2月25日 国際文化観光・学研都市・平城遷都1300年記念事業推進対策特別委員会

国際文化観光・学研都市・平城遷都1300年記念事業推進対策特別委員会
開催日時  平成21年2月25日(水)  13時33分~16時06分
開催場所  第1委員会室
出席委員  9名
        藤井  守 委員長
        小林 茂樹 副委員長
        大国 正博 委員
        尾﨑 充典 委員
        中野 雅史 委員
        粒谷 友示 委員
        岩城  明 委員
        田中美智子 委員
        梶川 虔二 委員
欠席委員  なし
出席理事者   中野地域振興部長
          上野文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長
          宮谷まちづくり推進局長
          松岡交通部長       ほか、関係職員
参考人     一柳(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長兼経営企画部長、
          田中(社)平城遷都1300年記念事業協会平城宮跡事業部長、
          中山(社)平城遷都1300年記念事業協会県内・広域事業部長、
          秋里(社)平城遷都1300年記念事業協会会場運営部長
傍聴者  3名 
議  事
(1)2月定例県議会提出予定議案について
(2)その他
 
<質疑応答>
 
○藤井委員長 それでは、ただいまの説明、報告、またはその他の事項も含めて、質疑があればご発言願います。
 
○粒谷委員 ただいま関西文化学術研究都市高山地区第2工区について地域振興部長から中間取りまとめのご説明がございました。
 今、これはまだ総論の話ですから、今後各論それぞれ、UR、生駒市、奈良県と当然お金の出し入れもありますので確認して、また、それから地権者の方もありますし、総論のことですので、確認の意味で何点か押さえさせていただきたいと思います。
 まず、土地区画整理事業上の施行者は県と書いているんですけども、事業主体は県ということで確認をさせていただいていいと思いますが、いかがでしょうか。それで大学に対するインセンティブについてどんなことを想定されているのか、これについて、ここには書いておりません。この第2工区については特に大学誘致についての費用負担というのは非常に大きなウエイトになろうかと思います。特にどんなお考えがあるのか、インセンティブについてご所見があれば教えていただきたいと思います。
 それと、三者が主体的なかかわりを持って事業を進めていくということでございますけれども、主体的というのはそれぞれどのような主体的にかかわりをお持ちになるのか、わかる範囲内で結構でございます、ご所見をいただきたいと思います。
 それと、本年度夏をめどにPTで、三者で明確にしていくということでございますけれども、この事業認可のことでどのように向けた調査をどのように行われるのか、そしてまた事業認可を申請するということについての判断はいつごろどのように判断なさるのか、今の段階でわかればお教えを願いたいと思います。
 それと、新年度の予算において県はいろんな面で予算を計上されておりますが、市、あるいはまたURはどのような事業を予算化されて検討されているのか、この点についてわかる範囲内でご答弁願いたいと思います。
 
○中野地域振興部長 まず、第1点目は、施行主は県であるかどうかという確認でございますが、これは三者の中で県が施行主としてやっていくということでございます。
 それから第2点目でございますが、大学へのインセンティブについての話でございますが、誘致大学へのインセンティブにつきましては、他府県の事例によりますと、大学誘致に関しまして用地費でありますとか、施設建設費に対して一定の財政支援を行っているケースが多く見受けられるところでございます。そういった他府県の事例を参考にするとともに、来年度当初に実施を予定しております経済波及効果の調査結果も参考にしながら検討してまいりたいと考えております。なお、費用負担につきましては、今後、県、市、UR三者で協議を行ってまいりたいと考えております。
 それから3点目でございますが、主体的なかかわりとはというお話でございますが、先ほど申しましたように土地区画整理法上の施行主は県といたしますけども、リスクをすべて県が負うということではなくて、県、市、URの三者がそれぞれの役割分担によって、費用負担でありますとかリスクを分担して事業実施していくことが主体的なかかわりという認識をしております。したがって、今後、合意形成に向けて三者で協議をしてまいりたいと思っております。
 それから、事業認可に向けての調査についてのご質問でございますが、まず、事業認可とは土地区画整理事業の認可申請のことでございます。それと、事業認可に向けた調査といいますのは、まず第1点は、事業を実施するために必要な都市計画の見直し調査。それから2点目は、土地区画整理事業の認可申請に係る調査。3点目は環境影響評価が必要となった場合の調査のことでございます。これらにつきましては、夏を目途にこれらの認可申請に向けた調査を実施するかどうかをまず判断をいたしまして、その後、それらの調査結果を踏まえまして、土地区画整備事業の事業認可を申請するかどうかを改めて慎重に判断をしてまいりたいと考えております。
 平成21年度予算におきましては、平成21年の夏までに猛禽類調査の実施、道路計画等の検討、地権者の現況調査、それから先ほど申しましたように経済波及効果による調査を実施予定でございます。先ほども申しましたように費用負担につきましては、県、市、URで、三者で1対l対1といいますか、均等で負担をしておるところでございます。
 以上でございます。
 
○粒谷委員 インセンティブにつきましては、それぞれ受益をどこが一番こうむるかということにもなろうかと思います。当然この大学の誘致で、一番受益をこうむるのは、私は多分生駒市だろうと思います。そういう意味で今、地域振興部長の答弁がありましたように、土地をどう提供するのか、建物までいくのかどうか、これは今後の各論であろうかと思います。また、地域振興部長のご答弁ございましたように、リスクがそれぞれあるという話です。その中で今、三者で合意形成を図るということなんですけど、そこでもしもご答弁できればで結構ですけど、URと生駒市の本気度というのか、ほんま、どんなに思ってるのかなというのが、私よくわからないんです。
 URの場合は、今日まで大体1,000億円以上の投資をしてるわけです、利息を含めて。この事業がもしなされないとするならば、毎年利息が上がっていって、これも虫食い状態の土地ですから、URはほんとに宝の持ちぐされというか、何の体もなさない土地になってしまうわけです。URにすれば、この事業がなされることによって、例えばその財産価値が200億円、300億円になったとしても、これは負の遺産としてある程度欠損処理できるわけです。それで私は、URはある程度形はできるのかなと思うんです。そういう意味ではかなりの本気度でやってくるのとちがうなという気は持っているんです。
 県の場合は、この事業については知事がプレゼンしたわけですから、当然知事は前向いた形というか、採算性は合わそうという形でのお考えがあろうかと思うんです。
 生駒市の場合、前回までこの15年間ぐらいこの基本協定書に基づいてURと三者でやってきた。しかし市長がかわった。市長がかわった途端にこれ白紙撤回になりました。そうするとこの15年間、我々としても一体何やったやろうなと。15年間議会でいろいろ議論をして、この15年間で県の職員さんの月給だけでももう何億円かかっているわけですよね。ところがこれがもうゼロになってしまったわけです、一時は。そうすればこれ一遍きちっと総括して、このような信義則違反にならないような形でやっていただかないと、一生懸命皆さん積み上げていってやっていただいて、結局は市長がかわったから、トップがかわったからすべて変わってしまうんやったら、行政の継続性から言えば、大きなリスクを県も負うわけです。
 そういう意味で、私は決して今の生駒市長が当選されて社会経済情勢が変わったからこの事業の見直しということは、すべてだめだと言うてるのと違うんです。県のいろいろな事業でも社会経済情勢が変われば中止することも僕はありやと思うんです、ダムなんかでもそうです。ところがもし中止するんやったら、以前に私も何回も質問したように、次の一手、あのところどうするんやというのを示さない生駒市の対応というのは非常に、私が指摘しましたね。そういう意味では、今後8月に向けて合意形成を図るということであるならば、そこら辺は過去のことも踏まえてまたしっかり押さえていただきたいと思います。
 それと今、三者で8月までに合意形成を図るということですけども、土地の所有者、権利変換起きる方、これ、今後理解協力いただかなければいけないということになります。この地権者というのは、今回、減歩率8割ということが一応アバウトとしてお出しになりました。かなりきついなという感じするんです。地権者の方にはいろいろありまして、元来から土地を持ってる人、新たに購入された方といろいろあるんですけども、その目的によっては、減歩率8割やったらその土地自体効力を発するのかな。例えば、200坪お持ちの方やったら40坪しかないわけですね。家を建てようと思っても、多分買い増しせんことには家が建たへんと思うんです。そういう意味では、地権者の方の協力がいただけるかな、せやけど、せえへんかったら地権者の方はその土地自体がもうほんまに体をなさんような土地になってしまいますしね。地権者の方を優遇すれば、今度は市や県の持ち出しが大きくなる。これは反比例するわけです。それで非常に悩ましい話なんですけども、地権者の方、市や県や国やこういう事業やからということで乗ってこられた、それをあんまりきつい形で切り捨てるいうのは、私はいかがなものかなという気もあるんです。
 そういう意味で、さっきの生駒市とURの話ですね、もし何かご所見があればお教えください。
 
○中野地域振興部長 先ほど、中間取りまとめでもご説明をさせていただいてますように、高山第2工区というのは非常にポテンシャルの高い地域であると考えております。そういった意味では、今後の県や生駒市の発展を図る上からも非常に重要で十分に検討する事業であると考えております。ただ、そういったことも含めまして、当然費用やリスクを伴うわけですから、夏ごろまでに合意形成が図れるように三者で協議をしてまいりたいと思っております。
 もう1点、高い減歩率についてのご指摘がございました。確かに、事業実現のためには地権者の方々の理解と協力が不可欠であると思っております。ただ、減歩により面積そのものは減少するわけでございますけども、土地の資産価値は従前を下回ることはないということはご理解をお願いしたいと思ってございます。
 以上でございます。
 
○粒谷委員 地権者の方にはいろいろな方いらっしゃいます。先祖から持ってる人、そして新たに購入された方もいらっしゃるし、目的はいろいろ違うわけです。それはそれぞれの目的あるんですけれども、地権者の方について今まで、この8月までのPTについて参加されない、今後、地権者の方にどのようなアプローチの仕方っていうのか、説明をなさるのか、その時期的なものを含めて、最後にご所見を伺いたいと思います。
 
○中野地域振興部長 先ほども平成21年度予算のところで申し上げましたけども、来年度早々地権者の現況調査を実施いたします。その後、地権者への説明会を実施させていただく予定でございます。もう一方、地元への説明でございますが、これは生駒市と協議の上、対応を考えてまいりたいと思っております。
 以上でございます。
 
○藤井委員長 では、ほかに質疑等ございませんか。
 
○大国委員 それでは、私の方からは平城遷都1300年祭にかかわって3つ質問をさせていただきたいと思います。
 平成21年度の予算を見ますと、いよいよ来年1月1日から平城遷都1300年祭がスタートするというところまで来たなということで、大変何か感慨深いものもありますけれども、それに伴って、やはり事業の進捗とともに県民の皆様の盛り上がりというものも大変重要になってくる、一層力を入れてやらなくてはならないし、大成功裡にぜひともおさめてもらいたいというのが県民の皆様の大きな声になっていると感じております。
 先般17日に地元説明会等も平城宮跡でございましたけれども、私も小林副委員長も参加をさせていただきました。当初どういう説明会になるのかなという心配はございましたが、大変多くの方がいらっしゃって、もう本当に椅子が足りないぐらいに満杯になったというような状況でございました。大変熱心にお話、ご説明を皆さんお聞きになって、その後に出てきた質問等も大変前向きな、本当に大成功にしようというような質問が多かったように私は感じているところでもございまして、非常にこういった取り組みというものを県民の方々も、協力したいという方もたくさんいらっしゃるんだろうなと聞きながら感じていたところでもございます。
 そこで、やはりああいった県民の皆様の、本当に心からの参加を呼びかけていくような県民への広がりがもっと重要ではないかと感じておりまして、今後そういった県民への広がり、平城宮跡だけではなくて、広域で事業もされますので、その周辺一帯の住民の方々への説明会から入って、いろんな意見交換等も含めて広げていくような考えはないのかどうか、どのように考えておられるのかというのを1つ目にお伺いしたいと思います。
 2つ目は、2010年に入りまして、当然生活をされている方々は、一つは平城宮跡内を走っている南北のみやと通りにつきまして従来どおり通行できるかどうか、また通学路にもなっておるとお伺いをいたしておりますので、通常どおり安全に使えるかどうかというご相談もいただいておりますので、その点についてお尋ねをしたいと思います。
 3つ目は、平城宮跡内に踏切を設置されるとお伺いをいたしております。先般近鉄本社にも行ってまいりまして、その辺の話等も聞かせていただきましたけれども、やはり一番気になるのは安全対策であろうと考えております。この2010年の平城遷都1300年祭期間中のこの踏切の安全対策、あるいはその後の2010年以降のこの踏切の安全対策等も含めて考えがあればお尋ねをしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 
○一柳(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長兼経営企画部長 私の方からまず1点目の委員のご質問に対してお答えをさせていただきます。
 まず現在、昨年秋に作成いたしました事業計画案、これをベースに年度内を目途に、平城宮跡をはじめ県内広く来ていただくための魅力を感じていただけるような個別の展示・イベントの実施計画の策定を現在進めております。こういうものを取りまとめまして、4月に開催予定の協会の理事会等で事業計画として決定していきたいということを考えておりまして、あわせましてその際に一般向けのパンフレット等の制作を行い、広く、県民をはじめ県外にもPRをしていく予定でございます。
 また、4月から5月に予定しております250日前イベント、また9月を中心に予定しております100日前イベント、そういうものを中心にいたしまして、県内でも本番をほうふつとさせるようなさまざまなイベントを計画もしております。あわせまして「せんとくん」、非常に人気も来してきましたので、そういうものを県内各地のイベントにも登場させていきたいと思っておりますし、そういうものを含めまして、イメージソングも発表になるということを予定しておりますので、そういうキャラバン等も含めまして、県内のみならず広く全国にこの記念事業の浸透を図るため、成功に向けて盛り上げていきたいということを考えております。
 以上です。
 
○秋里(社)平城遷都1300年記念事業協会会場運営部長 2点ご質問がございました。
 1点目はみやと通りをどのように利用するか、あるいはどのように規制するかという問題でございます。みやと通りは、委員おっしゃったように、その西側の通学道路と並行して非常に重要な生活動線でございます。それで、例えば道路部分のみやと通りは、北側には一条通り、県道谷田奈良線がございます。また西側には奈良文化財研究所から踏切を越えてかんぽの宿に通じる県道奈良精華線があります。仮にみやと通りを通行止めするとなった場合、日常でも渋滞しているこれらの県道にしわ寄せがやってくるということで、これは基本的には通行止めはできないと認識いたしております。また、並行します西側歩道につきましても朝夕の通学路になっております。また、佐紀町の方が南側の大宮通りに行かれる重要な生活道路でございます。したがいまして、イベントのときには、イベントのお客様と競合しないように新たにその通学道路の西側に歩道を設置したり、あるいはカートを運行するなどしまして、ご迷惑をかけないようにいたしてまいりたいと考えておるところでございます。なお、これらにつきましては、県、市並びに警察の皆様方と連係しながら、あるいはご指導を賜りながら適切に対応していきたいと考えておるところでございます。
 2点目、踏切でございますけれども、これは存置するべき施設として土木部に設置していただくわけでございますけれども、期間中どうするのかということでございます。これは我々運営する立場としましても非常に危険な箇所だと認識してます。現在のみやと通りの近鉄線の踏切の西側、約200メートルぐらいのところに幅6メートルを想定して新たに踏切を設置していただきますけれども、我々運営の立場としてこれは非常に危険だとは認識いたしております。したがいまして、これらについては十二分に、もろもろの事象を検討しながら安全対策を図っていきたい。
 例えば、甲子園球場の終わった後の3万人の誘導、ああいうような事例、阪神電鉄の誘導の仕方とか、さまざまな人の流れに対して自然にコントロールしていく手法、そういうものも踏まえまして勉強させていただこうと思っております。
 なお、期間中の朝の9時から5時までは当然のことながらガードマンで対応していきたいと思います。時間が終わりましたらその日はそこでクローズにします。ということを考えながら万全に対応していきたいと思っております。なお、その後この会期が終わった後につきましては、土木部なり県当局が適切に管理していかれるものと考えます。
 以上です。
 
○水本公園緑地課長 平城遷都1300年祭終了後の安全対策についてでございますけれども、平城宮跡の一体的な利用、あるいは来園者の安全な動線の確保の観点から、平城遷都1300年祭終了後も存置させまして来園者の安全確保に努めてまいりたいと思っております。なお、踏切は歩行者専用でございまして、また24時間通行可能と考えております。
 以上でございます。
 
○大国委員 県民へのこの平城遷都1300年祭の広がりということで、今ご答弁をいただきましたけれども、私はやっぱりこちらから県民の皆様の中へ入っていくという、こちらから積極的に出かけていくという、この姿勢が非常に重要であろうと感じております。地域の方々はいいお考えもお持ちでしょうし、こちらから協力をしてもらうという姿勢で取り組みをお願いしたいと思います。
 また、みやと通りにつきましては、今ご答弁ありましたように生活道路になっておりますので、万全にこの安全対策というものもやっていただきたいと思いますし、繰り返し奈良市としっかり協議をしていただいてお願いしたいと思います。
 最後の踏切の安全につきましては、当然期間中はもちろんのこと、その後の安全対策も非常に重要となってくると思いますし、大変この朱雀門から大極殿への重要な歩行者動線にもなるのかなと感じておりますが、非常にその点につきましてもしっかりと安全対策をお願いしたいと思います。
 私の質問を終わります。ありがとうございます。
 
○田中(美)委員 田中でございます。幾つか質問をさせていただきます。
 まず1点目なんですけれども、新公会堂とシルクロード交流館の一体的活用というのが提案されておりますけれども、このことについて伺いたいと思います。
 この問題については、その中の一つは新公会堂のレストラン、この出店者を公募いたしました。そして公募したけれども、応募するところがなかった。だから公募期間を延長したけれども、応募する人がなかった。それで個別に当たって、あるところを選定することに至ったということが書かれております。そしてその際相手方が、奈良公園の新公会堂の近くにあるシルクロード交流館、このホールの部分をレストランとして活用して、一体として新公会堂と活用したらいいのではないかという提案があった。で県としてはそれを受けることにしたと、それで新公会堂とシルクロード交流館の一体的活用ということを具体化していくということに、レストランの問題でいえば、するということに至ったというわけでございますが、その経緯についてもう少し詳しくご説明いただけないでしょうか。
 それから、その予算でございますが4億4,100万円、この具体的な内訳ですね、どこにどのくらいの予算を配分するのかということ、それから国の補正の内容についてもあわせてご説明いただけるとありがたいんですが。よろしくお願いします。
 それから、このことにかかわって2つ目なのですが、シルクロード交流館のレストラン化、この是非についてです。このシルクロード交流館をレストランとして活用するというのが主になっていくというような話というのは、突然持ち出された話ではないでしょうか。シルクロード交流館については、どういう機能や活用方針でいくのかということを検討してこれまで事に当たってきたと思うんです。
 このシルクロード交流館は、シルクロード博覧会の関係で、シルクロード博覧会を記念して奈良公園館ができて、そして約10年たって、それを現状に合わせてどのように充実、発展させていくかということで、この奈良公園館の機能のあり方ということで検討会が持たれて、専門家の方が入って5回にわたり検討を行って、そして提言が出されております。その提言内容というのはどういうものだったのでしょうか。そしてそのように提言されて、この間整備もされ運用もされてきたわけですが、それが今度変わっていく。レストラン化していくということについては、専門家などのところでしかるべき検討がされたのかどうかということについて伺いたいと思います。
 そして次に、平城遷都1300年祭の事業の基本計画案というのが出されてきましたけれども、その案がとれて具体的にこれで行くんだという計画、最終の計画というのはいつ出るのでしょうか。その際これまでの案については、私などは見直す必要があるのではないか、とりわけ平城宮跡事業、またその周辺整備の状況などを考えますと、見直す必要があるんじゃないかということを繰り返し申し上げてきましたけれども、見直されていくということも含めて計画が出されてくるでしょうか。その辺のことについてまず伺いたいと思います。
 それで、それにかかわって1点目、会場整備事業について、大極殿院修景柵設置と今回書かれておりますけれども、大極殿院の仮塀というのを、この前示された中にはあったんですけれども、その仮塀が修景柵と変わったのでしょうか、そのことをまずお聞きしておきたいと思います。それから会場使用に関しましては、現状変更の手続をまだ一部しかしてないと思うんですけれども、最終の手続はいつされるのか、そして何と何について現状変更を申請するのか具体的にお聞かせいただきたいと思います。そして、その現状変更の手続でオーケーが出てくるというようなめどをどの辺に置いておられるのかお聞きしておきたいと思います。
 それから平城京歴史館の整備事業のことですけれども、屋形は県が建設すると、展示物や運営は協会が担当するのだと説明では聞いているんですけれども、この歴史館については、平城遷都1300年祭が終わっても国営公園化事業の中でこういった施設が整備されるまでの間置いておくということですけれども、その運営などについてはその後どのように考えておられるのか伺いたいと思います。
 そして2点目ですが、交通アクセスの問題です。これまで奈良市内は慢性的渋滞傾向にあると、特に観光シーズンのときは奈良公園周辺などはもうにっちもさっちもいかないんだと、飽和状態だということがこれまで報告されてきまして、だから渋滞を緩和するための対策をとるのだということでいろいろ検討されてきたと思います。このたびパーク・アンド・バスライドの整備予算ということで22億2,000万円計上されておりますけれども、その内訳についてお示しいただきたいと思います。各駐車場の規模とその予算額、それからそのパーク・アンド・バスライドのことでいうと、各駐車場からシャトルバスが出るということですが、シャトルバスの路線はどのようになっているでしょうか。もう一つは、近鉄大和西大寺駅からの歩道の整備状況、具体的にお示しいただきたいと思います。なかなか難航してると聞いておりますが、これは安全に歩行者を平城宮跡に誘導するということができる見通しが立っているのでしょうか。伺いたいと思います。
 次に、経済情勢と事業費について伺いたいと思います。平城遷都1300年記念事業協会の事業費は約100億円、そして平城遷都1300年記念事業協会以外、奈良県や奈良市などが出すものは別だという別の予算も、各主体が違ったら別だということも書かれております。そこで、まず平城遷都1300年記念事業協会事業費は今までの説明ですと民間20億円、県60億円、奈良市20億円ということでございましたが、民間からの20億円というのは集まってくるという見通しでしょうか。今の経済情勢、あるいは株価も大変暴落しておりまして、なかなか企業としても厳しい状況になっております。そういう中で20億円集まるとお考えでしょうか。それから奈良県が平城遷都1300年記念事業協会に出すお金以外を含めまして、この平城遷都1300年祭と記念事業に総額どれぐらいを出そうということを考えておられるのか、それが示されるのはいつごろでしょうか。私は、最終の事業計画が出されるときにはそれが示されるのかなと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
 今の県民の生活実態から考えたら、むだなお金を使わないで、どうしても必要だという生きたお金が本当に大事に使われるということが必要かと思いますが、いろいろ見てみますと、随分むだな事業になっているようなものもありますので、その点、いつ具体的に示すのかということを、企業の20億円集まるのかということと、奈良県が全体としてこの事業にかかわって全部でどれだけ出すつもりなのかということについて伺っておきたいと思います。
 次に、関西文化学術研究都市高山第2工区の問題について、先ほどお話がありました。私はこの間のまとめが出た後の新聞でこのプロジェクトチームは事業実施は可能だと判断していると、副知事がそのように発言しているということが報道されておりました。引き続き三者で役割分担を協議していくということですけれども、やはりこの高山第2工区の当初計画がとんざした経緯、あるいは現在の経済情勢、それから住宅を少なくするとはいえ、かなりの量を張りつけるということですけれども、関西文化学術研究都市近くの京都、木津とか精華の状況などを見ましても6割余りですよね、張りついてるのは。ですので住宅は大いに余ってるわけです。京都の方ではこの計画そのものをもうやめてしまったというところも出てきているわけですし、今の経済情勢、雇用の問題なども考えましてなぜ実現可能ということを現時点で言えるのか伺っておきたいと思います。
 それから、最後なんですけれども、「歩く奈良」、「自転車で回る奈良」とか、じっくりゆっくり奈良をめぐってもらう、奈良の魅力、これを引き出していくんだと、つくっていくんだというようなことの取り組みが随所にあらわれていて、ああ、これはいい取り組みだなと思うようなことも見受けられるので、そういったところは頑張っていただきたい。努力も見られるところですけれども、その中の一つなんですけれども、JR桜井線・和歌山線に観光列車を運行するということがあって、ラッピングの問題なんかも出てましたけども、私はそういった問題よりも、これは要望なんですけれども、ここはこういう地域ですよというようなアナウンスをところどころに入れていただいたらいいのではないかなと思いまして、これは要望でございます。
 そして、この桜井線ずっと通ってきますと、卑弥呼の墓ではないかとも言われていて、古代の最も大きな、最も古いと言われている箸墓古墳があります。ところがこの箸墓古墳は範囲の確認、これがまだできていないと伺っております。そういう点でいえば、私はこの箸墓古墳は歴史的にも考古学的にも大変重要なものではないかと思うのですが、その重要性と保護の必要性、それから範囲確認の調査、これをしておく必要があるのではないかと思うのです。その点については、県はどういう認識でおられますでしょうか。そして墳丘部分は宮内庁が管理しているわけですけれども、やはり国の史跡指定を行っていく方向でいろいろ準備していくということが必要だと思います。その点について、県の認識と、それから県はどういう役割を果たしていこうと考えておられるのかということを伺っておきたいと思います。
 以上です。
 
○稲村文化課長 ただいま田中委員からご質問のございましたシルクロード交流館と新公会堂の一体的活用の経緯等につきまして、お答えしたいと思います。
 まず、背景といたしまして、新公会堂は皆さんご存じのとおり奈良県有数のコンベンション施設でございます。私どもはこれを生かした奈良公園の活性化策というものを考えていたところでございます。
 また、シルクロード館につきましては、年間入館者数が約1万人から1万2,000人と低迷していることなどから、県としては奈良公園全体を整備する中で、その施設のあり方については新公会堂と一体的に活用することにより、2010年に向けてのさらなるコンベンション機能の強化と活性化を図る方向で検討をしていたところでございます。
 そういった中で、新公会堂のレストランにつきましては、2010年に向けて新公会堂のさらなる活性化や魅力の増進を図るために、現在の出店者との契約が切れるのを機に、新たに出店者を公募していたところでございます。数社から問い合わせがありましたものの、募集期限までに出店に係る応募がなかったため、12月26日まで期限を延長いたしました。今回の募集につきましては、県としては、「新公会堂の賑わい創出に向けた活性化策」の提案を求め、新公会堂のコンベンション機能強化や食を通じて新公会堂の活性化にもつなげたい考えがありましたところから、できるだけ多くの業者の方に応募いただけるよう募集期間の延長を行ったところでございます。延長期間を過ぎましても、出店応募者はあらわれませんでして、県では各方面に情報を提供しまして、関係業者に対し個別に誘致活動を実施するなど、年明け以降も引き続き応募を募っていたところでございます。
 そのような中、募集情報に関心を持ちましたレストラン、クイーン・アリスを経営展開されますINBコーポレーションの石鍋氏より連絡がございまして、平成21年1月中旬に施設見学が実現し、応募に対する好感触が得られたところでございます。その後、再度の現地調査を経まして、1月下旬にINBコーポレーションから正式な提案がされました。応募したこのINBコーポレーションによる提案内容は、現存の新公会堂レストランだけでなく、シルクロード交流館を新たにレストランとして活用したいというものでもございました。この提案は平成21年度から新公会堂とシルクロード交流館をコンベンション施設として一体的に活用するため、コンベンション機能の強化と活性化を図っていこうと考えておりました県の方針に極めて沿ったものでございまして、シルクロード交流館の施設活用として有効的かつ非常に魅力的なものでございました。この提案に対し、今後の奈良公園エリアの魅力向上及び新公会堂周辺の賑わいづくりに十分資するものであると判断されたことから、両レストランを一体的に運営することを条件に本提案を採用し、INBコーポレーションを正式に出店予定者として決定したものでございます。
 あわせて、シルクロード交流館につきましては、現在レストラン機能というものが表に出てはおりますが、コンベンション機能の強化というところで検討しているところでございますので、両施設の周辺も含めまして、当該エリアをコンベンションエリアとして、その機能強化及び活性化を図るための基本計画の策定も平成21年に予定しているところでございます。
 予算の具体的内容につきましては、現在手持ちでございませんので、後ほどお届けしたいと思っております。
 以上でございます。
 
○一柳(社)平城遷都1300年記念事業協会事務局次長兼経営企画部長 平城遷都1300年祭の現在の事業計画案がとれて最終計画というものになるその中身に関して、内容を見直すのかというご質問の点でございます。この計画案が、計画と何が変わるのかということでございますが、内容をより具体的にさせていただくとか、それから前回発表させた段階ではまだ未調整の部分がございました。例えば社寺の特別拝観であるとか市町村のイベント等を付加していくというようなことが主目的でございまして、内容につきましては、原則的に前回の内容をより具体的、詳細なものにしていくというのが目的でございます。
 それから2つ目の民間資金20億円を予定しているがその見通しはというご質問に関してでございます。本事業に関しまして、平成20年10月に事業実施のために関係省庁が協力するという旨の閣議了解というものが国の方でされました。さらに本年1月15日には、本記念事業を国家的事業として支援するということで、御手洗日本経済団体連合会会長及び下妻関西経済連合会会長を両トップに、日本の各界を代表する方々で構成される平城遷都1300年記念事業推進委員会というものを東京で設立いただいたところでございます。こうした国家的、国民的な行事としての位置づけをしていただいた上で、東京におきましては日本経済団体連合会、それから関西におきましては関西経済連合会、それから県内におきましては奈良県商工会議所連合会というものを窓口にいたしまして、官民共同による展開を目指しまして、本事業への資金的な協力を求めてきたところでございます。いずれにおかれましても基本的には理解を得ているところでございます。
 その後、我々事務局といたしましては、先ほど局長からもお答えさせていただいたとおり、各業界団体を訪問するなど精力的に寄付金等資金調達活動を実施しているところでございます。委員ご指摘のとおり、昨今の急激な経済情勢の変化というものを踏まえまして、楽観できない情勢ではございますが、今後とも積極的な働きかけをしていきまして、目標額の確保に全力で努めていきたいと思っております。
 以上です。
 
○秋里(社)平城遷都1300年記念事業協会会場運営部長 仮塀につきましてご答弁させていただきます。
 仮塀イコール修景柵でございます。これの事業主体につきましては、土木部と連係して協会が進めているところでございます。基本的には土木部が事業主体と認識いたしております。
 それで現状変更許可をどうするかということでございます。前回の現状変更許可は昨年11月21日にいただきました。今回は具体的にどういうものをするかということでございますけれども、基本的に協会マターと土木部マターがあるかと。土木部マターをこう述べるのも僭越ですけれども、一括して述べます。協会としましては、測量成果に基づく軽微な変更など、土木部マターといたしましては、先ほど申しました仮塀、修景柵、あるいは踏切、そうしたものであろうかと思っております。
 この3月下旬に文化庁の方へ申請したいと思っております。なるだけ早くちょうだいしたいという思いがございます。
 以上です。
 
○水本公園緑地課長 平城京歴史館の平城遷都1300年祭終了後の運営についてでございますけれども、平城京歴史館につきましては、平城遷都1300年祭に必要な施設でございますけれども、イベント後もできるだけ存置しまして、平城宮跡の来訪者の学習や県の観光のPRに活用できるように考えております。
 将来は県が朱雀大路東側で歴史体験学習館の整備を予定しておりますけれども、そこの展示施設に、平城京歴史館の中の展示内容の利活用を図ることを考えております。
 以上でございます。
 
○池田道路建設課長 それでは、平城遷都1300年祭関連交通対策事業の内訳及びパーク・アンド・バスライド駐車場の台数、バスの経路についてお答えします。
 内訳ですが、中町の駐車場の整備が多くを占めております。この用地補償が16億円余り、整備に3億円余りと想定しております。残り2つの駐車場、京都方面からと南側からですが、これは既存の公共のスペースを使わせていただこうと思っておりますので用地補償等はなく、仮の整備費でそれぞれ約1億円弱と考えております。
 また、駐車場の整備とは別に、そのアクセスに関する広報をやりたい。これはどういうことかと申しますと、平成22年4月からフェアが行われるときに交通アクセス数が既に利用者の方に周知されていないとうまくいかないということで、平成21年度のうちにそのアクセスについて広報する。なるべく公共交通を使ってくださいという基本方針にプラスして、車で来るのであればこのパーク・アンド・バスライドの駐車場を使っていただきたいということを平成21年度のうちにやる。この案内・誘導や広報について行う。この費用が1億円弱と想定しております。
 駐車場の台数ですが、大阪からの来訪というのを一番多く考えておりまして、この中町が1,000台程度、京都方面からが約500台、南側からが約600台と考えております。
 このそれぞれの駐車場からのバスの経路ですが、これはまだ決まっていない状況です。普通に考えれば、大阪方面からであれば大宮通りを通ってくると、南・北からであれば24号を通ってくることになるかとは思っておりますが、この詳細の経路につきましては、どの経路が一番円滑に、かつ確実にお客さんを会場に連れていくことができるかと、また帰っていただくことができるかということを、これから実際に現場調査して最適な経路を探していきたいと思っております。
 以上です。
 
○林道路・交通環境課長 近鉄大和西大寺駅から歩行者を安全に会場まで導けるかということについてお答えいたします。
 歩行者の誘導につきましては、シャトルバスの発着場となります近鉄大和西大寺駅の南口からの誘導を考えております。南口から会場へのルートにも歩道のない区間がありまして、ここにつきましては仮設の歩道を設ける。恐らくバリケードで区切ることになると思うんですけども、そういう形で歩道を設けたいと思ってます。またこれもルート上にあるんですけれども、近鉄橿原線のアンダーボックスの部分があります。ここにつきましては非常に暗い、あるいは歩道が狭いということで、照明の設置とか一部あるんですけれども、照明の増設、壁面の美装化などを行った上で、多数の来場者が予想されるフェア期間中につきましては、朝夕の通行を考えまして、開場時間に沿って車を片側通行で通していただけるように今考えております。
 この通行規制のことですけれども、交通量をもとにした計算では最大で100メートルぐらいかなということで、1回で通行していただけるのかなと考えておりまして、実際は交通誘導員でやりたいと考えております。まだいろいろ警察側との協議とか残っておりますけれども、周辺の方には十分に事前にお知らせいたしまして、ご迷惑がかからないような形で進めたいと思っております。
 以上です。
 
○上野文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長 平城遷都1300年記念事業にかかわる全体の事業費でございますけども、県が行います関連事業も含めた全体の事業費ということでありますれば、平成21年度予算の中では47億8,400万円という形で整理をしているところでございます。
 以上です。
 
○森藤地域づくり支援課長 田中委員の私へのお尋ねは学研高山第2工区の事業の実現可能性についてでございます。
 今回ご報告させていただきましたこの中間取りまとめでは、計画の前提条件といたしまして、周辺の地価調査や地価公示の結果を参考に現況と造成後の想定の地価を設定いたしまして、土地利用計画と資金計画を検討した限りにおいては、採算面での事業の実現は可能であると見込まれるとしております。しかし、現況地価を想定いたしました時期以降、世界的規模で経済情勢が大きく変化していることから、平成21年度当初に予算をいただきまして、現況の地価の鑑定評価を実施するとともに、専門家の意見も伺い、造成後の想定地価を精査し、夏ごろをめどに事業の実現可能性について一層慎重に判断してまいりたいと考えているところでございます。
 また先ほど、この委員会の冒頭、中野地域振興部長からもご報告、ご説明をさせていただきましたが、事業実現には、例えば非常に高いと思われる減歩率に対する一般地権者の方の理解が得られるのか等の課題や、想定地価で想定期間内に売却ができるのか等の将来のリスクも予想されます。したがいまして、事業実現のためには、これらの課題やリスクにどのように対処するのかを事前に県・生駒市・URの三者で十分に検討する必要があると認識しております。
 以上でございます。
 
○久保田文化財保存課長 私からは箸墓古墳についてのご質問にお答えさせていただきます。
 箸墓古墳は3世紀後半に築造されました古墳時代前期の代表的な前方後円墳でございます。委員お述べのとおり、非常に重要なものでございます。前方後円墳の墳丘部、いわゆるその盛り上がった部分は、現在、宮内庁が陵墓として管理しておるところでございます。第7代孝霊天皇の皇女、倭迹迹日百襲姫命の墓ということで管理をされておるようでございますが、学説的には定説がないというのが現状でございます。墳丘部の周りに周濠と呼ばれますその丘をつくるために掘った跡がございまして、ここは宮内庁の管理ではないわけですけれど、県並びに地元の桜井市におきましては、この墳丘部を中心に過去18回にわたりまして発掘調査を実施してきたところでございます。概要がだんだんとわかってきたところでございますが、これまでの成果と、それから今後の研究成果をもとに史跡指定の是非でありますとか、今後の方向性につきまして、地元住民、地元桜井市、あるいは文化庁と協議をしながら検討を加えてまいりたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。
 
○田中(美)委員 まず、第1点になるんですけれども、シルクロード交流館の扱いの問題ですけれども、これは以前、奈良公園館機能のあり方検討委員会ということで考古学者、奈良学、歴史民俗学、地理学、宇宙考古学、仏教美術にかかわる専門家の皆さんが5回にわたって検討を加えて、今後の奈良公園館の機能のあり方はこういう方向でいくべきではないかということを示されたわけです。それによりますと、例えば展示の展開では、シルクロードの全容や奈良とシルクロードとのかかわりについての体系的な展示、シルクロードに関連する保有資料と現施設の展示資料を活用した常設展示及び企画展示、保有コレクション及び借り入れ資料の収蔵庫の整備、シルクロード学研究(展示活動を含む)を担う学芸員、外部協力研究員などの専門職員の配置ということ。
 それから普及啓発では、多目的スペースを利用した企画イベントなどの開催、来館者と研究者が交流できる場と機会の提供ということが方向として示されていて、多目的スペースでは展示との出会い、イベントへの参加、研究者との交流などを通じ、来館者がシルクロードの魅力を発見できる場を提供するとなっておりまして、この間いろいろ取り組みもされてきました。
 平成20年3月に、荒井知事が予算を示されたときですけれども、シルクロード学研究のセンターがこの交流館の方に移ってきて、研究がされていたわけですけれども、その研究事業というのはもうやめるということで切ってしまいました。そのときには、このシルクロード学研究センターの会長をしておられました先生が本当に残念がって、切ってしまうということはしないで続けてほしいと言われたことが報道されておりました。
 今回また専門家の意見を全く、聞いたのか聞かないのか後でもう一遍聞かせていただきますけど、先ほどの説明では、このレストランの出店者についていろいろ検討して、新公会堂と交流館とをあわせてコンベンション機能を強化するということで県は考えていて、それにマッチしたので、公募の期間を過ぎた後、個別に当たった中から話が出てきたのと県の話が合致したので、これは進めることにしたということですけれども、やはりこれは透明性に欠けるなと思うわけです。
 それから、もともとこの奈良公園の中に奈良公園館というのができて、そしてシルクロード交流館と進んできたという中で、このように簡単にそういった機能、改めてそもそもから含めて、機能、活用のあり方ということについては検討すべきだと思うんです。
 そういう点で私は、今回のそのシルクロード交流館をレストラン化してしまうということについてはいったん白紙にして、専門家も含めてもう一遍きちんと検討していくべきだと思うんです。その点で、その専門家の検討が加えられたのかどうかということをあわせてご答弁をお願いしたいと思います。
 それから平城遷都1300年祭の交通アクセスの問題なんですけれども、パーク・アンド・バスライドの駐車場は、一つは中町でかなりのお金をかけるということですが、中町自身のその場所的な問題もあると聞いております。大阪から来て高速道路を使っておりても、その後すっとその道路をまた使えないというようなこともありますし、果たしてそこがパーク・アンド・バスライドの機能として発揮できるのかということは問題じゃないかと思っております。それから北側については木津町の体育館の駐車場、それから南側については大和郡山市九条公園のところに整備すると伺っております。
 シャトルバスの路線ですけれども、私、路線は今わからない、検討中ということで承知しましたが、会場へということは、シャトルバスの行き先は平城宮跡のみでしょうか。そのことを確認をしたいと思います。
 それから、近鉄大和西大寺駅からの歩道の整備状況、まだ警察との協議が残っているということですが、どんな協議が残っているかお聞きしたいのと、それから、その歩道の整備の計画について後日、地図上にお示しいただきたい。今じゃなくていいですのでお示しをいただきたいと思います。
 それから、関西文化学術研究都市高山第2工区の問題については、実現可能と新聞では報道されていたけれども、実現可能と現時点ですぱっと言ったというわけではないというようなニュアンスで、慎重に検討していくということでございましたので、そのように理解をさせていただきたいと思います。それが間違っているようでしたら、また言っていただいたらと思います。
 それから箸墓古墳のことですけれども、範囲確認調査は必要ではないかなと思うんですが、県としては範囲確認調査は必要だと考えておられるのかどうか確認をしておきたいと思います。
 以上です。
 
○上野文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長 シルクロード交流館についてのレストラン化のお話のことでございますけども、委員もご指摘いただきましたように、それまでシルクロード学研究センターの一つの成果物の情報発信の拠点ですとか、あるいはそれにまつわるいろんな研究者の交流の場といった機能をシルクロード交流館に持たせるということが一つのとらえ方だったと思います。ただ、先ほどおっしゃいましたように、このシルクロード学研究センター、廃止をさせていただきました。したがって、それに伴ってという面もあるんですけども、このシルクロード交流館の今後のあり方については、ある意味それを一つの契機として検討していたわけでございます。
 そういった中で、奈良公園の全体をどうするかという、2010年に向けた奈良公園のあり方の検討という中で、今の新公会堂と一体的な活用をしてコンベンション機能を強化する、そういった形で活性化を図るということがあるべき姿ではなかろうかということで、これは突然出てきたということではなくて、その後、我々、いろいろ検討した中の一番あるべき姿であろうということで持っておったわけでございまして、その延長線上で今回、たまたまと言ったら変ですけども、新しい出店予定業者の方からシルクロード交流館についても、これレストランというのは別にレストランだけじゃなくて、それは将来のコンベンション機能のために重要な、必要不可欠な施設ですので、将来的なコンベンション施設とすることを見据えた第一弾的な整備といったこともあって、今回来年度予算の中でも予算化させていただいて、整備の方向で我々としてはやっていきたいということでございます。
 専門家の検討をしたのかということでございますけども、委員ご指摘のあった、あり方検討委員会は、これは基本的には、そういうシルクロード学研究センターの成果をどうするとか、展示のあり方をどうするかという、そういう中のご議論だったということで、その道の専門家の方に入っていただいて議論したということかと思います。今回はそういったことでは必ずしもないわけでございまして、そういった意味で、そういった専門家の意見を検討したのかということのご質問であれば、今回はそういう専門家の入ったような検討はしておりません。
 以上でございます。
 
○池田道路建設課長 中町の駐車場について、使いにくいのではないかというご指摘ですが、確かに第二阪奈有料道路を大阪から来た方が中町でランプをおりられたらもう一回乗ることができない形状になっておりますが、ここの駐車場は、ここにとめていただいて、バスで奈良市内に入ってきていただいて観光していただき、またバスで中町まで戻って帰っていただくという使い方を想定しておりまして、もう一回奈良方面に向かって車で第二阪奈有料道路に乗るということはしないで済むという使い方を想定しているものであります。
 ただ、この中町の駐車場が今後有効に使われるように、使いやすいものになるよう、駐車場としての機能だけじゃなく、ほかの機能も持ったいいものになるようにどうしていくかということについて、これは県だけでなく奈良市、地元及び関係機関も含めました意見交換の場として協議会を設置しまして、こういった検討を進めてまいりたいと考えておりまして、現在この協議会の設置に向けて準備をしているところであります。
 以上です。
 
○林道路・交通環境課長 近鉄のアンダーボックス部の誘導の話でございますけれども、朝に交通のピークが少しございます。何時から何時まで具体的に止めるのかとか詳細な誘導員の配置とかいうのが、まだまだ詰めなければならないという形で残っております。
 以上です。
 
○久保田文化財保存課長 発掘調査につきましての再度のご質問でございます。
 大まかに分けまして、事前の発掘調査には開発に伴うといいますか、例えば個人住宅を建てるというような場合に事前発掘をする調査と、それから学術的に調査をする調査と両方ありますが、後で言いました学術的に範囲確認調査をするのが範囲確認調査かと言われますと、民間事業の事前調査で範囲が確認されることもあるということでございますので、最初の答弁で述べましたとおり、今までに18回のそういう調査を積み重ねてきて、墳丘がどの辺まであったかというのは、おおむねわかってきつつあるということのようでございます。なお範囲確認調査が必要かということになりますと、それはかなり研究の成果を待たなければなりませんので、私の立場でですね、どれぐらい必要かというのは答弁はいたしかねるところですが、一般的に範囲確認調査は必要かと言われますと、範囲確認調査は必要であるということになります。
 以上でございます。
 
○池田道路建設課長 申しわけありません。先ほどシャトルバスの行き先について、すみません、答弁しておりませんでした。
 今回平城遷都1300年祭の期間については、これは平城遷都1300年祭の会場までのアクセスということで、シャトルバスの行き先は、現時点での検討状況ですが、平城宮跡を行き先にしようと考えております。ただ、せっかく来ていただいた方、奈良公園等々見ていただきたいということもありますので、ここは既存の公共交通機関、バス等を利用してアクセスしていただくよう十分広報、誘導するということで対応することを現時点では考えております。
 
○林道路・交通環境課長 私も一つ忘れてました。誘導のルートの地図ですけれども、これはまたお示しをしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 
○田中(美)委員 そしたらもう最後にしようと思うんですけれども、そのシルクロード交流館のことですけれども、やはり最初は、そもそもあそこに建物を建てるということについては、シルクロード博覧会を記念して建てたものですよね。初めからあそこにコンベンション、レストランが主になったようなものを建てるなどということにはとてもならない場所だと思います。
 そういう点では、私は、こういうなし崩し的にといいますか、シルクロードの終着点だということで奈良はいろいろ交流もしていこうというようなこと、これは大事なことだと思うんですね。私なんかも、シルクロード交流館のいろんな催し、参加しようと思いながらなかなか時間が合わなくて、とても魅力的な催しなどもありましたけれども、行けてなかったんですけれども、近年などは予算は微々たるものです。本当に微々、スズメの涙ぐらいしか出してこなかったわけでございますから、その、本当に交流館を生かしていくというようなこともできかねたんじゃないかなと思います。
 そういう点では、改めて、そのシルクロード交流館として今日に至るまでの経緯も含めてですね、やはりあの施設をこれからの奈良にとってどのように整備していくのが必要なのかということを、専門家も含めて十分に私は検討していっていただきたいと思います。それなしにですね、県がこういうふうにコンベンション機能を強化する、今回はレストランを一体的に経営していってもらうのはいいんじゃないかみたいなことで結論をつけてしまう。しかもこういう両方をレストラン化していくというようなことを公募したわけではないんです。新公会堂のレストランという出店者を求めていて、でも公募したけど応募がなかった。なかって、延長してもなくて、個別に当たっていく中で言われてそれに乗っていくなどというようなことについては、やはり透明性とか、それから公平性とか民主性についてもやはり問題があるのではないかなと思います。奈良の公園の中の施設のあり方という点についても、今回のこういうやり方については私は納得いかない。改めて検討し直していただきたいということを強く求めておきたいと思います。
 それから私先ほど、こちらの方も忘れちゃったんですけれども、奈良県の平城遷都1300年祭にかかわっての総事業費、平成21年度は47億8,400万円だということでしたけれども、私はこれまでも含めて、これからも含めて、来年度も含めて、全体としてこの事業に奈良県はどれだけお金が用意できると考えているのかということをお聞きしたわけでございます。それについてはいつか示されるのでしょうか。改めてお聞きしたいと思います。
 それからパーク・アンド・バスライドですけれども、例えば中町の話が出てきたのは、何も平城宮跡の事業に関してだけじゃなかったはずです。奈良市内の渋滞対策をどうするかということで出てきた話だったと思うんですよ。だけど今度は平城遷都1300年祭のときのために、とりあえずはその22億円ほど使って3つ駐車場を確保する。だけどそこに車をとめて乗って連れていってもらう先は平城宮跡だということになったら、奈良公園に行きたいのにと思って奈良に来た方たちもいらっしゃるだろうと思いますので、その点については、そういった奈良においでの皆さんのニーズもよくつかんでいただいて、それに対応する形で検討していただきたいと思います。
 それにしても、奈良公園に行こうと思ってももう満杯ですからね、おろすところもないというようなことなので、やっぱりそういったことも、現実をリアルに見て、やはり来場者を想定するのを縮小するというようなことも含めて見直す必要があるのではないかなということを申し上げておきたいと思います。
 それでは総事業費のことだけ、全体としてこの事業にいくら奈良県はつぎ込むことを想定しているのかということだけお聞きしたいと思います。
 
○藤井委員長 事業費の点だけお願いします。
 
○上野文化観光局長兼平城遷都1300年記念事業推進局長 協会の事業の全体規模は約100億円ということでお示ししてるんですけども、県事業まで含めて、特に平成22年度というのは、正式には来年の議論ですので、その100億円と同じレベルでかちっとした数字が必ずしもあるわけではないんですけども、ただ、もうことしの予算は来年行う事業の準備的な意味合いもありますので、多少の計画的な中での想定は持ってます。そういった数字で申しますと、これまでに支出した金額も含めて全体ということでいえば132億円余という数字が一応今、手元に持っている数字の中ではございます。ただこれ、国庫補助とかいろんな形の、全部が県の持ち出し、一般財源ということではありませんけども、とりあえず今整理している数字で申し上げますと、今言ったような数字でございます。
 
○田中(美)委員 来年度もあるわけですので、相当の事業費になると思うんです。荒井知事は、350億円使うということになってたのが100億円じゃないかとよくおっしゃるんですけれども、それでパビリオンをいっぱい建てるといったのが、そうじゃなくなったんだからお金をそんなに使っていないんだ風にお話しされますけれども、実際には、あのパビリオン建設という話があったときには350億円のうちの公的なお金が145億円ということで、そしてその中には、国も奈良市も奈良県も分担する。それで民間には105億円、パビリオンを建てるのは民間にしてもらうのだと言っていたわけですので、奈良県が持ち出すということについては決して少ないと、国営公園化して国にお金を出してもらって奈良県の負担は極力かからないようにするんだと知事が言っていたのは、それは当たっていなかったと思うんです。そして、これに加えてまた国営公園化ということでいろいろ負担がかかってくるということですから、そういう点につきましては、本当に今の経済情勢、雇用情勢、皆さんの暮らしの実態、もっと福祉にお金回してほしいというようなことをくれぐれもお願いしたいと思います。
 それで、あの私焦って忘れたんですけれども、これお願いなんですけれども、文化庁に対して現状変更を申請していくのは3月をめどにしていくんだということですけれど、何と何を申請するのかということを一覧にしてお示しいただけますでしょうか。
 それだけお願いして終わりにしたいと思います。
 
○藤井委員長 端的に説明をお願いいたします。
 
○田中(美)委員 その資料をお願いしたいんですけど、どうですか。
 
○藤井委員長 後ほどでいいわけですか。
 
○田中(美)委員 ええ、いいです。
 
○藤井委員長 では、後ほど資料提出をいただくいうことでよろしいですか。出せますか。
 何か答えがありましたら。
 
○秋里(社)平城遷都1300年記念事業協会会場運営部長 文化庁に対する申請の資料は、土木部マターと協会マターがあると申し上げました。それについて概要のようなものについては、またその申請の段階でお示ししていこうかなと思っております。
 失礼しました。
 
○藤井委員長 それでは、ほかに質疑等ございませんか。
 
○梶川委員 今ずっと議論がありましたけども、一つは関西文化学術研究都市の問題、一応ゴーできる状態だという新聞記事も出ておりましたが、私この資料見せてもらって、全体的な資金計画はこれからさらに詰めたものになっていくんだろうと思いますが、一つは人口動態、人口がこう減っていくという社会的な情勢もあるし、その中で奈良県には今、幾らの宅地がまだあるというような、そこらの動き、結局宅地というか、ものというのは需要と供給の関係によっても決まるわけですから、ここへ書かれてるようにぽんと坪何ぼやと思っても、需要と供給いう関係がありますから、人口動態等々ももう少し分析をして、それで間違いないというような資料にしていただけたらと思っておりますのでよろしくお願いします。
 それから平城遷都1300年祭の寄付の関係ですが、これもなかなか企業に寄付を求めるのは厳しいと思います。大企業においては内部留保をたくさん持ってる企業もあるわけですけど、一方で、派遣切りしておきながら寄付を出してというと世間的な批判もあるし、そんなんですべて出せへんというようなことをする会社もあるかもしれんので、そこらは上手にお願いしてですね、こういうイベント、100年に1回の不況の中で、奈良県では100年に1回のイベントやからぜひ協力願いたいという形で、小まめにできるだけ多くの企業に協力をしていただいて、20億円と言わずにうまくいけば30億円ぐらい集めるつもりでしっかり頑張っていただきますように要望しておきます。
 それからシルクロード交流館について、今日本共産党の方から意見がございましたが、確かにこの箱物ね、私も一回総括してみるべきと思うです。あそこに、あんなもんがいうたらいかんけど、あんなもんが何でできたんか、私も委員会で1回だけあそこへ視察に行ったけど、こんなとこにこんな建物があったんか、議員のほとんどが日常は知らない、あんなもんがあることすらね。知らんことをええことに、県はあのままずるずる今日まで持ってきたという思いが実は僕にはあるんです。僕はあれを見たときに、今も1万人からの入場者があると言われたけども、これはそんなにあるかなという現実の問題あるわけで、何とか早くきちっとしたことをしてほしいということを、何かで文化事業団の資料が出てきたりして、そういう運営の資料見たらですね、あのシルクロード交流館どないしとるんやろないうのは、僕は常に頭にありました。
 ですから、今回のがベストとは僕も言わんけども、一つのやり方だということは僕は評価して、ぜひ、民間の人が運営してくれるんやから上手にやるか知らんけど、もう決して武家の商法であってはならんと思うしね、それがずるずるこのままずっといってしまうということについては僕は大反対です。ですから、きっちりとやって、そして早くシルクロード交流館が県民の嫌な負担にならんようにしていただきますように、僕は日本共産党さんの言い方に別に反論する気はないんですけど、僕はそういう思いであの建物を今まで見てきましたからね。ですからぜひ改善、今なされてるような方法が成功するのであればぜひ成功させて、運用していただきたいと思っております。
 お金は大事ですから、そういう立場に立って今度は最後の質問を1点だけさせていただきますが、国の道路や河川の管理、あるいは整備にある直轄負担、これについて最近大阪府知事は例の関西国際空港の道路の問題の買収にかかわって、7億円でしたか、予算組まない、あるいは新潟県知事は新幹線の機材の値上げ分の国の直轄負担分を組まない、これらはいずれも費目がこう明確になってるからそういう形できちっとおっしゃいましたけども、去年私は実は6月議会で、国の直轄負担をもうやめてもろうて国に全部やってもらえというような立場で質問したことがある。そのときには橋下知事も既に大阪府の行財政改革に手をつけてましたけども、国の直轄負担には一切言及してなかった。僕が質問したからことし橋下知事が言ってると、そこまでは言いませんが、片山知事なんかしっかり言うて、ここらが言うてますから橋下知事もその点に言及されたんだと思いますけれども、その当時国の直轄負担というのは非常に中身がわからない。奈良県の場合でも、知事がこの前のそのときの答弁でおっしゃいましたが、103億円あるけども、決算のときには多少何に使ったというのはわかるのか知らんけど、最初国から要望があるときには、要はことし103億円組んどいてくださいと言われて、言われたら県はもうそれ組んでて、後はどう使われとるのかわからんというようなのが実態で、しかしよく調べてみたら、維持管理は43%奈良県の金を使ってる、整備には33%使ってるということがある。
 そういう立場に立って、例えば、1週間か10日ぐらい前に終わりました斑鳩町の国道25号の例ですが、整備をした。それで全面舗装やってるわけですけど、それと道路側溝をさわっている。それで私、国道事務所にこれは何の事業ですか、国道の整備はいつしましたか、またカバーをせないかんのですかいうて聞きましたら、事業名としては沿道環境改善工事ということで、1億7,000万円をかけて国道25号斑鳩町内を整備しております。それでその1億7,000万円のうちの4,000万円は道路側溝に使ってる。それで道路側溝見たらグレーチングが要所要所にあるんですけど、あるところの200メートルは、その50センチ間隔で1.5メートルのグレーチングを敷き詰めて、こう見たら、新しいのは金ではないシルバー色でぎんぎらぎんでですね、ぱあっと98枚のさらのグレーチングが敷き詰められた。
 それで私は、あんなもん、トラックも走ることないし横がもうすぐ民家の壁になってますから、あんまり車が寄ったら車のボディーが擦れますから、そんなとこでグレーチングが傷むこともないやろうし、これは何ですか言うて国道事務所へ聞いたら、いや、傷んだのがありましたと言う。それでもひずんだもんはないと思うけど、もしあったとしても1枚や2枚はあったかもしらんけども、その98枚ずらっとするようなことはない。そんな金の使い方するんやったら、たとえ10メートルでも20メートルでもあの国道25号の歩道をつくってほしいと思うのにそういう金に使われて、その事業そのものを、今聞いたら僕こういう質問する言うたから、きのうもおとといも打ち合わせしたから知ってると思うんやけど、県自身は知ってるんですか、これ。ここをちょっと聞かせてほしい。
 それで僕は、特に国道25号の舗装をやり直すなんていうたらですね、多分5年置きにするとか4年置きにするとかいう基準があると思うんです。そういう意味では当初予算に、ことし奈良県に直轄負担分100何億円計上しといてくださいといった当初予算に入っててたんですかいうて聞いたら、いや、それは入ってませんというような話なんで、この点県の方は、県の金43~45%使われてるわけですから知ってたんか知らんのかですね、一回それ聞かせてほしい。
 
○藤井委員長 非常に貴重な意見ですので、答弁できる範囲でもしお答えをいただけるんであればお願いしたいと思うのですけど、何かありますか。
 
○池田道路建設課長 それでは、国道25号の直轄の補修工事、環境整備工事についてとその負担金について答弁させていただきます。
 まず、このご指摘の道路工事ですが、これは舗装の打ち換えとグレーチングの取り換えをやったわけですが、これは単に傷んでいるからかえたというものではなく、舗装については低騒音舗装と、騒音を軽減する舗装をやったというものであります。これは平成19年度に、法隆寺地区の近隣住民から振動だとか騒音があるという苦情がありまして、国の方でも調査したところ騒音の環境基準を超えてたということから、低騒音舗装を敷設する環境改善工事が施工されたと聞いております。グレーチングについても、傷んだのもあるかもしれないですが、それよりも従前のものは固定されていなかったので浮き上がりがあるという問題がありまして、これをボルトで固定化できるものに取りかえたと聞いております。
 歩道設置をするべきというご指摘ですが、確かにその歩道設置の必要性は、これは国の方でもまた我々も認識しております。歩道整備については、国の方でも優先度の高いところ、用地買収ができたところから順次やっておると聞いておりまして、平成18年度においても約120メートル歩道設置ができておると。ただ、平成19年、20年については用地買収が難航して新たに歩道ができたという状況ではありませんが、今後、引き続き用地取得ができ次第速やかに歩道設置ができるよう、県としても国に働きかけてまいりたいと思っております。
 こういった事業について県はどこまで把握しているかということですが、正直言いまして1個1個の工事の内容まで把握するということはできていない状況であります。ただ、県に直轄事業の中身が余り知らされてないということは、これかなり全国的にも指摘あったと聞いておりますが、国の方としても当初予算組む前、あるいはその負担金を求める年内に何度かその負担金の請求が来るんですが、そのたびごとに今後細かに説明をすると聞いております。ご指摘のところについては当初予算に入っていないで、国の方で、当初予算に入ってないものをやっているんじゃないかということを言われておりましたが、これは平成20年3月に始まった工事でありまして、平成19年度の当初予算ということで入っていたものなので、平成20年度の当初に入っていないとなっております。こういった内容も含めまして県がなるべく把握でき、もし、むだなといいましょうか、やり過ぎな工事をやるようなことがありましたら、こちらからも意見を出せるようにしたいと考えております。
 以上です。
 
○梶川委員 よくわかりました。まあ、私も言いたいことを全部言うたし、答弁もできるだけこれから明確にしていくという答弁だったように思います。
 しかし、最後意見だけ言うときたいんですが、例えば、あのときの知事の答弁では、国道25号の場合は確かに奈良ナンバーが大体7割ぐらい走ってます、だけど名阪国道になると逆に他府県ナンバーの方が6~7割ぐらい走ってる実態で、直轄負担を奈良県に一方的に持たされるのもかなわんのやということを知事が表明なさったことがありますけれども、とにかくそういった当初予算組むときに、全部とは言わんけど、主なある程度の額の予算はやっぱり明確にして、全くブラックボックスでもうこれ渡しとくから好きなように使うてくださいというんではなくて、全国の知事会等も連係して、もう少し明確になるようにしていただきますように要望しておきます。
 以上です。
 
○藤井委員長 ほかに質疑等ございませんか。
 ほかになければ、これで質疑等を終わります。
 なお、当委員会所管事項に係る議案が追加提出される場合には、当委員会を定例会中の3月9日月曜日の午前に再度開催させていただくことになりますので、あらかじめご了承願います。
 当日は追加提出議案に限っての審査となりますので、当委員会を10時30分から開催することでよろしいですか。
     (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、そうさせていただきます。
 これをもって、本日の委員会を終わります。
 ありがとうございました。