平成30年度子ども読書活動優秀実践表彰

 平成14年度より、文部科学省では、子どもの読書活動の一層の推進を目的として、子どもの読書を推進する活動が優秀と認められる図書館・団体(個人)を表彰しています。
 本年度の表彰図書館・団体として、奈良県からは以下の2つが選ばれました。

表彰図書館 宇陀市立中央図書館

 宇陀市立中央図書館は、昭和62年に榛原町立図書館として榛原総合センター1階に開館し、平成18年の市町村合併による宇陀市誕生に伴い宇陀市立中央図書館として開館、平成30年4月には大改修工事を終了しリニューアルオープンされています。蔵書冊数は104,252冊(内児童書 29,722冊)です。
毎月恒例のおはなし会や映画会に加え新刊の児童書を中心とした『この本読んで』(お薦め本冊子)を毎年幼稚園・保育園・小学校に配布。幼稚園・保育園へは、定期的な回送便で団体貸出を実施されています。館内では「ぬいぐるみお泊りお話会」や、「一日図書館長さん」また絵本作家による講演会など、子ども達に「本っておもしろい!」と思ってもらえるようなイベントを教育機関やその他関係機関と連携を取りながら、積極的に実施されています。
宇陀市立中央図書館 

●表彰団体 おはなし読み聞かせ隊

 王寺町立図書館主催事業「絵本朗読講習会」(15回講座)の受講者により発足し、平成17年4月から図書館ボランティア「おはなし読み聞かせ隊」として活動を開始されました。
  図書館で月1回のおはなし会「ヨムヨムえほん」(4歳以上向け)、町内幼稚園での絵本の読み聞かせや紙芝居、小学校での朝読や平和学習でのおはなし会等を通して、町内の子ども達におはなしの楽しさ、素晴らしを伝えておられます。
 また、「朗読のつどい」(大人向け)、デイサービスでのおはなし会など、子ども達だけでなく、地域住民の方にも朗読を聞く楽しさを伝えておられます。
 今後は、学校司書との連携を深め、さらに子ども達の読書意欲の向上を目指したいと考えておられます。 
 おはなし読み聞かせ隊

 

 ◇ 表彰式は、平成30年4月23日(月曜日)国立オリンピック記念青少年総合センター
   カルチャー棟大ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)にて実施される予定です。