自然の中で運動する楽しさを味わえます
【ナラプラス現地リポート】(令和2年9月)
奈良市都祁吐山(はやま)の豊かな自然の中で、さまざまなアウトドア体験が楽しめる「奈良県立野外活動センター」。年間を通して自然と触れ合えるさまざまなイベントが開催されています。
この日は「第2回 ハンターから逃げ切れ!サバイバルおにごっこ」が開催され、参加者はサングラスに黒いスーツ姿のハンターから全力で逃げ回り、有利なアイテムが手に入るなどのミッションに仲間と協力して挑みました。
お子さんも大人もみな笑顔いっぱいで、豊かな自然の中で運動する楽しさを味わっていました!

昨年で創立50周年を迎えた「奈良県立野外活動センター」。広大な敷地に、大型のロッジやログハウス、テント泊のサイト、さらには全天候対応型の野外炊事場やキャンプファイヤー場も完備しています。

「ハンターから逃げ切れ!サバイバルおにごっこ」は、毎回応募が殺到する人気企画です。初対面の仲間とも協力し合う必要があるため、まずは楽しいゲームなどを行って体と気持ちをほぐします。
その後、自然いっぱいの園内を散策し、サバイバルおにごっこのエリア範囲などを確認します。園内の植物の説明も行われ、これが後のミッションで出題されました。もう勝負は始まっているのです!
迫りくるハンター!本気のおにごっこです

黒いスーツに身を包んだハンターたち。まずは3体が放出されます。時間が経つごとにその数は増えていきますが、それを阻止するミッションなども用意されています。

合図とともにサバイバルおにごっこがスタートします!参加したのは小学生とその保護者さんたち。それぞれ2~3人のグループをつくり、赤と青各8チームずつに分かれて参加します。チーム内の誰かが捕まると全員アウトで、チームは常に一緒に行動しなくてはいけません。

ハンターはエリア内を歩いて移動していますが、参加者を見つけると全力で追いかけます。見通しのいい場所で見つかってしまったら、逃げ切ることは難しいです。

おにごっこは、園内の広大なエリアを使って行われます。舗装された道路はほんの一部で、山道でも追いかけっこが繰り広げられます!

遠くから追いかけてきたハンターから必死に逃げますが……、

惜しくも捕まってしまいました。

参加者も大変ですが、追うハンターも大変です。自然いっぱいの園内ですから、こんな道を動き回ることになります。急な坂は「歩行ゾーン」となっていて、走ることは禁止です。安全面も最大限考慮されています。
仲間と協力してミッションをクリア!

ゲーム中に何度か「ミッション」が発動し、見晴らしのいい広場に指令が掲示されます。協力してミッションに成功すると、ハンターの増加を阻止できたり、有利なアイテムが手に入ったりします。つかまっても復活できるミッションなどもあり、参加者全員が最後まで楽しめるようになっています。

ミッションの内容にも工夫が凝らされています。広場にある丸太をのこぎりで輪切りにするミッションでは、みんなで力を合わせて木材をカットしていきます。慣れない手付きですが、みんな一生懸命です。

葉っぱの写真と木の名前を一致させるミッションです。事前に園内を回って説明を聞いていますので、みんな答えられるはずなんですが、苦戦しているお子さんもちらほらいらっしゃいました。

青チームと赤チームが力を合わせてクリアするミッションも。向かい合った丘の上に設置された鐘を両チームで同時に鳴らすのですが、赤チームの近くにハンターがいたため、なかなか近づけません。ようやく成功し、大きな拍手が起こりました!

ハンターに追われて、みんな必死に走り回ります。当日が初対面だった即席チームもありますが、協力していくうちにみな仲良くなり、一つの目標を達成する充実感が得られたようです。逃げ切った子も捕まった子も、爽やかな笑顔が印象的でした。
■第2回 サバイバルおにごっこ(※終了しました)
●日時:2020年9月13日(日曜日)10時~16時
●場所:奈良県立野外活動センター
●参加費:300円
●対象:小学校3年生~6年生を含む2人組・3人組
※「第3回 サバイバルおにごっこ」は、2020年11月22日(日曜日)に開催予定です。受付が始まりましたら、ホームページでお知らせします。
「奈良県立野外活動センター」ホームページ
■交通案内
「奈良県立野外活動センター」(奈良市都祁吐山町2040)は、近鉄「榛原駅」下車。奈良交通バス「針インター」行きで「吐山バス停」下車。坂をあがって徒歩約800mです。
お車の場合、名阪国道「福住インター」または「針インター」から南へ約7kmです。
(リポート・写真 / ナラプラスライター N)
(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 中路・林野
電話番号 0742-27-8325