キクの病害
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ウイルス病
被害の特徴と発生形態
症状は病原ウイルスや品種によって大きく異なり、ウイルス病(CVB、CMV、TAV)では、葉にモザイク症状、黄白色の斑入り、黄白色の輪点、株の生育不良などの症状を呈し、アブラムシによって伝搬する。えそ病(TSWV)はアザミウマによって伝搬、開花期に症状が出やすく、葉にえそ輪紋やえそ斑点を生じる。わい化病(ウイロイド)は、草丈が短くなり、葉は葉色が淡くなり小型化する。管理作業等で接触伝染する。

黒斑病
被害の特徴と発生形態
褐斑病と黒斑病は病徴が似ており、区別しにくい。下葉に小さな褐色の斑点を生じ、次第に拡大して円形~不正形の病斑となる。古い病斑上に黒い小斑点を生じることがある。下葉から枯れ上がり、多数の葉が枯死する。発病適温は28℃前後。
褐斑病
被害の特徴と発生形態
褐斑病と黒斑病は病徴が似ており、区別しにくい。下葉に小さな褐色の斑点を生じ、次第に拡大して円形~不正形の病斑となる。古い病斑上に黒い小斑点を生じることがある。下葉から枯れ上がり、多数の葉が枯死する。発病適温は28℃前後。

白さび病
被害の特徴と発生形態
葉では初め白色小斑点を生じ、黄色味を増しながら拡大する。葉裏には丘状に隆起した胞子堆を形成する。春から発生するが、発病の多いのは6月の梅雨期と9~10月の秋雨季である。病原菌の侵入から発病するまでの期間は10日前後である。発病適温は20℃前後で風雨により空気伝染する。


菌核病
被害の特徴と発生形態
被害部はアメ状となって白色の菌糸を生じ、茎の中に黒色のネズミ糞状の菌核をつくる。多犯性であり、土壌伝染および空気伝染する。発病適温は20℃前後である。

白絹病
被害の特徴と発生形態
地際の茎葉と根に発生し、水浸状に変色腐敗する。罹病部や地表部に光沢のある白い菌糸が豊富に生じ、のち、なたね状の菌核を多数つくる。植物体内の菌糸などで越冬し、伝染源となる。生育適温は15~23℃である。

灰色かび病
被害の特徴と発生形態
花、葉、茎に発生し、花でははじめ水浸状の赤褐色の斑点が生じ、のち病斑は全体に広がり、淡灰褐色の粉状のかびを生じる。罹病植物残渣や土壌中で長期間生存する。換気不良や多湿条件で発病を助長する。

軟腐病
被害の特徴と発生形態
地際の茎に発生し、導管部が変色腐敗する。土壌中、罹病植物の残渣で長期間生存する。高温・多雨で発生しやすい。


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