会社や上司が自分を育て面倒を見てくれる終身雇用の時代から、多様な生き方・働き方を自らで選択し、自分のキャリアは自らで開発していく「育自」の時代に変わっています。
それとともに、人生90年時代、長い人生を展望し、自分はどうしたいのか、どうありたいのかという、働き方や生き方の設計図(ライフキャリアデザイン)を持つことが大切になっています。
自分で自分のキャリアを育てるための具体的な行動は大きく3つあります。1. 与えられた現在の仕事を一生懸命、責任を持って遂行する。大変だから、苦労するから仕事は自分を磨き育ててくれます。2. 3年後・5年後、自分はどうありたいのか、どのような仕事をしていたいのかの目標を明確にし、5年後どのような「履歴書」が書ける自分になるかを考えます。そして、目標を達成するために必要な勉強をし、理想と現実のギャップを埋めるために行動していきます。3. とりあえず自分の興味・関心のあること、好きなことを一生懸命行うことです。
「小さなことの積み重ねからキャリアは作られます。考えているだけではキャリアは育ちません。今日は人生の中で一番若い日だから、今から『育自』を始めよう」という宮城先生の言葉に背中を押されたように感じました。
優しい中にも力強さがある宮城先生の語り口に、元気をもらった講座でした。
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