8月 6日 環境・廃棄物対策特別委員会

環 境 ・ 廃 棄 物 対 策 特 別 委 員 会 記 録
開催日時  平成21年8月6日(木)  10時33分~11時34分
開催場所  第2委員会室
出席委員  7名
        山本 進章 委員長
        岡  史朗 委員
        藤野 良次 委員
        森川 喜之 委員
        中野 明美 委員
        丸野 智彦 委員
        辻本 黎士 委員
欠席委員  2名
        岩田 国夫 副委員長
        松尾 勇臣 委員
出席理事者   宮谷くらし創造部長兼景観・環境局長
          浅井農林部長  ほか、関係職員
議  事
(1)平成21年度主要施策の概要について
(2)その他
 
〈質疑応答〉
 
○山本委員長 以上、説明があったものにつきまして、またそのほかの事項も含めまして、質疑等があれば委員の皆様方、ご発言願います。ありませんか。
 
○岡委員 それでは、何点か、その他も含めてよろしいですか。
 
○山本委員長 そうです。その他も含めて。
 
○岡委員 まず、今説明いただいた話の中で、気になる点がございましたので、お尋ねしたいと思います。
 一つは、今説明いただきました平成21年度主要施策の概要5ページの歴史的風土保存買収・整備事業、明日香村の方で進めていただいているようでございまして、基本的には結構かと思うのですが、ただ、聞いた話の中で、現場の声として、買い上げられた土地の管理状態について、一部地域住民の皆さんからご意見があるようでございます。行政として買い上げられた後の保存というんですか、また、これは歴史的風土を守るための買い上げですので、活用といってもほかに活用することが非常に難しいところだと思うんですが、県としてはどういう基本的な考え方でやっておられるのか、お尋ねしたいと思います。
 
○清水風致景観課長 岡委員お述べの歴史的風土特別保存地区の買い上げの件ですが、現在買い入れ地は375ヘクタールございます。管理につきましては、一応現在実施しておるところでは草刈りとか、危険な木竹を切って安全管理にまず努めるということと、あと有効に活用するということで、一応ボランティアの方とか、NPOの方に、現在、田とか、畑とかやっていただいている場所も一部ございます。その点につきましては、さらに有効利用ということで今後広げていきたいと思っております。
 
○岡委員 このことを質問する背景を先に言わないといけなかったんですが、実は地元の若い住民の方から相談がありまして、何かと言ったら、明日香村につきましては、万葉ミュージアムをつくるときに、あそこにもともとあった運動場がなくなったということもありまして、今新たに計画を進められまして、近々新しい運動場ができるとは聞いてはおるんですけれども、そういう経緯の中で、例えばサッカーをやりたいとか、地元の子供たちが何かスポーツをしたいといってもなかなか学校の運動場以外で空地がないと。特にサッカーのようなものになってきますと、非常に広い土地が要るということで、それで、たまたま物色してる中で、県有地だと思いますけれども、風致にこうやって買い上げた土地らしきものがそのままにされているということで、何とかこれを使わせてもらえんだろうかということで、過日、村長さん、また理事者の方へその団体の方がお願いに行くときに同席させてもらったんですけれども、その話の中で、地元の村長さんいわく、管理の問題も含めてなかなか難しいことがあるんだと。許可がもらえないと我々ではなかなか勝手に目的外使用もできないし、大変つらいとこなんだということで、非常に苦渋に満ちたお話だったので、とにかく村としてできることはできるだけ努力はしますけれども、県なり、または場合によっては国の判断も仰がなきゃならないこともあるのでというようなことで終わったんです。
 私、全部現場見てませんので、何とも言えませんけれども、お話の内容からして、景観を守るためにこうやって買っているということはよくわかりますし、それはそれで大事なことだと思うんですけれども、ただ、買ったまま草だけ刈って置いときゃいいんだという形だけではもったいないと思いますし、今も話が出ましたように、NPOであるとか、そういうボランティア等の協力も得ながら保存管理されてると思うんですけれども、地元の皆さんにできるだけ許される限り使っていただけるような協力をぜひお願いしたい。これは地元の村長さんもそういうお考えでございました。県でできるだけその辺は緩やかにというんですか、許される限り村民が使えるように何らかの形、特にそういう広場とか、そういうスポーツを楽しむ広場として使えるようにぜひしていきたいというお話もございましたので、これは要望にしたいと思いますけれども、ぜひ県としてもよろしくお願いしたいと思います。
 先ほどの土地のことも種類をよく把握していませんので、何とも言えませんけれども、買い上げる土地というのは、例えば田のままで買い上げるところとか、畑であるとか、また雑種地であるとか、山林であるとかがあると思うんですけれども、買い上げるときの形状は、買い上げた後は変えるということは基本的にはできないということなんでしょうか。その点だけお尋ねしたいと思います。
 
○清水風致景観課長 基本的には現状のままで特別保存地区ですので、いわゆる現状凍結的な保存をしていく場所という位置づけがされておりますので、基本的には変更はしません。ただ、地元、村の要望等を踏まえまして有効に活用していただくということで、園地整備につきましては、国庫2分の1の補助もありますので、そういう制度も活用しながら今後地元の方々に有効に活用していただくよう整備を図ってまいりたいと考えます。以上です。
 
○岡委員 では、今の件、要望としときますので、よろしくお願いします。
 それから、前回の委員会のときに、私も委員としてお話しさせてもらったことなんですけれども、桜井市で今埋め立てがされております中和営繕の事業のことでございますけれども、その後、どのように県として対応されたのか、ここでその対応の状況のご報告とあわせて、私があのときに提言しましたポイントが幾つかあったと思いますけれども、その後、どう変わったのか、まずお尋ねしたいと思います。
 
○福谷廃棄物対策課長 岡委員のご質問にお答えをします。
 今おっしゃっておられましたように、前回委員会におきまして、約4点ほどのご質問があったように記憶しております。
 まず、その事業が平成28年で終わるというようなことは聞いているけれども、その点はいつ終わるのか、行政としてチェックをするのかどうかということが1点。それと、排水について、当然水処理プラントで処理をして基準値内に抑えた水が出ておるわけですけれども、その処理前の水質について公表するべきではないかということがもう1点。それと、異臭についてどういう監視体制なり、対応をするのかということが1点。それと、あと景観上、非常に地肌が見えた形の中で、その点については修景も含めて対応しなければいけないんではないかと、この4点だったように記憶をしております。
 総括的なお答えになるんですけれども、一応その後、事業者の方とは何回か協議を持っております。
 その中で、まずその修景については、法面に芝の種子を吹きつけておるとか、植栽を施しておりますので、これはもう現実、例えば京奈和自動車道などからその現場を見ていただきますと、明らかに地肌が見えてたところが緑化されてるということで、その点は一目瞭然で見ていただいたらご理解いただけると思っております。
 それと、悪臭につきましては、前回委員会でもお答えをさせていただきましたが、基本的に桜井市が何カ月かに1回、その内容的な検査をしておると。桜井市にあります景観環境保全センターの方も毎日のパトロールの中で、まずその臭気、これはあくまでその職員なり、そのパトロール員が実際に鼻で感じる部分、ポイントを決めて毎日のパトロールのまず最初にその臭気検査を行っておるという状況の中で、特段今のところは異臭がするという報告は受けておりません。繰り返しになりますが、桜井市の方はそういうような形でやっておるということになっております。
 それと、いずれにしましても、そういうことで、地元からいろいろご心配もいただいておるという中で、事業者に対してそういうようなことで幾らかは答えが返ってきて、今答弁をさせていただいたとおりなんですけれども、住民の方との信頼を得るように努めて指導をしてきたところです。ただ、具体的にそうしたらどういうふうなことができるかというのは、事業者としても確実に検討しますという答えもいただいてる中で、委員ご指摘の何点かすべからく今現時点ではお答えはできませんけれども、そういうような形で対応報告があれば、その都度またご報告もさせていただきたいと思いますし、水質及び異臭については、事業者検査によるものだけではなしに、行政による検査も充実させていきたいと考えております。
 以上、すべての答えにはなっておらないかもわかりませんが、その後、我々の方が対応させていただいたことにつきまして、ご報告をさせていただきます。以上でございます。
 
○岡委員 今ご答弁ありましたように、業者と何回かそういう話をされたということで、これについては、ご苦労いただいたことについては感謝したいと思います。
 ただ、なかなかきょう言ってあしたすぐできる問題とできない問題がはらんでますので、行政としても大変な負荷がかかる話かとは思うんですけれども、要は住民の安心、安全の問題でございます。特にもう一度重ねてお願いしたいことは、一つはやっぱり水です。水関係の安全性の確認を早急にしてあげてほしいです。そこから出てきてる水、これは、異臭にも関係しますけれども、特ににおいが出だしてから非常に不安を持ってらっしゃいます。何が埋まってるんだと、何が起こってるんだと、あの埋め立てた下で。そのことに対してやっぱり行政としてきちっとこたえていかないと。不安がなければないという、きちっとした話をしてあげないと住民の皆さんもわけわからんことで、何か行政は隠しているのと違うかとか、そういう話にも拡大しかねませんので、とにかくきちっと検査を早急にしていただいて、そのことをすぐに情報公開していただいて、住民の不安を取り除く努力を、行政が先頭切ってしっかりと業者のおしりをたたいていただいて、また業者としての責務があるはずでございますので、開発許可を与えるときにそういう条件があったはずでございますので、それをちゃんと履行するようにぜひお願いしたいと思います。
 それと、もう1点、これはまた専門的なことになりますので、ここの場で答弁は難しいかもしれませんけれども、素人判断の話でまことに申しわけないんですけれども、昨今非常に極端な雨の降り方が多くございまして、つい先日も山口県の方でも土砂崩れもございましたし、100年崩れてないところでも崩れるという時代になってまいりました。今回のこの場所を見させてもらったときに、雨が降って大丈夫かなというのが直観的な思いでございました。もちろん、こういう許可を与えるについては、基準を設けてちゃんとそういう基準に従って埋め立てするように指導されてると思いますので、一応、法的には違法行為はないとしても、そのつくった基準がどういう基準であったのかということをもう一度ここで、県としてチェックをしてほしいと思います。特に雨量については、1時間当たり100ミリメートルが2時間も3時間も降るなんてことは恐らく想定されてなかったと思います。記憶では10年ほど前までには日本で一番大雨が降ったのはどこかといったら、大台ヶ原で1時間当たり110ミリメートルとかを、これが日本に残る記録だと言ってましたけども、最近では都市部でも110ミリメートルとか、本当にどこでも110ミリメートルや120ミリメートルの雨が降ってるという状況でございますし、特に積み上げた土というのは非常に水分を含むと思います。そういう意味においては、やはり重量が非常に負荷がかかってるときに、果たして今の工法というんですか、基準に基づいての埋め立て方で本当にそういう大雨に対して耐え得るのかどうかということを念のために行政として、まずどういう基準でやられてるのか、その基準値、特に雨というのはどのように考慮されてるのかいうことをぜひ一回調べていただいてチェックをお願いしたい。これは要望にしときますけれど、ぜひお願いしたいと思います。
 それと、もう1点でございますが、これも要望にしたいと思いますけれども、恐らくあと何年か後には、事業も終わって、普通の山に戻るとは思うんですけれども、恐らくこれは今の持ち主である方が持っていても大してそんな活用できるものでもないんじゃないかと思うんです。ひょっとしたらどんな活用方法が出てくるか知りませんけれども、この埋め立てた後のものをできるだけ行政がやっぱりかかわって、管理も含めて、そしてまたこれを例えば自然の里山に戻して地域住民に開放するとか、そういう方向づけができないものかどうか、業者の方も将来これを埋め立てが終わった後どうされようとしておるのかということも、個人の資産に関することですから、行政からは命令はできませんけども、一回その辺も探っていただいて、いつか来る完了した後の土地利用について、また土地の管理も含めて、そろそろ議論もしていただきたいし、要望としてはできたら市民が憩える場所として公園的な整備をして、そこで例えば飯ごう炊さんができるとか、簡単なキャンプファイアぐらいだったらできるような場所にするとか、何かそういう感じにして、見晴らしもいい場所でございますので、そういう活用の仕方も視野に入れた、行政としての動きを今から準備いただけたらありがたいと思いますので、これは要望にしておきます。以上でございます。
 
○森川委員 今回初めて環境対策特別委員会に入れていただきまして、今、岡委員からもおっしゃった産業廃棄物最終処分場の問題、これからまず聞かせていただきたいと思っておりますけれども、初めてなので、今現在奈良県にある処分場の種類と、最終処分場が今まで何カ所あったのか、またその最終処分場の項目、安定5品目なのか、さまざまな品目によってその処分場が分かれてると思いますので、できましたら、何年さかのぼれるかわかりませんが、わかるところで結構ですので、処分場のまず個数とその中の許認可を出されてる項目、もう1点はできましたら、その処分場の容量もどのぐらいの容量を処分できるのかというような資料を当委員会として提出いただきたい。これからまた、その最終処分場について、まだきょうは初度委員会なので、余り踏み込んだ話もできませんので、今後質問させていただきたい。
 もう1点は、景観づくりのところで、まず屋外広告物について、今私どもの近くで、ある遊技場の看板が、大きさで言えば横が5~6メートル、上が8~9メートルの電光看板がついているんです。これが午後10時ぐらいまでついていると。周辺の方々から夜になったら明る過ぎて戸袋を閉めないと寝られないとか、また近くの、小さい畑ですけれども、やっておられる方は作物ができないという苦情を聞いているんですけれども、この屋外広告物の電光看板に当たると思うんですけれども、県としてそういう電光広告物があった場合、今までどういう指導をされているのか、また、それが違法なのかどうかというのが専門的な見地で私もわかりませんので、主要施策の概要に屋外広告物適正化啓発事業というのが載ってるので、参考までに教えていただいて、もし河合町でそういう苦情が今まであったんであれば、その対処の形、また規制があるんであれば、規制の方法、規制の内容を教えていただきたいと思います。まず1点だけお願いします。
 
○山本委員長 まず、最初にありました、森川委員より処分場について資料請求があったんですけれども、理事者は資料提出できますか。
 
○宮谷くらし創造部長兼景観・環境局長 わかる範囲で、できるだけ、何年間さかのぼるかわかりませんけど、調べまして提出させていただきます。
 
○山本委員長 そういう説明でよろしいですか。
 
○森川委員 はい。
 
○山本委員長 2点目はどなたですか。
 
○清水風致景観課長 森川委員お述べのように、確かに屋外広告物というのは景観に占める重要な要素だと我々も十分認識しておるところです。ただ、電光看板なんですが、このケースが違反になるのかどうかにつきましては、具体に実際のものを見た上で、指導する必要があれば指導していきたいとは思っております。実際の指導の方につきましては、一応市町村が許可なり指導の権限は持たれてます。県も一緒になって、もし違反というようなことであれば指導してまいりたいと思っております。以上です。
 
○山本委員長 どうですか、森川委員。
 
○森川委員 宮谷くらし創造部長、早急に資料提供をお願いいたします。
 広告物について、今、県では条例はないんですか。電光看板は光のかげんもあったり、大きさもあったりというような、知ってる限りで何かあったような記憶はあるんですけれども、県として規制があるのか、ないのか。電光看板はこれだけの大きさまではいけますよと、小さかったらこんなもので、仮に大きかったらトラック1台でも、建物1つでも看板できるのかどうか、何か規制があったように思っているんだけれども、その辺の規制があるかどうか教えていただきたいというのと、それと、主要施策の概要であがってきてる部分については、今後屋外広告物の処分基準を設定していくということでしょう。細かく内容を明記していくとは思うんだけど、取り消しや営業停止命令とかいうのを広告物の会社に出せるという認識でいいのかどうか、2点だけ、もう一回答えてもらえますか。
 
○清水風致景観課長 確かに電光掲示板ですが、条例の方で規制というのは定めてます。ただ、看板の大きさがどのぐらいの大きさっていうのは今資料持ち合わせてないんですが。
 
○森川委員 規制されているの。
 
○清水風致景観課長 例えば壁面の何分の1とか、そういう規制は確かにしてあるんです。
 
○森川委員 あったらまた後で資料をください。
 
○清水風致景観課長 はい。その辺、資料はまた後でお持ちします。
 それと、あと業者の指導の関係なんですが、もし違反してるという場合に、何回か文書で指導とか、口頭で指導とかいたしまして、それでも改善されないというようなケースであれば、また今現在、違反広告シールとか、そういうのも制度的につくっておりますので、そういうことで業者に対しては厳しく指導していきたいと思ってます。
 
○山本委員長 ほかにありませんか。
 
○岡委員 実は、地元のことでまことに恐縮なんですけれども、県の農業試験場がございます。橿原市四条町にある農業試験場について、今まだもちろん活用というんですか、供用されていろいろとやっておるようでございますけれども、見てるところ、だんだんと縮小の雰囲気でございますし、あんまり活発な雰囲気も感じないし、移転とかいう話も前にちらっと聞きました。その辺について、今現時点でこの農業試験場全体のあり方についてどう考えていらっしゃるのか、わかれば教えてほしいんですけれども。
 
○浅井農林部長 農業試験場も県が運営する公設試と呼んでおります。県の公設試というのは、農業試験場、これは名前が変わりまして、農業総合センターでございますが、ほかに工業技術センターでありますとか、それから林業技術センター、それぞれ部局に分かれてございます。やっぱり公設試の使命というのは、もう一度考えていかないとということで、そういう議論はしております。これまで農作物の品種改良でありますとか、それから種苗の育成とか、一定の取り組みをやってきて、それなりに我々としてはいろんなこともやってもらったかなと思っておりますが、やはり全体でもう少し能率の上がるようなやり方はないかという検討を今しているということは事実でございます。ただ、やはり総合センターの本来の使命は何かと、そういう初心に返って検討しているという状況ではございます。
 
○岡委員 移転とか、そういう話についてはまだ全く白紙なんですか、それとも議論は入ってるんですか、どうなんでしょうか。
 
○浅井農林部長 それも含めてでございますが、どうあるべきかということで、結論はいつ出すとかいうことではございませんが、場合によればそういうこともあるかもわかりませんが、ただ、やはり工場でありますとか、やはり農家の方と物をつくって研究、改良していくというフィールドがなかったらいけませんので、我々としてはあそこは今それなりのことができるかなと思っておるところでございます。
 
○山本委員長 よろしいですか。
 ほかになければ、これで質疑等を終わりたいと思います。