平成28年度子どもの読書活動優秀実践図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰

平成28年度 子どもの読書活動優秀実践図書館・団体(個人) 文部科学大臣表彰

 「子どもの読書活動優秀実践図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」は、子どもの読書活動推進の中核となり、特色あるすぐれた実践を行っている地域の図書館や団体等に対して、文部科学大臣より表彰を行うものです。
 本年度の表彰図書館・団体として、奈良県からは以下の2つが選ばれました。

子どもの読書活動優秀実践図書館

  葛城市立新庄図書館 

 平成4年に新庄町立図書館として開館。開館5周年の平成9年に生涯学習の拠点づくりと短歌の故郷をめざし新庄歌壇(合併後は葛城歌壇)を設立されました。葛城市の生涯学習の拠点づくりと短歌の故郷「葛城」をめざし短歌の募集を行うなど、地域に根ざした試みを継続的に実施され全国にも発信されています。また、「葛城の郷風土記制作事業」で子どもたちが読んで聞いて楽しめる民話集と紙芝居を数多く作成・発行し、市内学校や県内図書館に配布、調べ学習やお話会等で活用され親しまれています。また、葛城市立當麻図書館と合同で毎年、おはなし・わらべうた・紙芝居等の講座を実施するなど、様々な活動を展開されています。子ども読書活動推進計画を昨年策定され、新庄図書館・當麻図書館の2館の取り組みも踏まえ、市全体の関係機関とも連携し、計画を推進されています。

子どもの読書活動優秀実践団体

  えほんたいむボランティア
   平成16年に香芝市民図書館でブックスタートのフォローアップ事業として乳幼児を連れた親子を対象とした読み聞かせの『えほんたいむ』事業を始めるにあたり、会が発足し活動を継続されています。現在の活動は、毎月2回『えほんたいむ』で、図書館員と共に、乳幼児への読み聞かせ等が行なわれています。これは、保護者への啓発にもつながり、読書への入口でもある絵本に親しむきっかけづくりとして、大いに貢献しています。また、この活動は単に読み聞かせにとどまることなく、気軽に子育ての相談ができる場ともなり、子育て経験のあるメンバーの存在・協力は、子育て支援の面からも、貢献度は高まっています。図書館職員も共に活動しているので、お互いに学び合うことが多く、間接的に図書館での児童サービスの充実につながり、ひいては子どもの読書活動の推進に結びついています。


表彰式について

 表彰式は、平成28年4月23日(土)国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)にて実施される予定です。