第2回は、働く女性をサポートする法律がテーマです。前半は、「国際婦人の10年」から始まり、「男女共同参画社会基本法」「男女雇用機会均等法」「労働基準法」「育児・介護休業法」「パートタイム労働法」について学びました。まず、法律を知る・自分の権利を知る、ということで、就業規則を確認してみましょう。 又、女性と税金では、共働き妻の給与所得としての年収が103万円以下であれば、自分自身(共働き妻)に所得税がかからないし、更に夫が配偶者控除(38万円)を受けることができる「103万円の壁」や、社会保険料が、夫の扶養からはずれる130万円の壁について学び、このような税制を踏まえた上で、自分の働き方を考えてみましょう。後半は日頃感じているジェンダー(性別役割分担意識)について、グループワークをしました。『取引先の女性職員の名前を覚えていない男性職員がいる』『女性は愛想良くしなければならないという思いこみがある』『共働きでも結局家事・育児は女性がする』などの声がありました。仕事は問題解決の連続であり、問題の発見から、事実確認、原因の追求、解決策を考え、実行、チェックという過程を辿ることや、育児休業など取りやすくするには、日頃からのコミュニケーションや、仕事に対する真摯な態度が必要であり、言い出しやすい段取りをしておくことも大切ではないかということで、今回の講座が終わりました。
|