奈良ゆかり対談

 


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あらい日誌
 昨年の伊勢神宮の式年遷宮に続いて平成27年から28年にかけ、春日大社では第六十次式年造替が執り行われます。
 春日大社の式年造替をさまざまな活動で応援されている、さだまさしさんをゲストに迎え、奈良や音楽について荒井知事と語り合っていただきました。

 

 4月6日に東京で開催しました「春日大社第六十次式年造替記念シンポジウム~伊勢から春日へ~」ではさださんのトークで盛りあげていただきました。また、5月に春日大社造替の勧進のために行われたコンサートを拝見しましたが、とてもアットホームなものでしたね。
 コンサートを40年もやると、緊張感とか気負いというものがだんだん消えていきます。今、伝えなければいけないこと、みんなが悩んでいるかもしれないこと、何の役に立てるかということを考えるようになりましたね。
 さださんの言葉はやさしいですよね。癒やしを与える気持ちが満ちています。人の心に届くような言葉です。
 本当に不思議ですけれど、音楽というのは自分の持ち物のようで、自分の持ち物ではありません。同じ歌でも、同じようには歌えないですし。自分で歌を作っていると言っても、どこか作らされているような感覚もあります。何回も歌っているうちに、なぜこの言葉を、あのとき僕は書かされたのか、後になって「ああ、こういう意味だったのか」と気付くようなこともあります。

 

▲春日大社第六十次式年造替記念シンポジウム(4月6日)のようす。右端がさだまさしさん。

 

 「音楽で、奈良を元気に」という思いから、「ムジークフェストなら」をスタートして、今年で3回目になりました。奈良公園、春日野園地での野外コンサートや、社寺、まちかどでの無料公演など、270以上の公演が開催されました。

 それは奈良でしかできないですよね。全国から人が集まる目的になりますものね。お客さんの少ない時期がいいですね。
 そうなんです。6月の観光誘客もあって。観光オフシーズンのイベントなんです。雨でも社寺の中でできますし。
 こういう音楽祭をしてくださるのはうれしいです。クラシックの演奏家は演奏する場所がなかなかないし、話題にしていただけるというだけで喜ぶ演奏家は多いですよね。全国の演奏家が奈良でやりたいというような雰囲気になると素晴らしいですね。
 奈良県では平成23年に県立ジュニアオーケストラをつくりまして、小学生から高校生まで、弦楽器の楽団を編成しています。大阪フィルハーモニー交響楽団でコンサートマスターを務めた梅沢和人さんが熱心に指導してくれて、子どもたちはみんな目を輝かせ、みるみる向上しています。
 音楽を志す者にとって、活躍する場があるのは、ほんと励みになりますよ。

 さださんは奈良によくお越しいただいていますね。
 中学、高校時代、バイオリンの修行で東京に下宿していましたので、夜行列車で長崎と東京を行き来するときに、京都で途中下車することがありました。最初はずっと京都だったんです。歌の仕事を始めるようになってから、ふっと奈良に来るようになりました。奈良の空気感というものに惹かれるようになったのは、大人になってからですね。
 また、自分の中で十津川は最後の秘境としてとっておいたんですけれど、あるとき1人で車で行って。それ以来、十津川の人たちととっても仲良くなって、十津川中学校の校歌まで書いています。
 奈良と京都が違う面は、国際性の豊かさだと思います。奈良には外国から来たものがそのまま残っている。
 まち全体が一つのタイムカプセルみたいな。
 冷蔵庫だといったりするのです。保存力がいいから、そのまま残っていて。これだけ文化財が残ったのは大きなことです。
 素晴らしい冷蔵庫ですね。
 これまで保存のほうに一生懸命でしたが、すこし研究して、ここをこのように見てくださいということを発信していこうと取り組みを始めています。
 謎に満ちた奈良というのも一つのキャッチコピーになりますね。
 奈良の歴史の魅力や文化の背景をわかりやすくお伝えし、観光地として「おもてなし」に努力していきたいです。
 今日は、どうもありがとうございました。

■さだ まさしさん
シンガー・ソングライター、小説家
1952年生まれ。長崎市出身。4000回を越えるコンサートを精力的に行うかたわら、近年は小説家としても活躍。4月6日、奈良県観光キャンペーンの誘客イベントとして開催された「春日大社第六十次式年造替記念シンポジウム~伊勢から春日へ~」に出演。

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