就任式あいさつ                                                 平成23年4月18日 第一会議室 

○はじめに
  次の1期4年間、奈良県知事の仕事をさせていただくことになりました。就任のご挨拶を申し上げます。

○4年間の成果
 選挙の時に、「1期4年間の成果は何ですか。」ということをよく聞かれました。こんな言い方は僭越であるかもしれませんが、私は「4年間で県庁職員のパワーがアップしたということが自分の誇りです。」ということを申し上げました。実感といたしましても、就任の時に比べると出てくる資料の枚数は少なくなる一方、中身は、はるかに濃くなってきたと思います。中身の濃さが県政の推進力になってきたということとその資料を作られる職員の皆さんの意欲が増したということを実感しておりました。2期目に入りますと、そのパワーを存分に発揮していただいて、奈良県政の推進に努めていただきたいと心からお願いをいたします。これからは、私がうるさく言わなくても自力走行能力が随分お付きになってきたと思いますので、自信を持って、能力を信じて、意欲をもって奈良県政の発展に尽くしていただけたらと思います。

○地域ソリューション
 選挙の時に、いろいろな人とお会いします中で、もうひとつは、行政の役割というのが変化している中で、我々の仕事は地域ソリューションを提供することだと申し上げました。地域ソリューションとは、選挙的には、なかなか解りにくい言葉でしたが、一部の人には、行政もそういうふうになってきたのかと言っていただきました。仕事は、それぞれの製品ではあるのですが、その製品を個別に使っていれば、なかなか威力を発揮できない面がありますが、それをあわせて地域のソリューションとして、県庁の力を発揮すると大きな力になると言えるように思いました。県庁の中では、それぞれ部局を持っております。力を結集して、ひとつのソリューションを出すということを4年間思考してきたような感じがいたします。この地域ソリューションは、県庁のソリューション力だけでなく、一般の民間の人、NPOの人、企業の人と併せて地域のソリューションを提起していくということが、行政の大きな仕事内容になってきているのかなと思いますので、地域ソリューションを提供するということを整理をして、ひとつの仕事をするのも先進的な仕事になるのかなと思った次第です。

○上司は未来の県民
 1期目の時は、「皆さんの上司は、県民です。」と申し上げました。皆さん自身の上司が、役職上の上司だけが上司ではなく、知事だけが上司ではなく、また、議会だけが上司ではありません。県民が上司であると申し上げました。そのように4年間仕事をしていただいた成果が、県庁のソリューション力の向上につながったというように思いますが、2期目に向かって、県民だけでなく、付け加えたいと思いますのは、皆さんの上司は、未来の県民であるということを付け加えたいと思います。未来の県民は投票権がございませんので、政治的な直接的な力はないわけでございますが、私どもが奉仕すべきは、未来の奈良県民であり、それを上司と思って仕事をすると、必ず立派な奈良の未来の礎を築く仕事が出来るのではないかと思う次第でございます。皆さんの上司は、未来の奈良県民であると申し上げ、一緒に役に立つ仕事をさせていただきたいと思います。就任にあたりまして、これまでのお礼とこれからの抱負を申し上げました。よろしくお願いいたします。