりのある平山郁夫展を準備しております。期間が平成22年4月17日から5月30日の予定になっておりまして、その後、広島県の平山郁夫美術館で6月2日から7月14日まで、その後、山梨県の平山郁夫シルクロード美術館で7月17日から8月22日と、奈良のPRを兼ねて巡回展を考えているところでございます。以上でございます。
 
○神田委員 どうもありがとうございました。
 まずは、キャラバン隊の方、本当に頑張ってほしいと思います。やっぱり県外へのPRで、県内の人が思っている以上に平城遷都1300年祭も知っていただいてるし、せんとくんの参加は非常に効果的だと思ってますので、ぜひ成功するようにお願いしたいと思います。
 それとビジターズビューロー、先ほども言いましたように、たくさん参加してもらえるように、中身がすばらしいのだったら、それをしっかりPRして参加してもらえるように頑張ってほしいなと思います。
 万葉文化館、やっぱり駐車場を無料にしたら効果は出ているのかなという感想を持ちました。いよいよ来年、平城遷都1300年祭でございますけれども、先ほどもおもてなしの心というのが出てました。ずっとこれはテーマにされていますけれども、本当に大事なことだと思うんです。宮崎へ行ったときもタクシーの運転手さんが非常に和やかな形でいろんなことを観光案内とかもしてくれまして、運転手さん、おもてなしの心ちゃんと根づいてますねと言ったら、やっぱり宮崎県、タレント知事で頑張ってもらっているけれども、知事にばかり頼ってられない、私らができることはこういうおもてなしの心を持って観光客を迎えることだとおっしゃっていましたのでね、ぜひ奈良県もいろんな分野でそういうおもてなしの心が行き届くように、ぜひ頑張ってほしいと思います。以上です。
 
○小林委員長 ほかにおられませんか。
 委員の皆さん、ほかにご質問あればお願いいたします。よろしいですか。
     (「はい」と呼ぶ者あり)
 
○小林委員長 以上で質疑を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を終わります。