6月16日 国際文化観光・学研都市・平城遷都1300年記念事業推進対策特別委員会

国際文化観光・学研都市・平城遷都1300年記念事業推進対策特別委員会記録
開催日時  平成21年6月16日(火)  13時32分~15時41分
開催場所  第1委員会室
出席委員  9名
        藤井  守 委員長
        小林 茂樹 副委員長
        大国 正博 委員
        尾﨑 充典 委員
        中野 雅史 委員
        粒谷 友示 委員
        岩城  明 委員
        田中美智子 委員
        梶川 虔二 委員
欠席委員  なし
出席理事者  中野地域振興部長
         一柳文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長
         仲谷まちづくり推進局長、
         山口交通部長   ほか、関係職員
参考人     田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱)、
         中山(社)平城遷都1300年記念事業協会県内・広域事業部長、
         秋里(社)平城遷都1300年記念事業協会会場運営部長
傍聴者  1名
議  事
(1)6月定例県議会提出予定議案等について
(2)その他

<質疑応答>

○藤井委員長 それでは、ただいまの説明、報告またはその他の事項も含めて、質疑があればご発言願います。
 
○梶川委員 平城遷都1300年祭関係でダイドードリンコなどが1,300万円の寄付をなさったという新聞報道がされておりましたが、今どの程度寄付が集まっているのか、見通しなども含めてどんな活動をなさっているのか聞かせてほしいと思います。
 それから、同じく平城遷都1300年祭関係で、実は、この5月11日から中国の方へ行ってまいりました。北京や上海、これはまた代表質問がありますので、少し質問や報告をしたいと思っているのですが、そこで、きょう聞きたいのは、私の不勉強もあって、向こうへ行って上海の中日友好協会の要人の方にぜひ来年の平城遷都1300年祭には来てくださいよという働きかけをしました。そしたら、向こうからいつ行ったらいいんですか、いわゆる式典はいつですか、と尋ねられまして、とっさに10月に西安とは友好姉妹提携をしますのでと言ったら、向こうの人は、いや、それは西安との関係でそういうことをなさるのであって、この平城遷都1300年祭そのもののオープニングセレモニーというか、式典のようなものはいつですかと言われて困ったのです。
 一度その点、そういうものがあるのか、いや、そうじゃなくても1月1日からずっと五月雨的にやるものか、そうした場合に海外にどんな形で呼びかけられているのかその辺もこの際聞かせてください。
 それから、もう一つ最後に5月に、これはある県民から寄せられて関心を持っているということでこんなことを聞かれたと思うんで、皆さん当局側もあまり細かいことやとかどうか言わずに聞いてほしいんですが。4月4日から5月24日まで、県立美術館で人形展というのをやられたらしいです。これは、佐保会という奈良女子大学の組織とタイアップでされたらしいんですが、一方で同じ頃に、レベルが違うのかわからないけれども、鑑真和尚の特別展をやっていた。どっちも同じ1,000円という入場料だったが、鑑真和尚の特別展は随分にぎわって、人形展は閑古鳥が鳴いていると。それは、閑古鳥が鳴くのはやむを得ないんですが、1,000円という料金が余りにも高いのではないかということで、県立美術館の入場料は全て1,000円にされているのか、時々値段はものによって変えられるのか知りませんが、余りにも1,000円というのは高過ぎた。もちろん見る人の価値観それぞれありますから一概にそれを押しつけるわけにいきませんが、いったい県立美術館に入場料を払って入った人、これは期間中に何人あったのか。それから、土曜日は夜9時まで延長されたようですが、この延長された時間の入館者というのは何人あったのか。こういう一つ一つの行事があったら、反省会、総括をされると思いますが、どういう総括をなさっているのか一度聞かせていただきたいと思います。以上です。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 梶川委員のご質問にお答えをしたいと思います。
 寄付金の状況、それから見通し等についてでございますけれども、現在、日本経済団体連合会、関西経済連合会、奈良商工会議所連合会等の関係団体のご協力のもと、企業等に対しましてこの事業の趣旨とか、それから国家的、これは閣議了解をいただきました事業ですということで説明に回りまして寄付協賛いただけるよう、積極的に働きかけております。これまでに、企業、団体等から先ほどもダイドードリンコ等の話もありましたけれども、きょう現在約2,800万円余りであります。また、幾つかの企業においても寄付協賛の申し込みの手続を進めていただいております。これにつきましては、6月末ぐらいに中間集計をしまして、7月初旬をめどに発表させていただきたいと思っております。
 それから、上海の協会に働きかけていったらどうかということでございましたけれども、4月24日に記念事業の春の祝典を開催したいと思っております。それに先立って、4月23日をめどに今、文化庁と交渉中でありますけれども、第一次大極殿の完成の記念の式典を実施したいと考えております。それから、10月には各国から要人をお迎えしまして平城遷都1300年祭をお祝いする、そういった祝典を実施したいと思っております。
 それから、それと同時にまほろば交流ホール、これは平城宮跡の西側に設置をするホールでございますけれども、それらにつきましては、奈良ゆかりの各国から催事とかそれから交流のイベント等そういったものの交渉は、総領事館等を通じまして鋭意交渉を開始しております。それから、知事のトップセールスでもそういったことの交渉をやっていただいてるとお伺いをしております。以上でございます。
 
○稲村文化課長 梶川委員の美術館の人形展についてのご質問にお答えいたします。
 人形展は本年が創立100年に当たる奈良女子大学社団法人佐保会の協力を得て開催したものでございます。入館者につきましては、当初奈良女子大学の100周年イベント等に訪れた方々に展覧会をごらんいただけると想定しておりましたが、結果、総入館者数が約3,000人余りと入館者増につながらなかった状況にございます。入館者増のための広報につきましては、新たに大阪府等の情報誌や企業等へのチラシ案内等を、これまでない工夫もいたしました。今後展覧会開催に伴う入場者確保のため広報宣伝はもちろんではございますが、来た方に感動を与える見せる展示という展示方法についても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 入館料につきましては、人形展は特別展という位置づけでございまして、これまでの特別展の入場料を参考に1,000円と設定したものでございます。入場料の多寡につきましても入館していただいた方々に喜んでいただける展示に努めてまいるところでございます。
 加えまして委員ご質問の土曜日、日曜日の午後9時まで延長であった入館者数でございますが、金曜日、土曜日を延長にしてございます。この合計が1,290人というある程度の成果を得たものと考えております。ありがとうございました。
 
○梶川委員 平城遷都1300年祭の寄付の件ですが、まず見通しというのはなかったけど、見通しは今のところ発表できる範囲で、大体あれは20億円でしたか、その辺に迫るものなのか、今の不況の中でなかなか厳しい実態があるのかその辺をもう一度聞かせていただきたい。
 それから、祝典は10月の西安との協定を結ぶ日になると理解をしていいんでしょうか。
 それから、人形展の方ですが、これは入場料を払って入った人が3,000人になるということですか。ここをもうちょっと詳しく。今の金曜日、土曜日の時間外の分が1,200人入ったと、それで、通期では3,000人というのはこの辺の数字が聞き方が悪かったのかもわからないけれども、一応どういうことかもう少し数字をきれいに整理して聞かせてほしい。以上です。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 寄付協賛の見通しというご質問でございますけれども、現在、先ほども申し上げましたけれども、中間報告をさせていただこうと鋭意努力中でございます。数千万円ということではなくて億は超える見通しでございます。
 それから、今後の見通しですけれども、現在の社会情勢から見ても厳しい状況であるということは承知しておりますけれども、今後とも積極的な働きかけによりまして目的額、目標額の確保に努めてまいりたいと、ただいまのところはそういう所存でございます。
 それから、10月の祝典でございますけれども、西安との協定というのは国際観光課の方の所管でございまして、私どもはその日に合わせているわけではなくて、10月の初旬、気候のよいときに平城遷都1300年祭の記念の式典をしたいと考えております。以上です。
 
○稲村文化課長 梶川委員の質問にお答えいたします。
 総入館者数が3,000人でございます。うち、有料入館者数が1,889名となっております。それから、金曜日、土曜日の入館者数につきまして先ほどお答えしました1,290名といいますのは、全開催時間についての入館者でございまして、延長のときの入館者数についてはまだ把握してございません。
 それから、全総入館者数が3,003名といいますのは、この展覧会自体では決して少ない数ではございませんが、特別展と銘を打ったものにつきましては、若干目標数値に足りないと考えております。
 
○梶川委員 わかりました。寄付については非常に厳しい経済状況ですが、ぜひご協力を願って所期の目的を達成するようにご努力をいただきたいと思います。私らが集めたらいいんですが、なかなかそういうのと違いますので、おしりをたたくだけで終わりますが、よろしくお願いをしたいと思います。
 それから、祝典の方はわかりました。私の聞き方も悪かったのですが、何か時期的にはもう終わりかけるのと違うかというような、遅いような気もするのですが、一応そういう感想を持ってるという程度にとどめたいと思うんですが、ちょっと遅いような気がするということです。
 それから、人形展の点はわかりましたが、3,000何人というのは決して少ない数字ではないということですが、それは見方の問題で、ずっと一月あって、ずっとこれまでにもこんな数字やったのかと思うと、ちょっと少ない気もするし。それをベースに考えたらこれは決して少なくないという見方も、それは立場で見方が若干変わるのかわかりませんが、いずれにしても、いろんな努力をしてこういった特別展をやったときには、料金もですね、あんまりこだわらずに最近土曜日、日曜日やったら1,000円でどこまでも走らせてくれる、さっきもETCの説明が出てましたけど、そういう時代ですから、いろんな工夫を凝らして、今県立美術館の館長も一柳文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長が兼務されているようで、兼務は兼務でいいんですがそんなに大して常時仕事があるということでなければもちろん兼務でいろんな経費の節減を図るということで、僕は決してそれは反対ではないんですが。しかし、仕事の方に支障がないようにきっちり十分な企画を立ててやっていただきたい。
 ついでに、これも声で寄せられたんですが、私もこれでいいのかどうかよくわかりませんが、例えば、万葉ミュージアム。ここなんか、クレジットカードも使えるようにしてほしいという声があります。入場料をクレジットカードにするのはちょっとなじみませんと先ほど職員の方が言われたのですけれど、なぜなじまないのか気軽に使い出したら便利かもと思ったりしますので、今後そういったクレジットカードも使えるようなことができるのかどうか検討いただきますようにお願いをして、質問を終わります。以上です。
 
○大国委員 それでは、県民の皆さんからいただいたご意見やご要望をもとに少しだけ質問をさせていただきたいと思います。
 1つ目はこれまで当委員会におきまして繰り返し質問もしてまいりました平城遷都1300年祭の事業についての周知、広報についてでございます。県民の方も広く聞かれる場合もありますし、ご承知のように非常にこの“せんとくん”が先行して行っておりますもので、事業はどうなるのですかというご質問がかなり多く寄せられてまいります。また、奈良市内でも特に、これまではメイン会場でございます平城宮跡周辺の住民の皆様へは、本当に皆さんのご努力で多くの方々がこの事業について理解をしていただいているところでもございますけれども、少し離れましてもう少し西の方、学園前、富雄まで行きますと全くお知りでない方がたくさんいらっしゃいまして、いろんなご質問を受けます。まず、ホームページはあるのですかとかいう話もされまして、また、「1年間何しはりますの。」とかいう質問が結構ございまして、個人的にはかなりショックを受けております。この委員会でもかなり答弁をいただいていますので、ある意味少しばかりでございますが理解はしているつもりでございますが、まだまだ周知が足りないのかなと思っております。特に、4月21日に事業計画が決定され、いよいよこれからだとは思いますけれども、もう一重しっかりと力を入れて県民挙げてのお祭りにしていただきたいと思いますので、広報、周知につきまして答弁をお願いしたいと思います。
 2つ目は、今も今議会の議案説明でもございましたけども、今回は国の補正予算、大変多くのメニューがございまして、その中で理事者の皆さんも知恵を使っていただきまして、たくさんのメニューを出していただいております。この補正予算を一つの奈良のチャンスとしてさまざまな事業を展開されると思っておりますけれども、その中で先ほども少しご説明はございましたけれども、特に奈良の朝の観光という視点はございますけれども、夜の行事も結構多くございます。これから夏に向けましてライトアッププロムナードであるとか、また、当然燈花会であるとか、大文字の送り火等々、たくさんの行事がございます。その中で今多く寄せていただいてる声は、特に中高年齢の方々が「夜は怖くて歩けない、そんなん行けませんで。」というそういうストレートなお話がございます。そのはずやと感じるところは、夜歩くとやはり段差であったり、また、暗くて根っこが隆起してるところもございますし、さまざまに危険を伴うような場面を私自身も感じるところでもございます。ということで、ぜひとも景観を乱さない程度の照明設置が必要ではないかと感じているところでもございまして、この安全対策についてもう少し詳しくご答弁をいただきたいと思います。
 質問は2つですけれども、もう一つこの際でございますので、質問ではございませんのでご了承いただきたいと思いますが、主張と要望にさせていただきたいと思います。
 今、ETCを使いました第二阪奈有料道路のポイント付与の取り組みについてご説明をいただきました。私どももこの4月16日に供用開始になりまして、非常に多くの皆さんから喜んでいただいている声を聞かせていただいておりますけれども、一方ではこの800円というのは高過ぎるんじゃないですかという率直なご意見が結構出てまいります。そこで、昨年の第2次補正の中でもありましたし、今回の平成21年度予算にもございました地域活力基盤創造交付金が使えるのではないかと、これを利用して何かもう少し県民の皆さんに利便性が向上するような取り組みが必要ではないかということを、お話させていただいてきたわけでございます。今回このポイントを皆さんにお渡しするというこれも一つの手段だと前から申し上げておったことはあるんですけれども、しかしながら、もう少しここの事業内容にも書いておりますように第二阪奈有料道路の利用促進がまず一つ目的であると、いわゆる利用台数をふやしていくということ。ここにはございませんけれども、環境面で当然大きな影響もあると思いますし、この辺が抜けているなと思いますが、大いにこのETCを使っていただいて、奈良に多くの方々が観光に来ていただくということをしっかりとした目的としてこの事業を進めていただきたいと思います。詳細はこれから詰めていかれると聞かせていただいておりますけれども、本当に使いやすい事業になりますように、特に事前に会員登録をせなあかんということで出発される前にこの資料では自宅で登録してくださいよと、出てからではできないのかということもありますし、恐らく携帯電話でできるんでしょうけれども、そういう周知はどうするんだといういろんな問題もございます。
 したがいまして、この事業に加えて、今、長崎や今度は7月から名古屋で公社独自での割引制度を導入されると聞いておりますけれども、そういったことももう一度ご検討をいただきまして、社会実験でも結構です。2年間でどれぐらいの台数が何時ぐらい1番多いんだということも含めて、それを踏まえた上でポイントの付与ということも考えられるのではないかと思っております。なぜ、この第二阪奈有料道路の利用台数が目標達成できないのかということを一つはアンケート調査等も含めて広くやることで実態をつかむことが必要であろうと思っております。そういったことも含めてETCをせっかくつけたわけでございますので、利便性向上の一つの起爆剤として活用できますようにさらなるご協議をいただければと思っております。これは私の主張と要望でございますので、答弁は要りません。2点につきまして答弁をお願いします。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 大国委員の広報活動についてどのように考えておるのかということにつきましてご説明申し上げます。
 これまで、先ほど話題にもありましたが、“せんとくん”。これが、幸か不幸か非常に全国的に話題になりましてイメージ戦略としては一定の成果を得たと思っております。先にご質問にもありましたけれども、4月21日に事業計画が固まりました。これまで、2010年に平城遷都1300年祭をやるというイメージ展開は行っておったんですが、一体具体的に何があるのか確定したものが今までなかったということは否めないと思います。ですが、こういうイメージ戦略を行ったおかげでリーフレットを見ますと表紙だけでこれが平城遷都1300年祭の事業なんだなということにつながるような結果が得られた、これは手前みそでありますけれど思っております。リーフレットを開くと、いつからいつまで何をするのかというような具体的なことがこれに展開をされている。こういったリーフレットでこれからも具体的な事業の周知について鋭意努力をしてまいりたいと思っております。
 それと同時に、この事業計画を策定したことで県民支援事業の募集とか、それから、平城宮跡の西側でまほろばステージ、これは奈良市民、県民もしくは、プロ、アマを問わずいろんな方々の参加、出演を募集しました。これは事業がほぼ確定したから募集ができたわけで、定員をはるかに上回る10倍近くの応募がありました。こういったこともこの事業の周知徹底には非常に寄与されているのではないかなと考えております。ただし、それに慢心せずに、例えば、来られる方へどういうものを情報提供するのか、来られる方へのニーズを視野に入れてホームページのリニューアルを行っていきたいと思ってます。9月にはホームページのリニューアルを実施したいと考えております。
 それと同時に、11月をめどに、例えば、道路の渋滞状況とか、催事に参加するにはどこへ予約したらいいのかとか、そういったことを電話やメール、それからホームページ等を通じて聞いていただけるようなコールセンターの設置も視野に入れて、できるだけ来られる方への目線、何を求めておられるのかということを重点的に考えながら広報活動を進めてまいりたいと思ってます。
 それから、ホームページのリニューアルにつきましては、リニューアルしてもそれを知っていただかなければならないので、県民だよりや各市町村の広報紙とかに、平城遷都1300年祭のホームページをリニューアルしましたということをできるだけ周知していきたいと考えてます。
 また、本日委員会にお集まりのマスコミの皆様方のご協力も得ながら、できるだけ多くの方々にそういった具体的なことを知っていただく努力を行ってまいりたいと考えております。以上です。
 
○水本公園緑地課長 奈良公園内の夜の歩道が歩きにくいというご質問でございますけれども、県におきましては、昨年度から奈良公園の活性化あるいは、魅力向上のためのいろんな取り組みもしておりまして、その中に歩きやすい園路づくりというものに取り組んでおります。その中で、今年度各園地におきまして照明設備等を設置する予定でございますけれども、特にライトアップ等の夜のイベントの開催地である主園路、あるいは、その園地同士結ぶ園路につきまして、照明設備を設置していきたいと思っております。今後とも奈良公園の魅力向上のために鋭意取り組んでまいりたいと思ってます。以上でございます。
 
○大国委員 平城遷都1300年祭の広報につきましてでございますけれども、今、ホームページのリニューアルというご答弁がございました。ホームページ自体以前も質問させていただき、職員の方々のブログなんかも載せていただき、非常に親しみやすいという声も聞かせていただいております。それにあわせて私も気づいておりますけども、携帯サイトのホームページができないものかと。実は今県のホームページが携帯で見れますけれども、平城遷都1300年記念事業というところをクリックしますと全くつながらない状況でございまして、何だこれはと非常に力を落としております。本当にそういうことも含めて、今はもう携帯の時代でございますので、そこにいろんな情報を送ってあげるメールマガジンなんかもつくってあげて、今こういう事業をやってますよとか、こういうところに来てくださいとか、きょうは“せんとくん”はこういうところにいますよとか、いろんなことができると思うんです。地図も張ってあげたり、そういう情報時代でございますので、そのURLをみんなでメールで送信し合えば結構広がるものでございますので、そういったことも含めてぜひともご努力をお願いしたいと思います。
 奈良公園内の歩道の照明につきましてでございますが、できるだけ皆さんが安心して安全で歩けるように、そういう視点でぜひとも設置をお願いしたいと思います。場合によっては今言われております環境に優しいLEDの利用も必要かと思っております。熱を発しない、虫が寄って来ない、奈良公園については、色の問題はありますけれども、非常にいいのではないかと思っておりますので、その辺のところも含めてご検討いただければと思っております。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
 
○田中(美)委員 それでは、数点にわたって質問をさせていただきます。
 まず、交通問題について1点伺いたいと思うんですが、観光シーズンともなりましたら、もう奈良市内は大変込んでいます。正倉院展などが開かれているときにはピークに達しているというようなことです。今でさえもにっちもさっちもいかないほど渋滞をしている。そこへ平城遷都1300年祭で人を呼び込む。実際にこれで本当に奈良に来てよかったな、奈良のよさを満喫して帰っていただけるかなと。そのことを考えますと、本当に心配です。そこで、奈良公園交通社会実験を行いましたけれども、その評価を奈良県はどのようにしているんでしょうか。そして、今後どのようにその実験の結果を生かそうとしているのかについて伺いたいと思います。平城遷都1300年祭の開催時期を含めてどのように奈良公園内の渋滞解消というものの具体化を考えているのか伺いたいと思います。
 それから、2つ目は平城遷都1300年記念事業にかかわって幾つか質問させていただきます。
 まず、「東アジア未来会議 奈良2010」にかかわってです。これには、日本と東アジアの未来を考える委員会と、東アジア地方政府会合、この委員会がかかわっています。この2つの委員会の趣意書はいただきましたけれども、設置要綱がどうも見当たらないんです。例えば、設置期間はいつまでを想定しているのかというものがないんです。ですので、それについて伺いたいと思います。
 それから、この2つの委員会の実施主体、これは2つの委員会名と奈良県となっているんです。そのことについて、事業費の負担はどこがするのかということについて伺いたいと思います。といいますのは、先ほどいただきました平城遷都1300年祭の事業計画概要版の21ページのところに収支計画がございます。この収支計画では、関連広域事業費というのは4億円になっています。このパンフレットの中には「東アジア未来会議 奈良2010」、これに2つかかわってますけれども、この委員会の活動というのが関連広域事業ということになっているわけです。一番下の方に上記支出は現時点において、平城遷都1300年記念事業協会の負担と見込まれる経費を上げており、国、県、市町村、社寺、民間団体などの協会以外の主体の経費は含めていないと書いてあるんです。ですので、実施主体は委員会と奈良県となって、主体が2つ書いてあるものですから、その事業費の負担はどのようにするのか。奈良県が平城遷都1300年記念事業には協会で100億円かけるんだと。100億円かけて奈良県はそのうちの60億円負担するんだと。100億円かけて奈良県で750億円の経済波及効果をもたらす、いいでしょうと、こう言っているわけですけれども、実際には奈良県が60億円負担するというので済むのかどうかということが大変疑問なものですから聞きます。先ほど言った協会の関連事業の4億円の中に先ほどの2つの事業の経費が含まれているのかどうか、伺いたいと思います。
 それから、日本と東アジアの未来を考える委員会と弥勒プロジェクトとの関係がもう一つよくわからないんです。そのことについて、改めて説明をしていただけますでしょうか。そして、弥勒プロジェクトの90ページのマスタープランというのがこの委員会が設立された1月15日に提案されているんですけれども、私たちにはそのマスタープランが示されていません。インターネットを見ても出てきません。これについては、やはり私たちには、つまり県民にはこのマスタープランというのは示す必要がある、示すべきものなのではないでしょうか。このマスタープランと日本と東アジアの未来を考える委員会との関係ですね、この構想を実際にどのように扱うことになっているのかということについても伺いたいと思います。そして、日本と東アジアの未来を考える委員会と東アジア地方政府会合の事業費ですけれども、奈良県の平成21年度の予算案の中には約それぞれ8,000万円ずつ組んでいます。平成22年度はどのくらいを想定してますか。
 それから、先ほども出ましたけれども、寄付金はどのくらい集まったかといったら現時点では2,800万円。7月初旬には中間報告をする、数千万円ということにはならなくて億がつくんじゃないかということですけど、その億のつくというのはなかなか厳しいというので、20億円のうちの1でも1億円ですので、18億円でも億がつくわけですので、その点ではやはり、大幅に見込みの額と違って少ないということが見込まれる場合です、今だれが考えてもこれだけ経済情勢が悪いですから、厳しいということはわかっているわけです。見きわめをする時期に来てるんじゃないかと思います。もう来年が実施なんですから。もちろん実施期間中も集まるということがありましょうけれども、やはり、企業だって予算を組んでやっていくということになりますから、一定の見きわめをつける時期ではないかと思うんですが、その考えはあるのかどうか。大体集まってくるのはこのくらいだなと見きわめるということが必要と思うんです。いや20億円頑張ったら集まるだろうなんていうことでいったとします、そして集まらなかった場合に奈良県を含め奈良市も、公的な補てんというものをするということはあり得ると考えているのでしょうか。そこをお聞きしたいと思います。
 それから、協会に奈良県は約60億円負担するということですけれども、その60億円も含めて奈良県が平城遷都1300年記念事業費としてどのくらいお金を出すと考えてるでしょうか。平成21年度末ということで考えますと、当初予算ベースで人件費を含めればもう77億円かかるということになってます。ですので、もう60億円は超してるんです。だから、来年何に、協会で100億円かけて750億円の経済波及効果といっても、もうかけてしまっちゃって、60億円は超えてます。来年はさらにどのくらいの県の一般財源を充てようと考えているのかお伺いしたいと思います。
 後先になって申しわけないんですけれども、東アジア地方政府会合のことなんですけれども、東アジアという場合には何カ国かありますね、奈良県が対象としているのは知事の記者会見などや発言を聞いてますと、今は日本と韓国と中国と言っておられますが、他の委員の方はベトナムやインドを含める必要があるんじゃないかなどという意見を出してらっしゃる方もおられるようですけれども、東アジアということで事務局長は知事がしておられまして、そして先頭切って動くということになっているようですけれども、参加要請をする対象の地方政府名、これを具体的にどことどこだと決めてかかっておられるんでしょうか。そうであれば参加要請の対象の地方政府名を具体的に上げていただいて、そして、どこはこれまで話ししてオーケーいただいたとか今後はどこだということを報告していただきたいと思います。その際、知事は対象としてるのはゆかりの地だということなので、そのゆかりの主な内容についても言っていただけたらと思いますので、その点もまずはお聞かせいただきたいと思います。以上です。
 
○林道路・交通環境課長 昨年度の秋に行いました奈良公園の社会実験の評価と、それから、奈良中心市街地の交通処理対策への応用と、それを平城遷都1300年祭のときにどう活かすのかというご質問でございました。
 まず、昨年度の社会実験の評価ですけれども、さらにその前の年にも測っておりますけれども、平成19年度と比べまして、市内の進入の交通量はほぼ同じでしたけれども、県庁の東交差点が2割ぐらい減りました。当然のようにパークアンドバスライドをやっておりましたけれども、そのパークアンドバスライドの駐車場を国道24号の高架下と奈良市役所に設けておりました、国道24号の高架下では実験前は30台ぐらいしか止まっていなかったものが、実験当日は232台。それから、奈良市役所につきましても50台であったものが177台ということです。さらにそこから県庁あたりまでシャトルバスで結んでおったんですけども、シャトルバスを2日間で1,000人近く利用していただいたということで、一定の効果があったのではないかと評価しております。
 それから、奈良市の中心部の交通処理対策につきましては、以前からご説明いたしておりますけれども、奈良公園エリアについては交通の流入抑制と、平城宮跡、それから、西の京を含むエリアにつきましては、できるだけ車で来ないでいただきたいというような形でPRしたいということで、パークアンドバスライドの施策を中心に展開していこうと考えておりますが、今回の社会実験は先ほど申しましたような形で広報を相当しっかりしました。チラシも相当まきましたし、ホームページやもちろん新聞にも取り上げていただいたんです、そういうことが功を奏して、車から電車の方へ、あるいは、車で来られてもパークアンドバスライドの駐車場へ行っていただいたのかなと考えております。これが中心的な施策になりますように、ことしもまた社会実験をしたいと考えております。平城遷都1300年祭のときの応用ですが、きょう資料についておりましたけれども、誘導につきましては、郊外部に3カ所の駐車場を設けて、そこにパークアンドバスライドをしていただくという形で進んでおるんですけれども、今回社会実験で得られました知見としまして、チラシの効果、事前PR、この辺が非常によく効いている。それから、電光掲示板をいろんなところに置いたんですけれども、それを非常にまめに更新し、今どこの辺がいっぱいになりましたとか、今から市内の方へ来られても満車ですよということを、タイムロスなしに情報として出しました。そういうことが一定効いたのかと思っておりますので、これは平城遷都1300年祭のときに役に立つんではないかと考えております。以上でございます。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 東アジア関係につきましては、少し長くなるかと思いますので、寄付協賛のことにつきましてご説明したいと思います。
 先ほども申し上げましたように、現在、寄付金としては2,800万円でございます。現状では申し込み承諾を含めた額が億以上と申し上げたわけです。これは、今現在集計中ですので6月末か7月初旬ぐらいには公表させていただきたいと考えております。それから、今の時点でまだ企業訪問もできていないところもございます。ですから、今の段階で、たらとか、ればとかいうことを議論するような時期ではないと思いますので、目標額達成に向けて鋭意努力してまいりたいと思っております。以上でございます。
 
○一柳文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長 人件費とか県事業も含めた全体事業費について先ほど委員の方から数字が述べられましたので、その内訳につきまして少し説明が必要かと思います。協会の方に負担する60億円ですが、そのものにつきましては、平成17年度、これは協会ができてからですが、そこから平成20年度、これが、決算ベースでいきますと13億円少しです。今年度の平成21年度の負担金、これは33億円を予定して予算をお願いしてます。大体これで会場整備等ができると思いますので来年度はそれの実施運営費というものが当然見込まれてるわけでございます。そうしますと、平成17年度から平成21年度の、この分は予算額でございますが47億円ぐらいでございます。そうしますと残りの部分、60億円から47億円引く13億円、プラス民間資金の20億円を想定してますので33億円ぐらいが当然来年度の負担金、もしくは、協会の予算と見込んでおります。そのほか、人件費といいますのはこの60億円の負担金の中には含まれておりませんので、それが平成20年度までの実績ベースが14億円、平成21年度の予算額として4億3,000万円ほどで18億4,000万円ぐらいでございます。そのほかに、例えば、全国都市緑化フェアであるとか、特別展の準備経費であるとか、JRデスティネーションの観光キャンペーンの準備、それから、市町村が行います地域のイベント等への応援補助金等、県の関連事業費がございます。そういうものも含めますと77億円になるということでございますので、その辺少し誤解のないようによろしくお願いしたいと思います。以上です。
 
○中島平城遷都1300年記念事業推進局企画課長 弥勒プロジェクトと東アジア地方政府会合につきましてお答えいたします。
 まず、趣意書だけで設置要綱がなくてこの2つの委員会の組織の期間が定められていないのではないかということでございますが、おっしゃるとおり趣意書に設置期間を明記しておりません。もともと当面2010年、平城遷都1300年祭を契機につくっていくということでございますので、2010年度末が一つの区切りかなと思っておりますが、2011年以降も引き続き奈良県が主導する知的なインフラとして残していきたいという意向もございますので、委員のご意向もあると思いますが、ご相談しながら継続させるような方向でお願いしてまいりたいと考えております。
 それから、2つの委員会の事業費負担ということでございますが、お金を出すのは奈良県あるいは、弥勒プロジェクトの方はもともと協会事業として進めようとしていたものでございますので100億円の内数に入っております。東アジア地方政府会合の方は、大枠が固まりましたその後に進めようということになった事業でございまして、県の方で100億円とは別に事業費を組ませていただきたいと考えております。
 それから、日本と東アジアの未来を考える委員会と、弥勒プロジェクトの関係でございますが、弥勒プロジェクトというのが進めていく事業名でございまして、このコンセプトが日本と東アジアの未来を考えること。それを進めていく推進体、考える組織というのが日本と東アジアの未来を考える委員会ということでございます。ですので、事業名とそれを進めていく委員会の名称とお考えいただければと思います。
 それと、マスタープランでございますが、おっしゃいますようにA3で90ページ以上にわたります大部でございます。もともと、今シンクタンクで委託をいたしております日本総合研究所及び編集工学研究所などからの提案をもとにした、計画草案という形でございますので、必ずしもわかりやすいものにはなっておりません。そのために、お届けいたしていると思いますが、「NARASIA」という本の中にもそのエッセンスを入れさせていただいているところでございます。これで、弥勒プロジェクトというものの大体の概要はわかっていただけるかということで、ここに掲載したものでございます。
 それから、予算内訳で平成22年度の想定予算額はどの程度かということでございますが、まず弥勒プロジェクトの方はもともとその事業枠として全体事業費として2億円程度かけて、日本と東アジアの未来を考えたいという大まかな想定でございます。もちろん、毎年度きちんと見直しまして事業費を精査していくつもりでございますが、それでいきますと大体平成22年度は5~6,000万円ということになるかと思います。
 それから、東アジア地方政府会合でございますが、今年度は提唱者会合をするということを含めまして、おっしゃいますように8,000万円余りの事業費でございます。平成22年度は本会合ということになりますので、それとほぼ同額もしくは、参加する地方政府が膨らみますとそれよりも少し膨らんでくるかと思っております。
 それから、東アジア地方政府会合という場合のその東アジアの対象範囲でございますが、本年度予定しております提唱者会合、準備会合でございますが、これは日本・中国・韓国の地方政府と考えております。その日本・中国・韓国の地方政府によります提唱者会合で大体の大枠を固めまして、これからそれ以外の東アジアの国々の地方政府にもお声かけしていくということで、大体東南アジア諸国、それから、インドぐらいまでを一応念頭に置いております。もちろんそのすべてというわけではございません。そのうちの一部の国の地方政府にも入っていただきたいという呼びかけを、提唱者会合終了後に行いたいと考えております。以上でございます。
 
○田中(美)委員 こんがらがってきました。まず、20億円の寄付金の問題ですけれども、今の段階では見きわめる、これからどうする、もう集まらなかったらどうするかというようなことについて考えるという時期ではないということですよね。ですので、いつになったら、もう見きわめの時期だなと判断なさるのですかということをお聞きしたいと思います。それで、それはどのくらいまでは、集まったらよしとしようかということになるのでしょうか。合格点といいますか、こんなもので事業に支障がない額はこのくらいというのはどのくらいを考えておられますか。答弁になかったのは、足りなかった分について、公的に補てんするという考えはあるのか。それをしないということになったら、事業を見直さなければなりません。それは、そのように考えておられるのかということを教えていただきたいと思います。
 それから、先ほどの平城遷都1300年祭全体の事業費ですけれども、平成22年度の見込み額については、協会の負担金については残ったお金だと、60億円引くだ、何だということですけれども、そのほかの関連事業も含めまして、どのくらい一般財源として充てようと考えているのかお伺いしたいと思います。なぜ、それを聞かせていただくかといいますと、今本当に福祉にしろ教育にしろ、道路が傷んでいるとか信号が傷んでるとか、そういう、本当に今すぐ必要なところの予算がなかなかつけてもらえないということがあります。暮らしを支えるという予算、これが本当に不足してます。ですので、やはり今どこにまず予算を充てるべきかというようなことについては、本当にむだがないやり方をしていかなければいけないということで、県民はそれを望んでいますので、まあ集まるやろうなんていうようなことで、日本と東アジアの未来を考えるというようなものやまた地方政府会合なんかにつきましても、出てきたのは去年の秋です。これまでずっと積み重ねてきた平城遷都1300年記念事業の中のこのプロジェクトやら委員会やら、委員会は推進ですけど、弥勒プロジェクトなんて出てきたのはそのときです。よくわかりませんでした。そして、「NARASIA」を見たらわかると言うけど、わかりません。あの、いっぱい情報を書いてくださってますよね。そこから、奈良から発信するのにふさわしい部分を多分選び取って編集していくということになるんでしょうが、これ読んでますますどういうことをしていこうとしているのか、何を未来に向けて発信しようとしているのかということが、見えにくいです。未来を考える委員会がこの間第1回の会合を開いた中で、例えばある方は、2010年というのは、日本がアジアに侵略したり植民地支配したりとかいうような帝国主義化していくちょうど100年だというんです。そういうことからしたら、そういう歴史についても振り返らないといけないと思いますと書いてあるんです。そんな点については、私もそうだなと思いますし、主張になりますけれども、この平城遷都1300年祭に向けて最初に開催趣旨のところで、歴史に感謝し祝うと書いてますけれども、感謝し祝うということもあるでしょうけれども、やっぱり日本が植民地支配や侵略戦争をしたというような歴史も、歴然とあるわけですから、そういう反省ということについてもきちっと位置づけていかなければならないと私などは考えているところです。そういう点で言うと、やっぱりマスタープラン、構想、こういうふうにして日本とアジアの未来について発信していきたいんだというものについては、やはり委員の先生方に提示した後、同じときに、しかもこれは、松岡さんという幹事長の方が総会の日に出されたものだということです。秋から考えたものをそのときに出して、そしてこんなのを構想してるというようなことで始まったということを、このホームページいろいろ見ますと見えてきます。3つの委員会を仕掛けたのは知事だということですけれども、やはり、知事がいろいろ考えて、こうやりたい、ああやりたいということをどんどん発信していくというだけでは、県民は不在というようなことになってしまいますので、やっぱり、国民的、県民的と言うのであれば、余りにもなおざりに国民も県民もされてるんじゃないかと思いますので、先ほどから聞かせていただいたプロジェクトとマスタープランと委員会との関係という問題についてわかりにくいので、この点については、これ見たらわかるということですけれどもわからないんです。ですので、もっと県民に対してわかりやすい説明をしていただきたい。意見も求めていただきたいと思うんですが、それはいかがでしょうか。
 
○中島平城遷都1300年記念事業推進局企画課長 弥勒プロジェクトの関係につきまして、ご説明いたします。
 わかりにくいということでございますが、我々とすると、基本計画の草案みたいなところを、よりわかりやすくするために書籍という形ですとか、それから今後ホームページという形ですとか、あるいは、フォーラムやセミナーという形ですとか、いろんな形で情報発信をさせていただきたいと考えております。それにあわせまして、いろんなところからこう情報をいただくような、そういう情報システムの形成と幅広く意見をいただく情報システムの形成もあわせて進めていくということでございます。
 マスタープランお読みになりたいということでございましたら、当然こちらの方でお届けをいたしますので、委員会の資料としてお出しするのがよろしければそのようにさせていただきますし、それも見ていただいて結構かと思います。ただ、非常に先ほども言いましたように大部でありまして、しかも構成が一般的にわかりやすいような構成になっておりませんので、よりわかりにくいということになるかもしれませんので、その点はご容赦いただきたいと思います。
 それから、先ほども言いましたけども、未来を考える委員会の委員の一部に、2010年は日韓併合100年ということが出ていたことも確かでございますが、それのみをとらえておっしゃるのはどうかと思います。100年だけを見ればそうかもしれませんが、1300年、1500年古代を振り返れば非常に長く仲のよかった時期があったわけでございますし、そのことがあって今の日本・中国・韓国の仲のよさもあるのだろうと思いますので、それだけをとらえておっしゃるのはいかがなものかと思います。以上でございます。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) 何度も申し上げますが、私たちはこの記念事業を具現化するために努力して一生懸命作業をやっております。今の段階ではこの目標額確保に誠心誠意努力してまいる所存でございます。以上でございます。
 
○一柳文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長 先ほど答弁させていただきましたとおり平成21年度の予算枠も入れまして47億円執行する予定でございますので、残り60億円から47億円引きますと13億円、それに民間からの寄付金協賛金20億円ありますのでまだ余地としては33億円、平成22年度に残ってるという想定でございます。県はその都度、それに必要な経費というものは県事業として要求をさせていただきます。それは以前、前の局長がお答えさせていただいたとおり全体では132億円ぐらいを想定してるという全体枠でございます。
 
○田中(美)委員 わかりにくいというのは私だけじゃなくて周りの人に聞くとわかりにくいと言ってられるし、県自身もマスタープラン、構想が、大変わかりにくいということにもなるかと、専門的という意味なんだろうと思うんですけど。でも、やっぱりわかりにくいようなことじゃなくて、今県民が望んでいる、あるいは、東アジアでも庶民ですよね、一般的な国民がわかりやすい方向で事業というのは展開していく必要があるんじゃないか、専門的な人しかわからないようなことで何か事業が進んでいって県費がそこで使われていくということもいかがかなと思っておりますので、その内容について今、いいとか悪いとかというのを言ってるわけではないんです。先ほども、ここに書いてある、弥勒プロジェクトで構想しているのをここでこの本で読んだりしてるのについては、何を発信していくのかということについては書いてませんので、今いっぱい網羅してると、その中から編集していきましょうということなので、これからどうなっていくんやろなと、そのときに県民の意見とかが反映されていくのやろかということで、いろいろ情報ももっと開示してほしいし、住民参加ということも保障していただきたいなということを申し上げているわけです。
 それから、100年のその負の歴史といいますか、先ほども申し上げましたように、それだけとらえて言ったのではなくって、そのことがこの中には欠落しているようにも思ったので、その部分についてはやはりアジアとおつき合いしていく上ではそれは土台としてしっかり持ってなければならない、そういうことではないかということを申し上げたところです。いずれにしても現時点では、突然去年の秋に出てきてからのことですのでわかりにくいということですので、またそのマスタープランを読ませていただきたいと思います。そして、委員会がまた引き続きありますので、討論していきたいと思います。
 それから、先ほど前の局長が平成22年度の見込みというので申し上げたと思うという点で言えば、平成22年度は、合計で言うと協会事業、協会人件費、その他の関連事業を入れますと46億6,000万円で、そのうち、県の一般財源は29億6,000万円だと伺ったんですが、これは見込みですけれども、その後の情勢の変化があったので改めて伺おうと思ったところです。これで言いますと、県はもう100億円を超えて支出しておりますので、ほかの事業に比べたらこれだけ別格なんです。特別扱いなんです。その点についてはやっぱり県民的な理解というのは得られるだろうかという点については、大変疑問だと。私たちはずっと見直すことを求めてきたところですが、これからも情勢をしっかり見きわめて県民が本当に望んでるところで事業を見直していっていただきたいということを申し上げて終わります。
 
○岩城委員 私も数点質問させてください。
 今大事な話をなさっていたと思うんです。奈良の歴史や文化というのは、多分わかりづらいんだろうと思うんです。それをわかりやすくしていく作業の中に非常に大事なことがあると思っていまして、奈良県の将来というのもそこに一つの可能性があると思いますし、東アジアとおっしゃっている専門家の方の問題意識というのは、私も共感させていただくというか、奈良だけではない、奈良にとどまらないこの国の今の閉塞状況と今後のありようについてということで、非常に今大事な話をなさってたんじゃないかなと感じさせてもらいました。ぜひわかりやすくしていきたいものだと思います。
 まず、「平成21年6月定例県議会提出予定議案」の11ページ、奈良公園の事業費の中で、奈良公園活性化事業ということで、老朽化した五十二段の改築、照明設備の充実と、こう書いていただいているんですが、夜ライトアップしていただいているので、じゃあ修学旅行に来た小学生、中学生の皆さん方もライトアップ見に行こうかと、このそばを通られるんです。ところが、旅館から出るのに懐中電灯を持っていかなければならないというほど暗いんです。そのことをよく承知していただいててこういう事業を取り組んでいただけると理解しておりますので、その点加味してよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 この修学旅行、最近町の写真屋さんに入って驚くべき資料を見まして、集合写真、記念写真の予約がことごとくキャンセルなんです。全部横線が入ってるんです。お尋ねしたいのはこのインフルエンザの問題で、観光という面では、最終的にキャンセルになったお客さんが極端に減ったホテルや旅館を支援しようではないかということで、こんな融資制度がありますという取り組まれた結果は知っているんです。そういうお話を町中で聞いてると、先に県は何もしてくれへんとか、県はこういうことを今すべきではないかという話を聞くんです。聞くんですが、片っ方でやっておられるわけでしょう。やっておられるんです。何をやったか教えてください。いつごろこう認識して、観光とかホテルや旅館、えらいこと起こってる。だから、何をしたのかということだけを教えてもらえませんか。その結論は知ってるんです、結果は知ってるんです。当該の団体の皆さん方とホテルや旅館業の団体の皆さん方と話し合いをして、必要な対策を打たれたというのは知ってるんですが、そういうことをいつ認識してどういう取り組みをして何を実行したか、こういうことを、県民の皆さん方に知らしめしていくのは大事なことだと思うんです。今度の発熱に関する相談窓口を設けられて最初電話かからないと言って結構ブーイングもありました。しかし、その後、電話をかけたら割と親切に対応していただいてよかったという話をよく聞いてる。親切です、県庁も市役所も公務員の皆さん方。案外親切なんです、テレビが言うよりも案外公務員の皆さんってまじめに遅くまで仕事をしていただいているし、親切なんです。だからそういう不幸な関係をこういう取り組みを一つ一つ丁寧にやっていくことで、本当に共通の認識で共通の判断をしていく、絶対必要な時代だと思いますので、あえてそのことをお尋ねしたいと思います。
 さて、もう一つは簡単にお尋ねしますが平城遷都1300年祭です。さまざまな努力を重ねていただいてきて事業計画という成果物ができました。ここに概要版がございます。この中で、どの事業を見に来いと、この催しを見に来いというのを何か教えていただけませんか。こういうイベントにはこれっていうのが必要だと思うんです。またあると思っているんです。ところが、これ読んでここに行こうかとあんまり感じないのが、ちょっとね、物事の整理と出し方についてまだまだ、まだやと、今ごろ発表しないと、まだ隠してるものがあるのではないかとぐらいに思っているんですけど。先日、テレビと新聞を見ていましたら東京で阿修羅展に何時間も並ぶと、大人気やと。横でテレビを見ている人がいて、阿修羅って何やと言うわけですよ。ええっ、知らんのって言うたら、どこの寺にあるかも知らんかって言うたら、知らんと言うんです。知らないんですよ、奈良の人が。東京で何時間も人が並ぶ阿修羅像を奈良の人は知らんのです、どこの寺にあるのか。今、隣におります尾﨑委員に、じゃあ東大寺の正式名称って知ってるかと言うたら、どっかで言うたことあるかなと尋ねますと、知らんと言うんです。東大寺の正式名称をどなたかお答えいただけませんか。質問させていただいたのは、この中でどれを見に来てくれという事業なんですか、それはお答えください。以上です。
 
○小島商工労働部次長 新型インフルエンザ関連の方で、金融関連の対策をとらせていただきました。その経緯ということですが、5月中旬ぐらいに新型インフルエンザが神戸、大阪で始まりまして、当県においても修学旅行関連で4億円ぐらいの打撃を受けたと聞いております。金融面では、景気が昨年10月ぐらいから悪くなりましたので、緊急特別対策資金というのを既に11月につくって対応をとっておりました。その使いやすさをよくするために、5月22日に融資期間を7年から10年にする、要するに借りやすくするというようなこともやっておりました。5月25日に、団体から要望書が出てまいりましたので、さらに緩和するという意味で6月5日から新型インフルエンザの発生に起因して売り上げ等が減少している中小企業に対して、さらなる緩和もさせていただいたということでそういう時系列での対応をとってまいったと、金融面としてはそういう状況です。以上です。
 
○田中(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長(経営企画部長、平城宮跡事業部長事務取扱) この事業計画で、何を見に来てほしいかといいますとすべてなんですけれども、第一次大極殿正殿が来年3月末に完成をいたします。そして文化庁や国土交通省のご理解も得て、大極殿院地区を彷彿とさせるような修景柵、これは県の土木部で実施していただくんですけれども、それができますと、平城宮がどのような形であったのかということが体感できる歴史的な空間になろうかと思います。それをテーマに平城宮跡を中心にして奈良県全域でその歴史の奥深さをもう少しわかりやすくビジュアルに体感をしていただくと、そういうことに主眼を置いて記念事業を実施してまいりたいと思います。以上でございます。
 
○岡橋観光振興課長兼平城遷都1300年記念事業推進局総務課長 インフルエンザに関しまして、文化観光局の対応でございますけども、兵庫県で初めて国内感染されたのが5月16日でございます。それ以後、近畿地方への修学旅行についてはキャンセルが相次いだわけでございますが、私の方に奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合、略して旅館ホテル組合と呼んでるんですけれども、そこから要請があがりましたのが5月25日でございます。主に融資面の内容でございましたですけども、知事名で首都圏の修学旅行について再訪問を要請するようお願いしたいという口頭の申し入れもございました。それから、5月27日に東京まほろば館におります首都圏の修学旅行誘致担当職員の方から首都圏のエージェント等の動きについて情報が入っておりまして、同一方面、同一旅館を基本にして日だけを秋以降、夏の8月の中旬以降で日だけを延長するという方向で決まりそうだという情報が入りましたもので、急遽次の週6月3日と5日に県、それから市、それから旅館組合の方と東京都、神奈川県、埼玉県のエージェント、それから、中学校校長会の修学旅行部会の責任者の方のところについて10数カ所回らせていただきました。そういうことで、感触としましては修学旅行につきましては、おおむね90%以上の学校が行き先を変えずに、おおむね日だけを再調整して訪問していただけるということで情報をいただいております。それから、旅館組合と協力いたしまして、態度未定の学校、約25校につきましては、県知事と奈良市長のメッセージを郵送で送り、再訪問をお願いしたところでございます。以上でございます。
 
○岩城委員 以上ですか。東大寺の正式名称を何というかお尋ねしたんですけれども。いや、いや、結構です。ああそうですか。局長がお答えになる。
 
○一柳文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長 よろしいですか。うろ覚えなんですけども、「金光明四天王護国之寺」というと思いますけども。以上です。
 
○岩城委員 ああ、やっぱり局長は大変すごいですね。あのもっと簡単に言えば南大門に額がかかってるんです。読まれたこと皆さんご記憶が多分ないと思います。最近までそこには東大寺と書いてあると思い込んでいました。違います。大華厳寺と書いています。さっき東大寺法華堂の改修という予算の説明がありましたが、その華厳経と法華というのは相入れるんですか。いや、申し上げてるのは、奈良の魅力というか皆さんが知らないというか、幾らでもあると、今は別に勉強会でも何でもないですからやめときますが、そのことについてはすごく深い意味があります。文化財保存課長、東大寺に電話していただいて、一番たくさん東大寺が1日で上げておいでになるお経はどういうお経ですかというのを一遍問い合わせていただけませんか。おもしろい中身があるんです。それを知らないと、どの催しですかと意地悪な質問しましたが、そういうことを今準備していただいていると思っていますので。今出したらおもしろくないですね。だから、来ていただいた方に、なるほどなと、奈良にはすごいものがあると、自分らの、その日本人というのはいかなるものか、日本の文化というのは何なんやというぜひ持って帰っていただくものを、やっぱりしっかりつくっていただくのを期待をしてます。歌できましたですね、ムジカ。今また隣の尾﨑委員に六連星って何か知ってるって言うたら、知らんって言います。昂ですね、これは。だから、知れば興味が出てくる。わかりづらいものをわかりやすくしていくことは、この奈良が持ってる魅力というんですか、そういうのを力っていうんですか、大変なものがあると思ってまして、平城遷都1300年祭、それを世に知らしめる機会にしていただきたい。そのことが本当に奈良のこれから観光産業が地域の基盤産業になり得るとするならばですよ、大なるものがあると。そのことで、そういう魅力を持って企業誘致などというのもしていかんと、それはやっぱり船のある堺にとられます。大消費地の方へ工場は移転します。そうじゃなしに、違うところで我々奈良の将来を展望していくという、その最大のきっかけにしていく大転換期にしていくのが平城遷都1300年祭ではないかと期待しておりますので、以上で終わります。ありがとうございました。
 
○藤井委員長 ほかに質疑等、ございませんか。
 ほかになければ、これで質疑等を終わります。
 閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。特別な事情が生じない限り、ただいまの構成による当委員会は本日の委員会をもって最終になるかと思います。この1年間、委員各位には当委員会所管事項であります国際文化交流、観光の振興及び、関西文化学術研究都市の推進並びに平城遷都1300年記念事業の推進につきまして、終始熱心にご審議をいただきました。
 また、理事者におかれましても、種々の問題につきまして、積極的に取り組みをいただきました。
 おかげさまをもちまして、無事任務を果たすことができましたことを委員各位及び理事者の皆様に厚く感謝を申し上げ、簡単ではございますが正副委員長のお礼のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
 これをもって本日の委員会を終わります。